日本は順調に高齢化社会への道を進んでいます。それに伴って健康面でフォーカスされるキーワードも色々増えてきましたが、何故かカタカナ語で分かりにくいものが多いです。
今回はその中でもダイエットや筋トレに関係するメタボとロコモとサルコペニアについてまとめてみたいと思います。
メタボとは?
生活習慣病予備軍の指標として一躍有名になった言葉がメタボ。正式にはメタボリックシンドロームと呼ばれ、日本語に直訳すると「代謝症候群」なのですが、これでは意味が良くわかりませんね。なので厚生労働省のサイトをみると「内臓脂肪症候群」という名称で呼ばれています。
乱暴に言えば、「内臓脂肪をたくさん蓄えている人」がメタボな人ということになりますね。
糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病になるリスクは色々な要因が関係し人種によっても異なります。日本人の場合は内臓脂肪の蓄積による肥満がベースにあることが多いということから、健康作りの指標として使われるようになりました。
内臓脂肪は内臓のまわりにつく脂肪ですからお腹のサイズにダイレクトに影響を及ぼします。だからメタボの基準の1つに腹囲が設定されているわけですね。
まぁ、身長を無視して男性90cm、女性80cmって決めているのはかなり乱暴だと思いますが、それ以外の基準は血液検査が必要で面倒ですから、ざっくり評価する基準としてはありなのかもしれません。それにしても身長をつかった簡易的な計算式を作ることはできなかったのかな?と思いますが・・・
メタボになる原因は食事と運動不足です。特に食事では炭水化物の摂取量がキーになります。
ロコモとは?
介護の問題が大きくなっている現在では、メタボよりもこちらの方がより深刻かもしれません。ロコモとはロコモティブシンドロームの略で直訳すると「運動力症候群」という感じになります。提唱した日本整形外科学会では「運動器症候群」と呼んでいます。
運動器というのは筋肉や神経、関節、骨など体を動かすための組織のことを指し、これらが衰えて動けなくなる、つまり要介護のになる可能性が高い状態のことを指します。
原因はとてもシンプルで運動不足です。日頃から体をしっかり動かして鍛えておけばロコモになることはまずありません。
サルコペニアとは
サルコペニアというのは「加齢性筋萎縮症」と呼ばれ、もともとの定義は歳をとるにつれて筋肉が衰えていくことです。
ただし、現在では筋肉だけでなく、身体機能の衰え全体を含めてサルコペニアという場合もあるようです。ここでは筋肉の衰えという点にだけ注目していきましょう。
サルコペニア=筋肉の衰えは、理由は分かりませんが下半身の筋肉や腹筋・背筋といった姿勢維持・移動に関係する筋肉で進行が早いことが分かっています。
入院などで2〜4週間寝たきりになると、しばらくは立つのもしんどくなるという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?このように刺激が入らないと姿勢維持の筋肉や下半身の筋肉はすぐに衰えてくるものなので、それと関係するのかもしれませんね。
一般的には筋肉は30代から減少し始め80歳になると20歳の約半分にまで細くなると言われています。こういった数字はどういう生活習慣の人を対象にしたのかわからないのでそのまま鵜呑みにすることは危険ですが、特に鍛える事もなく日常的な生活をしていれば結構な割合で筋肉は落ちていくことだけは確かです。
これだけ読むとちょっと絶望的な気分になるかもしれませんが、筋トレをすることで筋肉が減っていくスピードをかなり遅くすることが可能なことも分かっています。やっぱり運動、それも筋トレなんですね。
メタボとロコモとサルコペニアの関係
メタボとロコモとサルコペニア。高齢化社会に向けて生涯現役で動けるようになるためには、この3つのカタカナ語のレッテルが貼られないようにすることがとても大切になってきます。何故かというと、次のような関係にあるからです。
メタボ(=運動不足)
↓
サルコペニアの進行
↓
ロコモ
↓
要介護生活
要介護の生活を避けるためには、まずメタボにならないように気をつける必要があります。ただ、メタボにならないために食事だけに気を遣うのはNG。運動も併せてやらなければなりません。そうしないとメタボにはならなかったと喜ぶのも束の間、60代、70代になって体が思うように動けなくなる可能性が高くなります。
歳をとってからも楽しい人生を送りたいなら、今すぐにでも運動を始めましょう。運動を始めるのに早すぎると言うことはありません。10分ぐらいからの運動でも健康に効果があることは分かっていますから、とにかくまずは動きましょう!
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