キミは伝説のクソブロガー、ニキビを知っているか?

 最近、瞬間湯沸かし器なるものを購入した。まあ、電気ケトルというやつです。売れ筋ナンバー1のいたって普通のやつ。量販店で4000円弱。ネット通販はしない派です。ここのところ、めっきり寒くなって、少しだけお湯が欲しい時とかめっちゃ重宝する。
 で、瞬間湯沸かし器で思い出したけど、かつて、ダメ系モンスターブロガーで、ハンドルネームがニキビというやつがおった。そのニキビと底男というやつがブログ上でケンカして、お互いの言動によって、すぐさま頭に血がのぼる様子から、どちらも瞬間湯沸かし器とののしりあっていた。まあ、傍目からみるとプロレスです。
 で、どちらもリアル社会ではただの底辺のおっさんにもかかわらず、ものすごく人気のあった。それで、ニキビの方は、もうホントダメさの次元が違うというか、パチンコで借金まみれとか、そういうんじゃなくて、単純に能力が低い。まあ、人のこと言えんが・・・。それに、ブログ内容も、文章としょうもない絵だけ。東京生まれの東京育ちの東京在住にもかかわらず、なぞの関西弁を駆使し、あと、ニキビ語と呼べるような独特な言葉。
いくつかあげると、
 
おえ→俺、自分のこと
 
フックン ミー→放送禁止用語を布川敏和でマイルドにしたもの
 
いさなみすやお→おやすみなさいを後ろから読んだもの
 
にぎにぎさん→オナニー
 
ほっこり→ほっこり
 
タハーw→タハーw
 
そんな、謎のニキビ語を駆使しつつ、日記を書いているだけ、ホントそれだけにもかかわらず、ものすごく面白くて人気があった。ある種の才能。書く日記の内容も、冷静に見ればいたって普通。松屋でうまトマハンバーグ定食を食べに行くだけの日記がものすごく面白い。バイト先でいじめられて自転車のサドルだけ盗まれた、って話がものすごく面白い。運動不足解消のために、家の中でシャドーボクシングを始めた、ってだけの日記がものすごく面白い。例えばこんな風に・・・、
 
 
「ここのところ運動不足やからね
 
運動不足解消のために電気にぶらさがっている、お紐さんでシャドーボクシングを始めたんよ
 
えいっ、えいっ、てねwwwww
 
おしりフリッ、フリッってねwwwww
 
どんだけ、おえはかわいいんやろかねwwww
 
タハーwwwwwww
 
やめてけれwwww
 
オラをわらかすのはやめてけれwwwwwwww」
 
 
と、こんな風に。おそらく私の文章力がたらないため、イマイチに思う人も多いかもしれないが、これをリアルタイムで見ててものすごく面白かった。ほっこりという言葉がマスコミにパクられてるとか言ってて、当時は何言ってんだこいつ、と思ったが、やつがほっこりという言葉を使いだしてから、いたるところで使われる頻度が、確かに増した気がしないでもない。実は私もそんな言葉がいくつかあるが、絶対、気のせいだと言われるので言わないが・・・。
 いまやつは何をしているのか・・・?そんなやつが書いていた日記の残骸は残っている。
さよならニキビちゃん
突如、日記を書くのをやめてから、はや数年。自殺してなければ今頃40歳くらいか。案外、今もなお変わらず、親のお金で一人暮らしをしてて、親のお金で風俗通いをしているような気もする。
 
 まあ、言いたいのは、世間にどんなにうとまれている中年ニートのおっさんでも、ネットではアイドルになれるかもしれない。というか、どんな人間にもなんらかの才能があるということ。それが花開くのは、ネットに限らず、環境を見つけられるかということ。スマップの名曲に世界にひとつだけの花という歌がある。ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワンというあの歌。世の頭の固い人は、ナンバーワンとは、オンリーワンの中のナンバーワンだという人もいる。確かに、ナンバーワンを目指すこともとても大切なこと。でも、誰も目指さなかった分野で花開いて、オンリーワンになる人もたくさんいる。
 今や当たり前となったスマートフォン。スティーブジョブズが存命の頃、最初に出したアイフォンは、さんざん売れないと言われていた。日本でも、ガラケーが進化していて、ガラケー機能が付いてないアイフォンは絶対売れないと有名な著名人らが口をそろえていた。だが、ふたを開けて見ればアイフォンは世界中で大ヒット。もちろん日本でも。それに続きスマートフォン市場が開拓された。今や、日本で売れているスマートフォンの4台に3台はアイフォンだという。発売当初、アイフォンは間違いなくオンリーワンの存在だった。もちろん、今ではナンバーワンだ。おそらく、アイフォンの発売当初、売れないとあざ笑っていた者たちは、オンリーワンなんて意味はないと言っていた者たちではないだろうか?
 既存の枠にとらわれて、新しい才能をつぶすことはとてもおろかなこと。ただ、輝ける場所を見つけるのはとてもむずかしいことなのだけれども・・・。
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