2017年NBAファイナル。
試合を重ねるにつれ新たな記録が生み出されている。
ウォリアーズは現在のNBAのレコードブックをどんどん時代遅れにしてしまっているようだ。彼らがコートに姿を現わすたびに、スタッツ記録の担当者は編集に追われていることだろう。今週のファイナルゲーム2でもいくつかの記録が更新された。ウォリアーズはプレイオフから14連勝という、史上初の記録を樹立した。
その連勝を支えているのは、ゲーム2で記録された1試合で18本の3ポイント成功という記録だろう。ちなみにこれまでの記録は昨年のウォリアーズの記録17本だ。
ステフィン・カリーは、ゲーム2で32得点、11アシスト、10リバウンドでトリプルダブルを記録している。クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズも、29得点、14アシスト、11リバウンドでトリプルダブルを記録。プレイオフで両チームからトリプルダブルを記録するプレーヤーがいるのは、過去47年間で初めてのことだ。
1970年NBAイースタンカンファレンス決勝でトリプルダブルを記録した、ミルウォーキー・バックスのカリーム・アブドゥル=ジャバー(ルー・アルシンダー)(左)、そしてニューヨーク・ニックスのウォルト・フレイジャー(右)
ウォリアーズが18本という大量の3ポイントを成功させる一方で、キャバリアーズは29本中わずか8本のみにとどまっている。
スティーブ・カーヘッドコーチ「(今夜の)3ポイントに対するディフェンスには満足しているよ。重要なポイントだったからね。」
今回のゲームではトリスタン・トンプソンもウォリアーズの標的となったようだ。今シーズン平均9.2リバウンドで全プレーヤー中15位を記録しているが、ファイナルでは2試合合わせて8回のみのリバウンドにとどまっている。
すでに2勝を挙げていることもあり、今後の試合でさらなる3ポイントを狙ってくる可能性もある。今回の試合で記録された3ポイント成功数が、さらに更新されたとしても不思議ではない。そうなれば、対戦相手にとってさらに難しい相手になることは間違いない。
ケビン・デュラント「ハードだけではなく、スマートなプレーができるかどうか」
これまでファイナルゲーム1、ゲーム2で見せた30得点を超える痛烈なパフォーマンスにもかかわらず、ケビン・デュラントは、ウォリアーズがまだ潜在能力をフルに発揮していないと考えているようだ。
ゲーム1では、ウォリアーズはその強力なディフェンス力を発揮し、キャブズはターンオーバーを量産してしまう。その一方で、ウォリアーズはプレイオフレコードとなる4つのターンオーバー数に抑えた。
ゲーム2では卓越したアウトサイドシュートを披露。18本もの3ポイントを42パーセントの確率で沈めた。ターンオーバー数は20回を記録してしまったが、それども19点ものポイント差で勝利を収めた。
「ただ目の前にあることに取り組んでいるだけさ。」ケビン・デュラントは試合後のインタビューでそう答えた。「常に、すべてのポゼッションをハードにそしてスマートにプレーしようとしているんだ。だがハードにプレイできていたとしても、それが賢い選択、つまりスマートかどうか? それは時々疑問に思うことさ」
その素晴らしいオフェンスプレーに加え、デュラントはディフェンス面でも高く評価されている。
スティーブ・カーヘッドコーチ「デュラントのディフェンスレベルは現実離れしているね。今回の試合でも大きなカギとなったんじゃないかな。」「彼の信じられないディフェンスを我々は必要としている。ドレイモンド・グリーンがファウルトラブルに悩まされている時には特にね。」
ケビン・デュラントはこの日33得点、13リバウンド、6アシスト、3スティール、5ブロック。ウォリアーズが求めていた、攻守に長けるスーパースターとしてゲームを支配した。
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