ハーブにまつわる伝説や効能、料理法など、日常の活用法など |
マリーゴールド
| 公園の花壇や家庭でよく植えられているのは園芸用の品種で、ハーブティーや薬用は、それよりもひとまわり花の大きな品種のポットマリーゴールドです。 マリーゴールドは、ローマ人がいつも毎月の初めに、花が咲いているのを見て“カレンデュラ”(カレンダー)という名をつけ、日本ではキンセンカの名でよく知られています。 日の出とともに花を開き、太陽を追いかけながら夕刻に花を閉じる習性があり、シェークスピアは『冬物語』の中に「日暮れとともにベッドにつき、朝日とともに泣きながら起きる花」と記され、花言葉も「悲嘆」で、明るい花のイメージとは、かけはなれていますね。 英国スチュアート王朝の国王チャールズ1世は、強制課税や、スコットランドに国教を強制したりと、かなり厳しい国政を行ったために、国民の不満がつのりクーデターとなり「暴君、公敵」として公衆の面前で処刑されました。 その国王が幽閉中に「マリーゴールドは、太陽を見ている。わが臣民が朕を見ているより熱心に」と嘆いて、処刑場へ向ったという逸話があり、「悲嘆」という花言葉に結びついたのかもしれませんね。 でも、別な花言葉は「生きる」でドイツに伝わる伝説では、燦々と輝く太陽に恋をした乙女カルタは、毎日陽が昇ってから沈むまでじっと太陽を見上げていました。 日一日と太陽への想いがつのったカルタは朝一番に姿を現わす太陽に、あいさつをしたいと願い、夜から日の出を待ってずっと空を見上げたままでいるようになりました。 やがて、そんなにも愛した太陽の光に彼女は吸収されて、姿を消してしまいました。そしていつも彼女が太陽を見上げて座っていた場所からマリーゴールドの花が咲いたそうです。 またインドやパキスタンなどイスラム教の国では、神にお供えする花として、ヒンズー教の寺院でも祭壇に飾る花として、親しまれています。 |
効能
| 発汗作用があるので、風邪をひいて熱のあるときにハーブティーにして飲むと体を楽にしてくれます。またフラボノイドの働きで口臭予防にも役立ち、消化器系の不調や消化を促進してくれます。 そしてマリーゴールドといえば、古くから浸出液(ハーブティー)や、乾燥させた花びらをオイルに浸出させたインフューズドオイル(浸出油)が、カロチンやステロールという成分を含み、傷ついた皮膚や粘膜を修復して保護する働きがあるので、しもやけ、あかぎれ、ひび、湿疹などの皮膚のトラブルによく用いられてきました。クリーム状にしたものは、乾燥した肌に塗ったり、授乳中の乳首の痛みにも塗るとよいでしょう。
※既製品のカレンデュラオイルも、売られています。 | ||||||||||||||||||||
料理
マリーゴールドに含まれるカロチンやカロチノイドなどの黄色い色素は着色料としてヨーロッパでは古くから料理やお菓子の色づけに利用されチーズの色づけにも使われてきました。高価なサフランに比べて手軽に手に入るため、ちょっと失礼かと思うのですが・貧乏人のサフラン・という呼び名もあるぐらいです。花びらをパンやケーキに焼き込んだり、ローストチキンを作るときにチキンに擦り込んで焼き、いつもと違う花の風味を楽しむのは、いかがでしょうか。また乳製品ととても相性がいいので、花びらを紙パックに入れ牛乳に入れて煮立てたもので、クリームやプリンを作ってみるのもステキです。もっと手軽には、生の花をサラダに散らして色を楽しむのはいかかですか。
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美容
| 肌あれや、肌や唇のかさつきに、おすすめです。前述のインフューズドオイルを、かさついた部分に擦り込んだり、浸出液(ハーブティー)を洗面器に入れスチームを顔に当てて、素肌のトリートメントをすると肌も心も温かくうるおいます。またニキビあとの気になる方は、マリーゴールドのエキスの入ったパウダー、ローション、クリームなどをお使いになると徐々に目立たなくなってゆくことでしょう。 |
商品ご紹介 | |
極楽糖 | 1袋(1kg) 900円(税抜) |