トリの心臓の解剖っていうとなんか仰々しい感じですが、まぁ、焼き鳥で言うハツですな。
歯ごたえがあって、私の好きな串の1つです。
今回は、トリの心臓を解剖して心臓の働きについて確認していきますよ~。
ちなみにトリは2心房2心室。哺乳類と同じなのもキモです。(トリのキモだけに!)
用意するもの
トリのハツ。
ハツだけ売ってる所もあるみたいですが、大抵はこんな感じでレバーと一緒になって売られています。
ブタやその他哺乳類の心臓ってなかなか手に入らないけど、
トリならスーパーで安価にお買い求めいただけます!
ってことで教材にも適しているわけですねぇ。
ちなみにこのレバーはDNA抽出実験に使うために購入。
実験には使わないトリの心臓で解剖の勉強です。
ここで簡単に血液の循環について簡単に確認しておきましょう!
全身を回ってきた血液は右心房→右心室→肺→左心房→左心室→全身ですよー
まずはレバーとくっついたハツを切り分けます。
これがハツ。
っていうか心臓。串に刺さった形のは目にしたことがある人が多いと思いますが、
この状態の心臓を意識してみる人の方が少ないかもね~。
まず初めに、調理の下ごしらえの合間にキッチンでも出来る簡単な解剖を紹介します。
左心室の壁の厚さに比べて右心室の壁の厚さの何と頼りないことよ!
3倍くらい違いますね。
左心室は全身に血液を送り出すために分厚い筋肉が必要ですが、
右心室は心臓のすぐ近くにある肺に血液を送り出すだけでいいので、
こんなに厚さが違うんですねぇ。
右心室は「室」って言うには窮屈な感じ。
ヒトの心臓の模式図だと右心室と左心室が同じような大きさで書かれていることが多いけど、
こんなに違うとは!って感じです。
では実験に戻りましょう。
トリのハツとか心臓で検索すると、実験よりも下ごしらえの仕方がたくさん出てくるのはアタリマエか。
トリハツの下ごしらえではこの辺りを切るってなってますが、
解剖の時はこの周りにある脂肪を丁寧に取り除いていきます。
すると!
白いチューブ状のものが露わに!
マカロニみたいに太いのが大動脈、ぺちゃんと頼りない感じのが肺動脈です。
大動脈って硬くて噛み切れなさそう。下ごしらえで取り除くのも納得です。
心臓を上から見て、上部にある筋肉の薄い膜でおおわれている辺りが右心房と左心房。
心房に水を入れて膨らませて見てみると
筋肉が網目状に張り巡らされた袋状の皮だってことが分かりました!
左心房の内側。肉の柱ができています。
後で出てきますが左心室の乳頭筋に似たような形状ですね。
血液が循環している時は、ここは大量の血液で満たされ、
心臓の鼓動に合わせて膨らんだりしぼんだりしているんだろうな~ってのが想像できます。
やっぱり実験してみないと分からないことが多いものですな。
心臓の右斜め下の伸びる血管は冠状動脈。
この右側が右心室になります。
この動脈に沿って切り開くと右心室が観察できます。
右心房と右心室の間には血液の逆流を防ぐ弁があります。
これは右房室弁です。
右心室からつまようじを入れると肺動脈につながっているのが分かりますね。
右心室から肺動脈につながるところには、膜性の半月弁(肺動脈弁)が3枚あり、
血液の逆流を防いでいます。(2枚しか見えてないけど)
次は左心室側を切り開いてみましょう。
左心房から左心室の間にある膜が左心房弁。
ここから爪楊枝を入れると大動脈から出てきます。
この肉の柱は乳頭筋。
乳頭筋と弁は腱でつながっています。
血液が心室に流れるとき、乳頭筋が収縮して腱は下に引かれ、弁が開きます。
次に心室が収縮して血液を大動脈へと送る時は、
乳頭筋が弛緩し弁が閉じて血液の逆流を防いでいるのです。
さらに大動脈の出口には肺動脈と同じように膜性の大動脈弁が3枚あって逆流を防いでいます。
↑大動脈側から見た大動脈弁。
左心室は心臓の先までスペースがあるし、厚い壁を持っていて、心臓のほとんどが左心室って感じ。
こうやって見ると、右心室なんておまけみたいなもんだなぁ~。(でも大事!)
と、これで参考となる資料を見ながら実施した実験は、おおむね終了。
で
す
が
こうやって文章にまとめていて、気になりました。
あれ、大静脈と肺静脈は???
トリの心臓の解剖について紹介している物をいくつか確認しましたが、
大静脈と肺静脈の確認について紹介されているのが無いんです!探し方が悪いのかもしれないけど。
まぁ、このまま分かったことだけをまとめて、お茶を濁そうかな~と思っていたのですが
トリの心臓の静脈の確認実験をする夢を見ました!!
夢に見るほどトリの大静脈、肺静脈が気になるなんて、
自分でも相当、実験オタクだな~って思いましたが、こうなったらやるしかない!
ってことで続きます。