【(1)退色表現】 - 長い間日の光に晒されていると、その部分が他よりも早く色あせていきます。 日の光がより多く当たる部分や当たりやすい部分が退色しやすいので、主に広い面やエッジなどが退色しやすいです。
塗装では、エッジの部分を中心に「ドライブラシ」で表現してみました。 これはウェザリングの定番と呼ばれるもので、シンナー分の無い塗料を筆先にほんの少しだけつけて乾燥させ、エッジ部分を中心になすりつけて表現します。 ・・・文章にするとよく分かりませんね(笑) ポイントは、「筆目が出ないように塗る事」。 筆でグラデーション効果を出すのに苦労しました。 |
【(2)黒ずみ表現】 - 屋外で風雨に晒されていると、その汚れによって広い範囲で黒ずんできます。 古い建物の表面などを見てみるとよく分かります。
塗装では、広い面を中心に「ウォッシング」で表現しています。 方法としては、薄めの塗料を表面に塗った後で、シンナーを含ませたティッシュで軽く拭き取るというもの。 全部拭き取ると意味が無いので、少しだけ残しておくのがポイント。 また、同じやり方では面白くないので、薄めの塗料をティッシュに含ませ、それを表面にたたきつけるようにした部分もあります。 こうすると、斑(まだら)模様のような表現になるのでいいアクセントになります。 |
【(3)タレ表現】 - 雨水や油などが表面をつたって下に流れ落ちると、その軌跡が黒い線となって残ります。 主に奥まっている部分や凹部分から流れ出る事が多いです。 これも古い建物を見てみるととても参考になります。
塗装では、濃い目の塗料を面相筆で「流れ落ちるカンジ」で描き込み、シンナーを含ませたティッシュで軽く拭き取る方法で表現しました。 基本的には広い面を中心に行ない、「リアルさの追求」と言うよりも「広い面の『間』を持たせる」意味合いの方が大きいですね。 場所によって「汚れだまり」をつけるなどの変化を持たせると、よりそれらしくなります。 |
【(4)塗膜はがれ表現】 - 可動部分や金属部分など、擦れ合う個所は表面が傷つきやすく、塗装面が剥がれて下地が見える事があります。 ダンプカーやショベルカーなどの重機などによく見られます。
塗装では、これもウェザリングの定番である「ハゲチョロ塗装」で表現してみました。 方法は「(1)退色表現」と同じ「ドライブラシ」ですが、(1)とは逆に方向を決めてブラッシングしました。 これは金属の「鋳型」から成型品を抜く方向を意識しての表現です。 関節部分や武装に重点的に行ないました。 |