えっと…はじめに、お断りしておきたいのですが。
ちょっと(?)、毒吐きます。ですので、吉木伸子先生の考え方を支持されている方やあまりマイナスなことは聞きたくないな、という方は申し訳ありませんが、ここから先は読まないでください。


あんまりマイナスのことって言いたくないですし(批判するということは、それに伴う責任も大きいですし)この記事もUPするか否か、ずっと迷っていたんですけど…でもやっぱり、書籍を購入した一読者として言いたいことはいってもいいのかな?という気がしたので。



〔注:2013年5月に写真を差し替えました〕
吉木伸子|本当に正しい大人のスキンケア
1,365円(税込)
初版 : 2008年12月8日
発行 : 主婦と生活社

〔もくじ〕
第1章 素肌をみがく基本のスキンケア
第2章 美肌をみがく日常生活・10の習慣
第3章 気になる肌トラブルケア&予防テク
第4章 肌トラブル最新治療のすべて



この本は、大きく4章にわかれていて
第1章では、吉木先生独自のスキンケア理論に基づく具体的な手法を
第2章では、食生活・生活習慣など美肌につながる日常生活について
第3章では、ニキビやシミ・シワなどの悩みについて具体的な解決策を
第4章では、美容皮膚科における最新の治療方法や使用する医療機器の種類美容皮膚科との付き合い方などを、それぞれ丁寧に説いた内容となっています。


吉木伸子先生は美容皮膚科医なので、皮膚に関する基礎的な知識や第4章の美容皮膚科の治療などの内容はとても参考になりました。が…特に第1章のスキンケア理論については、首をかしげたくなるような内容ばかり。具体的に気になったのはこんな項目。


◇ オイル・ジェルクレンジングはNG。肌に負担の少ないクリームタイプを。
◇ クレンジングは60秒以内ですませる。
◇ ポイントメイクリムーバーもNG。オリーブオイルを代用して。
◇ 洗顔は固形石鹸が◎。1度洗いで残った皮脂は部分的な2度洗いを。
◇ 基本的に、化粧水+美容液のみで保湿はOK。
◇ 日焼け止めはノンケミカルがおすすめ。
◇ 季節を問わず、外出2時間程度なら日焼け止めは塗らないほうがベスト。ルースパウダーだけでもUVカット効果はあるのでTPOに合わせて選択を。


肌断食した経験から、シンプルなスキンケアが肌によいことは実感できているんですが…この手法に合った良質なコスメをきちんとセレクトできればいいのですが、かなり高品質なものを厳選しないと化粧水+美容液のみで美肌を目指すのは難しいのではないでしょうか。


特に、クレンジングの時間を短縮するというのは実際に自分でやってみて効果を実感しているのですが…「60秒以内にメイクとしっかり馴染んで汚れを落とすクレンジングクリーム」となると、相当クオリティの高い逸品でなければ、毛穴に汚れが詰まって大変なことになりそう。


ルースパウダーのみで紫外線カットOKというのも、無理があるように思えます。理論上は問題ないのでしょうけれど、暑い日は汗で直ぐに流れてしまいそうですし、正直言ってそんな無防備な状態で2時間も外で過ごす勇気はとてもありません。


日焼け止めに関しても…紫外線吸収剤が肌に合わないわたしから見ると紫外線吸収剤を含む日焼け止めのほうが、よっぽど高機能なものが多いのに。崩れにくく、白浮きせず、肌への圧迫感や皮膜感もなく、その上高SPF値…そんな優秀な日焼け止めは世の中にたくさんありますが、その70%くらいは、紫外線吸収剤の恩恵によるところが大きいのでは。それをノンケミカル(紫外線吸収剤を含まない)処方で選ぶとすると、極端に選択肢が減ってしまうのが現状なのです。


わたしのようにどうしても肌に合わないなら仕方ありませんが、どちらも使用できる人がわざわざノンケミカルを選択する必要はないのでは?と思ってしまいます。わたしだって、肌に合うのなら紫外線吸収剤のほうを使いたいですもん。


水を1日1~2L飲むことが、美肌にはつながらないっていうのもなぁ。飲んだ水が肌のうるおいに直結しない、というのはわかるのですが水を1~2L飲むと、便秘の解消につながることが多いんですよね。腸内環境の乱れが肌トラブルの原因となるのは、周知の事実。その辺について触れてもよかったのでは?と思います。


コラーゲンに関する記述も、確かにその通りではあるんですけど。コラーゲンのプラセボ効果を、世の中の女性から奪ってしまうことが果たして正しいのかどうか…大きな疑問符がつくところです。そうはいいつつも、コラーゲンでお金儲けしている人なんてろくでもない!とは、わたし自身も思っているんですけどね。


自分が信じていた美容方法とかけはなれているから抵抗を感じるというわけではなく、単純に「これ信じて大丈夫なのかな?」と思えてしまう内容。1冊読んでみて、真似してみよう!と思えた美容方法のない本ははじめてかも。


でも…何年か経って考え方が変わり、「先生ごめんなさい。わたしが間違ってました!」って思う日がくるかもしれません。そのときまで、本は売らずにとっておこう。うん。
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