進行性胃がん4型(スキルス)、転移性肝がん、末期ステージ4、余命半年。私は抗がん剤で治療することを選択しました。入院をし、主治医が最初に選んだ抗がん剤は、
- TS-1(ティーエスワン)
- ランダ(シスプラチン、ブリプラチン)
これは、そのとき私が感じた体の変化・副作用などをまとめた記録です。
- 私が経験した抗がん剤TS-1とランダの副作用
- 抗がん剤TS-1とランダの効果
- 主治医がTS-1とランダを選んだ理由
- 私がTS-1とランダを中止した理由
抗がん剤の副作用と効果
TS-1を3週間服用し、2週間のインターバル。ランダは3週目に投与。これを1クールとする予定で、抗がん剤の治療がはじまりました。
TS-1(ティーエスワン)の副作用
抗がん剤「TS-1」(ティーエスワン)の小冊子に書かれてあった副作用で、私に現れたのは赤文字の副作用でした。
- 検査でわかる副作用
- 白血球の減少
- ヘモグロビンの減少
- 血小板の減少
- 自分でわかる副作用
- 食欲不振
- 吐き気
- 下痢
- 口内炎
- 色素沈着
- 発疹
- その他の副作用
- 手足のしびれ
- 嗅覚の異常
- 胸の痛み、動悸
- 黄疸
- 筋肉・関節の痛み
TS-1は毎日服用する抗がん剤で、副作用はじわじわと現れてきます。最初に感じたのは嗅覚の異常。とにかく水が臭くて飲めなくなり、スポーツドリンクを飲んでいました。
少しずつ食欲がなくなっていき、鼻血が出はじめ、爪と手の甲が黒くなり、腰がしびれて感覚がなくなり、首・わき腹・太ももに発疹(かゆくない)が広がっていきました。
ランダ(シスプラチン、ブリプラチン)の副作用
抗がん剤「ランダ」(シスプラチン、ブリプラチン)の小冊子に書かれてあった副作用で、私に現れたのは赤文字の副作用でした。
- アレルギー反応(投与後すぐ)
- 息苦しい
- 顔がほてる
- 胸が痛い
- 汗が出る
- 心臓がドキドキする
- 発疹が出る
- 主な副作用(数時間~数日)
- 吐き気
- 嘔吐
- 手足のしびれ
- 貧血
- 食欲不振
- 倦怠感
- 脱毛
- その他の副作用
- 下痢
- 便秘
- 口内炎
- 出血
主治医から「ちょっと副作用が強いかもしれへんよ」と聞いていたけど、これほどとは…。数時後にガツンときたダルさ・倦怠感。さらに1週間ほど「んんー…」と唸ることしかできず、吐き気で点滴とエレンタール(成分栄養剤)だけで生きていました。
呼吸が苦しくなる鼻血もツラかったです。私の場合は鼻血の量と下痢が比例していて、出血で鼻がガビガビになるほど下痢もヒドかったです。その下痢の記録は、こちら↓をご覧ください。
抗がん剤の効果
TS-1+ランダの治療は、結局ひどい下痢のため1クールで中止にしました。そのため、前後で効果を比較できるCT画像はありません。
ただ、パンパンだったお腹が楽に(がんが小さく)なっていくのが自分でもわかったし、主治医・看護師も触診等で確認しています。もし、万が一打つ手がなくなったとき、この抗がん剤を切り札で使うことにしています。
- 効果あり、副作用小さい
- 効果あり、副作用大きい
- 効果なし、副作用小さい
- 効果なし、副作用大きい
私にとって「TS-1+ランダ」の治療は、効果はあったけど、副作用も大きかった抗がん剤でした。
抗がん剤の治療、補足
主治医がTS-1とランダを選んだ理由
主治医は、長年の経験から私に効果のある抗がん剤を2パターンに絞っていて、その第一候補が「TS-1+ランダ」でした。
2016年4月
私の場合、スキルス胃がんと並んで転移性肝がんのダメージも大きく、機能を失いかけていました。ランダが選ばれたのは、次の2つが主な理由です。
- 腎臓が機能している
- 入院できる
ランダは一番効果の期待できる抗がん剤でしたが、腎臓への負担が大きく、ランダの前後にソルラクト輸液(水分補給)など計3リットル以上の点滴が必要です。そのため、点滴が終わるのに10時間以上かかり、外来(通院)での治療が大変な抗がん剤です。
結果的に中止になりましたが、いろいろ副作用など確認ができてムダではなかったと思っています。
私がTS-1とランダを中止した理由
私は「食事ができない」「栄養になっていない」と感じたら、その治療は基本的に中止すると決めています。
- 口内炎
- 嘔吐
- 下痢
- 便秘
中止するのは、症状がひどくて主治医に相談しても解決が難しいと判断したときです。「TS-1+ランダ」の場合は、下痢を理由に中止しました。
私が大切にしているのは、がんの治療方法は自分の意志で決めるということ。治療方法など主治医の説明はしっかり聞いて、納得して決める(その後、一任します)。拒否する場合も今後どうするのか自分で決める。これは信念として通したいと思っています。
考えたこと、やったこと【まとめ】
- 納得できるまで主治医の説明を聞く。
- がんの治療方法は、自分で決める。