「ダイエット中でも甘いものが食べたい」という方にとって、人工甘味料は強い味方ですよね。
最近では、人工甘味料を使用した低カロリー・ゼロカロリーのスイーツや飲料がたくさん販売されていますし、ダイエット中の強い味方として、愛用している方も多いと思います。
しかし、その一方で
- 人工甘味料は太る
- 人工甘味料には病気のリスクがある
といった、気になる噂も溢れており、その点も気になっているという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、人工甘味料について、詳しく解説したいと思います。
ひとくちに人工甘味料といっても、どんなものがあるのか、人工甘味料は安全なのかといった
ことがわかると思いますので、ぜひチェックしてくださいね。
人工甘味料の種類
人口甘味料には、原料や製造方法によって様々な種類があります。
今現在、どのような人工甘味料があるのか知識を深めておきましょう。
エリスリトール
エリスリトールとはメロンやブドウなどの果実や、醤油、味噌などの発酵食品に含まれている天然の糖アルコールのことです。
C(炭素)H(水素)O(酸素)から成り、重金属も窒素も含まないことから、安全性の高い甘味料だと考えられています。
エリスリトールの最大の特徴は、カロリーと糖質がともにゼロ、低価格、更には、安心の天然成分という、まさに「究極の甘味料」と言える所です。
原材料が天然成分のため、エリスリトールには、定期的な使用における副作用はありませんが、大量に摂取すると、下剤効果を引き起こす可能性があるので、この点に関しては注意が必要です。
スクラロース
スクラロースは、人工甘味料の一つで、1976年にイギリスでテイト&ライル社 により、砂糖を基に開発されました。
スクロース(ショ糖)の約600倍の甘味を持っており、ショ糖のヒドロキシ基のうち3つを選択的に塩素で置換することによって生産されます。
スクラロースは、摂取しても、24時間後にほぼ100%が代謝・分解されずに排泄されます。
そのため、血糖値やインスリン値にも影響を与えないと言われています。
人工甘味料にありがちな苦味や渋みがほとんどなく、砂糖に似たまろやかな甘みを持っているため、清涼飲料水やアイスクリーム等に使用されています。
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アセスルファムk
アセスルファムカリウム(アセスルファムKと記されることもある)は、人工甘味料の一つで、ドイツ人化学者カール・クラウスにより、1967年に偶然発見されました。
日本では2000年4月に食品添加物に指定され、使用基準及び成分規格が定められ、それ以降は多くの食料品、(特に清涼飲料水)に使用されるようになりました。
また2008年には医薬品添加物に指定されています。
JECFAの評価では、変異原性・ガン原性は認められず、安全性が確認されていますが、 製造過程で発がん性物質である塩化メチレン(ジクロロメタン)が使用される場合があるため、一部では、安全性を不安視する声もあると言われています。
サッカリン
サッカリンは、人工甘味料の一つで、1878年にジョンズ・ホプキンス大学のコンスタンチン・ファールバーグとアイラ・レムセンが、コールタールの研究中に偶然発見しました。
摂取してもカロリーとならず、発見されてまもなく商用化され、第一次世界大戦によって砂糖が不足すると急速に普及しました。
1960年代から1970年代にかけては、ダイエットへの有効性が認識され、更に広く使われるようになりました。
1963年から発売開始されたコカ・コーラ社のタブなど、ダイエット飲料にも用いられています。
アスパルテーム
アスパルテームは、人工甘味料の一つで、1965年にアメリカ合衆国の薬品会社が、研究中に強い甘味を発見したことをきっかけに、研究・開発が進められました。
アスパルテームは、ショ糖の100~200倍の甘味をち、主に低カロリー飲料やノンカロリー飲料のほか、食品に添加され、味は砂糖に近い柔らかな味です。
日本生活協同組合連合会などは安全性への懸念からアスパルテームを含む食品の取り扱いを行ってきませんでしたが、2002年に留意使用添加物から除外することに決め、取り扱いにおける制限を解除しました。
チクロ
チクロは、人工甘味料のひとつで、1937年にアメリカのMichael Svedaによって発見され、スルファミン酸とシクロヘキシルアミンの混合物に水酸化ナトリウムを反応させて得られます。
甘さは砂糖の30倍から50倍と言われており、後味がわずかに苦いのが特徴です。
チクロはFDAにより、発癌性などの疑いが指摘されたため、アメリカや日本は1969年に使用が禁止されました。
この結果、日本においては、味が変化したり、安価なチクロが使えなくなったことによる価格上昇で売上を落とし、廃番化した商品もあります。
また、これを機にチクロを砂糖や天然由来の甘味料などに切り換え、現在に至るまで販売されている商品もあります。
人工甘味料でダイエットする方法
