排膿散及湯のニキビへの効果と副作用、飲み方について!
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)は皮膚の腫れもの、発赤などの症状を改善させる漢方薬です。その他にもむくみ、冷え性、便秘、歯肉炎など効果が幅広いとされます。
漢方や東洋医学を専門とする皮膚科でも処方されることがあります。わずかですが薬局でも市販されており、値段はツムラの排膿散及湯で42包(2週間分)で3200円ほどで売られております。
そしてこの排膿散及湯はニキビに対しても効果的です。特に皮膚科では炎症の激しいニキビに処方されます。
ここでは排膿散及湯のニキビへの効果と副作用、飲み方についてお伝えしたいと思います。
排膿散及湯のニキビへの効果
排膿散及湯には桔梗(キキョウ)、枳実(キジツ)、芍薬(シャクヤク)、大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ)の6種類の生薬が配合されています。
それぞれの生薬がニキビに対して効いていくので、解説したいと思います。
①桔梗(キキョウ)
排膿散及湯の最大の特徴は桔梗という生薬です。桔梗には排膿作用を持っています。
排膿作用によって腫れたニキビやしこりニキビなどがどんどん小さくなっていきます。また白ニキビの元である皮脂も溜まりにくくなりニキビを予防します。
また排膿散及湯以外では十味敗毒湯などにも桔梗が含まれています。
②枳実(キジツ)
そして枳実は胃腸の働きを向上させることによって、消化不良や便秘に対して効き目のある生薬です。
胃腸と肌は関係があり、胃腸が乱れていると、そのサインとして口周りや顎周りのニキビができてしまいます。ですが排膿散及湯によってそれらのニキビに対しても効果があります。
③芍薬(シャクヤク)
芍薬というのは血行を促進させる働きがあり、女性に多いお血の塊を解消して、生理症状を改善させる働きを持っています。
そして芍薬は肌のターンオーバーを促す作用もあります。これによりニキビ跡を改善させる働きも持っています。
排膿散及湯以外には当帰芍薬散という漢方薬も芍薬を配合しています。
④大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ)
大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ)には滋養強壮作用があり、体を温める作用があります。特に生姜は冷え性を改善する食べ物として有名ですね。
体を温めることによって内臓機能を向上させることによって、血行が改善され肌荒れなどの症状に効いていきます。
さらに甘草は消炎作用があるため、赤ニキビやニキビ跡の赤みを改善させる働きを持っています。
以上の7つの生薬が含まれることで排膿散及湯はニキビに対して効果的となっています。ほとんどすべてのニキビに効果があると言えます。
排膿散及湯の効き目について
排膿散及湯を服用することでどれくらいでニキビに効くのかというと
・小さいニキビ、白ニキビなどであれば服用から1週間ほどで効いていきます。
・しこりニキビ、大きいニキビに対しては1~2週間ほどで改善されていきます。
・ニキビ跡の赤みに対しては2~3週間服用することで効いていきます。
・胃腸に対しては2週間ほどで効いていきます。それに伴いニキビや肌荒れも改善されていきます。
・ニキビ跡の場合には1か月ほどで改善されていきます。
以上のように排膿散及湯はニキビに効いていきます。ただし飲み薬なので時間は塗り薬よりもかかってしまいます。
ただし塗り薬と併用することで、さらに早く治すことができるとされます。
排膿散及湯の副作用について
排膿散及湯は生薬しか含まれませんので、安全性は高いとされます。しかしですが、稀に胃のむかつき、食欲不振、吐き気、胃もたれなどの症状が起きてしまいます。
もし副作用が起きたら、数日は服用し続け、それでも起きる場合には服用は控えましょう。また生薬が体に合わないと皮膚の発疹、発赤、刺激感などが生じてしまいます。
皮膚系の副作用が起きた場合には服用を控えるようにしましょう。ただし安全性が高いので、そこまで副作用の心配は必要ないでしょう。
排膿散及湯の飲み方について
排膿散及湯でニキビを治す場合ですが、市販のものであればツムラを選びましょう。
①1日3回(1回1包)食前にコップ1杯(200ml)の水を服用するようにします。
②水をしっかりと飲まないと胃が荒れてしまうので多めに飲みましょう。
③基本的に1か月は最低でも飲むようにします。
④1か月以上服用しても効果がない場合、副作用がひどい場合には使用を中止するようにしましょう。
以上のように排膿散及湯は服用していきます。塗り薬を併用しても構いません。
特に腫れたニキビやしこりニキビに対しては非常に効くので是非試してみてください。その他にも生理症状や血行不良などの改善にもつながるためおすすめと言えます。
ただし漢方薬は体質によって効くかどうかが変わってきますので、自分で購入するのではなく、できれば病院を受診して処方してもらうようにしましょう。
ということで排膿散及湯とニキビについてでした