2016年度情報 依田さんの五郎兵衛米(信州コシヒカリ)

(生産者の依田さんより。2016/10/03)

食味値92点がでました!!
今年の秋は天候不順でなかなか収穫はすすみませんが、それまでの天候に恵まれ、今年のお米はたいへん美味しくできました
先日、大阪のお米屋さんで食味を測ってもらいました。
なんと92点が出ました。めったに出ない食味です!!
2016/10/15、長野朝日放送で紹介されます。
10/15に長野朝日放送で五郎兵衛米が紹介され、その生産者として(依田さんが)出演します!!
※写真は撮影の様子です。

長野県佐久市、旧浅科村。
小さな村の僅か400haの田んぼで「魚沼産コシヒカリを凌ぐ」とも言われる、美味しいお米が作られている。

ここ佐久市の平均寿命は日本でもトップレベル。男性の寿命は日本一。それはある研究によると水がいいからだとか・・。清流は、蓼科山より五郎兵衛用水を経て流れくる。この清流が人も自然もお米も育くんでいるのだ。

蓼科山より清流を運ぶ五郎兵衛用水は江戸時代、市川五朗兵衛という人物が、私財を投じて苦労のすえ作った。そうして開鑿に着手し、以来ここで取れるお米を五郎兵衛米と呼ぶようになったという。

五郎兵衛米は、「魚沼産コシヒカリを凌ぐ」とも言われ、多くの高級料亭で使われている。また、TV番組のニュースキャスターが、試食して「日本一うまい」と唸った逸話があり、いちやく全国的に知られることに。

しかし、旧浅科村は長野県内でも小さな村。
僅か400haの栽培面積しかない上、米の生産量も少なく、滅多に市場に流通しないため、五郎兵衛米はまさに幻の米と言われているのだ。

旧浅科村全景。
9月初旬の稲。

そんな貴重なお米を分けていただくのは、信州佐久オーガニック研究会の依田隆徳(よだたかのり)さんから。

依田さんは、長野県北佐久郡浅科村(現佐久市)生まれの43歳。(2008年現在)20代の頃には渡豪し放浪したり、都内でのサラリーマン生活も経験した。その後、故郷である長野に戻り、(有)長野創造社を創業。2002年40代を前にし、考えることがあって稲作を始め、二足のわらじを履くスタイルとなったという。

彼のお米作りは、自然の力を信じ謙虚な気持ちで向き合うことから。
五郎兵衛米が作られる旧浅科村は、標高700m、蓼科からの清流、そして粘土質の土壌、日本有数の晴天率と昼夜の寒暖の激しい気候など、とても恵まれた環境。
また、その土壌は瓦が焼けるほどの強粘土質、かつては瓦の産地でもあったという。田んぼが重粘土質のため、肥料が流れにくく、たくさんの栄養が稲に行き届き、おいしい米ができるのだ。

そんな自然に感謝しつつ、就農当時から現代の化学肥料と農薬を多用する農業に疑問を抱き、環境にやさしく持続可能な農業を目指ざす

また、この地域で稲作をしている高齢者からの頼まれごとはなんでも引き受け、若手として少しでも地域に貢献することにも努める。この地域でも農家の高齢化が進み田んぼを委託する人が増え、初年度は1haの栽培面積であったが、昨年の栽培面積は5haにも。

その一方、将来の担い手を育てるため、地域の新規就農者に積極的に稲作に参加してもらう取り組みや、農業者でなくても興味がある人には稲作を体験してもらい、農業を身近に感じてもらうことにも力を注いでいる。

先人達が苦労を重ね守り続けてきた田んぼだからこそ、未来へ守り伝えたいと願う。

若手として、地域の稲作をしている高齢者からの頼まれごとはなんでも引き受ける。
いなごの遊ぶ依田さんの田んぼ。
  • 依田さんのお米作りのこだわり

  • ・田んぼを年4回耕す。田んぼを耕すことにより土中に酸素を供給し、土に負担の掛けない土作りを目指す。有機肥料であっても過剰な投与をしない。
  • ・緻密な施肥設計を行い、窒素過剰な作物にしない。
  • ・疎植することにより風通しをよくし、光合成を促進し稲の生育を自然の力にまかせる。
  • ・農薬を極限まで減らし安全な米を栽培する。(4成分を使用。通常は20成分)
  • ・稲刈まで畦草を5回以上刈る。防虫効果があると共に、日本の原風景である景観を大切にする。
  • ・追肥は出穂の18日前と定め、それ以降、収量を増やす為に行なわない。
  • ・米の収量はその年の天候に左右されるのでこだわらない。むしろどんな天候でも安定した品質と食味を目指す。食味検査では88点以上獲得。

五郎兵衛米、人気の理由は、粘りの強さと米の甘み

一粒一粒がしっかりとして粘りがあり、噛むほどに口の中に甘みが広がる。冷めても美味しいから、お弁当やおにぎりにしても喜ばれる。

「どんなに賞賛されてもおごり高ぶることなく、常に謙虚な気持ちで自然と向き合うこと。」

「秋に米が収穫できるのも99%以上自分の力ではないことを肝に銘じ、自然に対し、そしてお手伝い頂く方々、そしてお客様に対して感謝することを忘れないこと。」

を信条に、真摯にお米作りに取り組む依田さんのお米。
希少にして、美味随一。この機会にぜひ、ご賞味いただきたい。

実りの秋。自然、仲間、お客様すべてに感謝。
粘りと甘みが特徴の五郎兵衛米。美味しいごはんがあると、不思議と幸せな気分に。

2008.4