人工甘味料は、サプリメントなどのように、「摂れば痩せる」というものではなく、あくまで、砂糖のなどの代替としてつくられた甘味料です。
そのため、人工甘味料でダイエットするには、その特徴をいかし、うまく活用することがポイントです。
ここでは、具体的なダイエットへの活用方法を解説します。
ストレス対策として使用する
ダイエットにおいて、糖分の高い甘い食べ物はNGですが、甘い食べ物が好きな方が無理に我慢すると、ストレスの原因となる場合があります。
ストレスは、食欲を増進させたり、味覚を鈍化させたり、ストレスホルモンで筋肉を分解する働きのあるコルチゾールを分泌するなど、ダイエットの大敵とも言えるので、むやみに我慢をするのも、ダイエットにおいて得策とは言えない部分があります。
そこで、甘い食べ物を無理に我慢してストレスを感じるのであれば、人工甘味料を使用して、ストレスを軽減するというのもひとつの手段です。
手づくりの・スイーツ・デザート作りに活用する
ここ数年、小麦粉をおから粉で代用したり、牛乳を豆乳で代用するなどして、カロリーを低くする手づくりのスイーツが流行しています。
本来であれば、ダイエットの大敵となるスイーツ・デザートも、材料の置き換えによってカロリーが低くなり、ダイエット中でも気兼ねなく楽しめるようになっているようです。
そこで、スイーツ・デザートに大量に使用される砂糖を人工甘味料に置き換えれば、使用量を減らし、カロリーも大幅にカットすることが出来ます。
調味料として使用する
太る原因となる食べ物は、お菓子やデザートだけではありません。
普段の食事に出てくる料理の中にも砂糖などの糖分がたっぷりと使われているものがあります。
例えば、筑前煮や肉じゃがといった和食の煮物や、ヘルシーに見えるカボチャの煮付けやほうれん草の胡麻和えなど。
このような頻繁に食卓に登場するメニューにもダイエットの敵となりかねないものはたくさんあります。
そこで、料理で使用する砂糖などの糖類を人工甘味料で代用すれば、普段の食事から余計な糖分をカット出来ます。
これは特に、家族のいる方で、自分の都合だけでは食事メニューをコントロールできない方におすすめです。
人工甘味料を使用したダイエットレシピ
スイーツや糖分が多く、高カロリーになりがちなメニューも、人工甘味料を使用して手づくりすれば、余分なカロリーを抑えることが出来ます。
ここでは、人工甘味料を使用したおすすめのレシピをご紹介します。
ココナッツ&バニラ風味のクッキー
材料※15個分
| 卵白(L) | 3個 |
| 重曹 | ひとつまみ |
| 塩 | ひとつまみ |
| バニラエッセンス | 小さじ1 |
| ココナッツファイン | 80g |
| レモン汁 | 大さじ2 |
| エリスリトール | 大さじ2~3 |
作り方
- 卵白に塩と重曹を入れて泡立て器でメレンゲをつくります
- メレンゲに少しずつエリスリトールを足しながら混ぜていきます
- ココナッツファイン、レモン汁、バニラを入れて混ぜ合わせます
- オーブンシートに生地を円形にして乗せていきます
- 190度に余熱したオーブンで15分?18分程度焼けば出来上がりです
ココナッツファインを使い、サクサクした食感出したクッキーです。
やや薄めに形成して焼くと、よりサクサクした食感を楽しむことが出来ます。
ダイエットチョコレート
材料
| ココナッツオイル | 50g |
| ココナッツバター | 30g |
| ココアパウダー(無糖) | 60g |
| エリスリトール | 50g |
| 好みのトッピング | 適量(ナッツなど) |
作り方
- 小鍋にトッピング以外の全部の材料を入れます
- 弱火にかけ、完全に溶け混ざるまでよく混ぜます
- クッキングシートを引いたトレーに流し入れ、上にお好きなトッピングを乗せる
- あら熱がとれたら冷蔵庫で冷やす
- 完全に固まったら、叩き割って出来上がりです
ダイエット中にチョコが食べたくなった時におすすめのレシピです。
材料を溶かす際、焦げ付きに注意してください。テフロン加工などの焦げないものがおすすめです。
ダイエット用スイーツなので、トッピングはナッツなどヘルシーな素材がおすすめです。
ダイエット高野豆腐
材料※高野豆腐5個分
| 高野豆腐 | 5個 |
| 干ししいたけ | 3~4個 |
| 昆布だし | 100cc |
| 醤油 | 大さじ2 |
| エリスリトール | 大さじ3 |
作り方
- 椎茸と高野豆腐を水で戻します
- 鍋に椎茸の戻し汁と昆布だしを入れます
- 醤油とエリスリトールを入れ火にかけます
- 煮汁が沸騰したら高野豆腐と石づきを取った椎茸を入れ、弱火で10分煮ます
- 10分ほど煮たら、火を消して冷まし、味をしみこませて出来上がりです
糖分が多くなりがちな煮物をエリスリトールを代用してつくります。
鍋に高野豆腐と椎茸を入れる際は、重ならないように並べるのがポイントです。
ダイエット鯖の味噌煮
材料
| 鯖切り身 | お好み |
| おろし生姜 | 適量 |
| 醤油 | 適量 |
| 酒 | 適量 |
| みりん | 適量 |
| パルスイート | 適量 |
| 白髪ネギ | お好み |
| 生姜の千切り | お好み |
作り方
- フライパンに、酒、みりん、醤油、パルスイートをいれ、沸騰させる
- おろし生姜を加え、火を弱めたら鯖を入れ蓋をして煮込む
- 全体に味がしみ込んだら、最後にひと煮立ちさせる
- 好みで、白髪ネギと生姜の千切りをのせて出来上がり
鯖は良質の脂肪があり、ダイエット向けの食材ですが、普通の味噌煮には、糖分がたっぷりと含まれています。そこで、パルスイートを代用して糖分をカットします。
コーヒー寒天のミルクドリンク
材料※四杯分
| インスタントコーヒー | 小さじ2 |
| 粉寒天 | 5g |
| パルスイート | 小さじ2 |
| 水 | 300ml |
| 無脂肪牛乳 | グラス4杯 |
作り方
- パルスイートと寒天を水でふやかしておく
- インスタントコーヒーも分量内の水で溶かす
- 鍋に水を入れ中火にかけ、寒天を入れる
- インスタントコーヒーも入れる
- 沸騰したら火を止め、粗熱をとってから冷蔵庫で一晩冷やす
- スプーンなどでクラッシュします。
- グラスに牛乳を注いで、コーヒー寒天を浮かべたら出来上がり
カフェ風のこだわりドリンクです。
寒天入りで、小腹が空いた時にもおすすめです。
人工甘味料ダイエットの注意点
ここでは、人工甘味料ダイエットにおける注意点を解説します。
人工甘味料を使う安心感に注意
人工甘味料を砂糖などの代わりに使用することで、カロリーは大幅にカット出来ますが、それに安心をして、他の食事量が増えないように注意しましょう。
人工甘味料を使ってカットするカロリーは、もともと摂り過ぎていた余計なカロリーとして認識することが重要です。
甘いものがクセにならないよう注意
人工甘味料を上手く使用して適度に甘い物を楽しみ、ストレスの軽減をすることはダイエットにプラスになりますが、甘い物を常に口にすることがクセになるのはよくありません。
本来、体に必要な栄養が足りていれば、むやみに甘い物を欲することはないということを理解しておきましょう。
味覚の鈍化に注意
人工甘味料を使用し、何でも甘く味付けしていると、味覚の鈍化に繋がります。
特に、甘い味付けになれると、水など無味の飲み物では満足出来なくなったり、食事も甘い味付けでなければ物足りなさを感じてしまうようになります。
濃い味付けに慣れてしまうと、中々抜け出すことが出来なくなるので、注意が必要です。
人工甘味料関して気になる噂
人工甘味料が広く親しまれるようになる一方、人工甘味料に関する様々な噂もあります。
どんな噂があるか知っておきましょう。
「人工甘味料は太る」という噂
人工甘味料は、低カロリー飲料やゼロカロリー飲料、食品によく使用されていますが、巷には「人工甘味料は太る」といった噂が絶えません。
特に、以下の噂は頻繁に話題にされているようです。
脂肪合成ホルモンのインスリンが大量に分泌される
人口甘味料を摂取すると、「脂肪合成ホルモン」と呼ばれるインスリンが大量に分泌されるという噂があります。
インスリンは栄養素の取り込みを促進し、脂肪蓄積の原因にもなる、ダイエットの敵と言えるホルモンです。
この、インスリンが分泌されるメカニズムは、すい臓が、砂糖だけでなく人工甘味料にも反応するというのをボストン大学医学部のバーバラ・コーキー博士の研究によって発見されたと言われています。
食欲が増進される
人口甘味料の摂取により、インスリンが大量に分泌されると、血糖値が急激に下がります。
血糖値が急に下がると、食欲が増進されるので、人工甘味料の摂取は食欲を増進させると言われています。
また、これだけでなく、ほとんどの人工甘味料はカロリーがないため、体の中で熱に変換されません。
その結果、体が自然にエネルギーを要求し、食欲を増進させることがあると言われています。
脳が錯覚を起こす
人工甘味料を大量に摂取し続けると、脳が「糖分を摂取した」と錯覚を起こし、通常の食事に含まれる糖分の吸収も高まると言われています。
「人工甘味料は太る」という噂の真相
上記で説明した通り、人工甘味料が及ぼすマイナスの影響はたくさんありますが、これらの噂に対する反論や、それを証明する実験結果なども同じようにたくさん情報があります。
現在のところ、五分五分といった様子で、どちらか完全にはっきりと証明されていないのが現状のようです。
いずれにしても、大量摂取は避け、適正に使用していくというのがベターかもしれません。
人工甘味料の種類とダイエットまとめ
人工甘味料には様々な種類がありますが、そのほとんどが砂糖の何倍もの甘さがあり、低カロリーです。
一般的には、血糖値やインスリン分泌に影響はないと言われていますが、その逆で「人工甘味料は太る」と言った噂も出回っています。
現状、これらの噂の成否を明確に証明するようなものはなく、真相ははっきりしないまま、いたちごっこのようになっています。
人工甘味料を使ってダイエットをするには、ダイエット中のストレス軽減に使用すると言った使い方がおすすめです。
ただし、何事も大量摂取はよくないので、適量に収めるのがベストだと言えます。