「牛乳パック」と言われて思い浮かんでしまうのは、牛乳が入っている紙パックのことなのではないでしょうか。

しかしここで言う牛乳パックはそれではなく、牛乳をコットンや小麦粉と混ぜ合わせて顔に塗って使う「美肌パック」のことです。

牛乳は飲むもの、と思っている日本人にはなかなかなじみがない習慣ですが、この牛乳パック、韓国では当たり前のように行われています。

実際に、韓国の銭湯に行くと皆牛乳を持っており、飲むように持っていたモノかと思いきや、身体を洗ったり、髪にかけるのに使っています。

韓国で有名な女優たちも愛用しており、古代で言えば、クレオパトラも牛乳で肌を磨いていたと言いますから、古くから伝わる伝統的な美容法なのですね。

そこで、飲むだけではもったいない牛乳の美容成分の解説から、活用法まで余すところなくお教えします!

牛乳は「栄養の王様」!

牛乳と言えば子供の頃に飲んでいて、カルシウムが豊富に含まれており、骨を作る作用があることは私たちも知っているところだと思います。

しかし牛乳は、他にも栄養素を驚くほど多く含んでいます。

含まれている栄養素は、カルシウムに始まり、ビタミンやミネラル、たんぱく質、炭水化物、脂質などで、その種類は約2000種類にも及びます。

特筆すべきなのはそれをバランス良く含んでおり、身体に吸収されやすい形になっていることです。

たんぱく質で言えば、人体で生成することができないものに8種類の必須アミノ酸がありますが、牛乳はその中の「リジン」という成分を豊富に含んでいます。

リジンはブドウ糖の代謝を上げ、集中力アップに繋がったり、カルシウムの吸収を助け、肝臓の機能を高めたりする大事な栄養素です。

こうした栄養素を多分に含んだ牛乳はまさに栄養の王様。子供の頃に飲めと口酸っぱくして言われた理由も、こんな風に今振り返ってみれば納得ですね。

では、美肌に良い成分は含まれているのでしょうか?

牛乳に含まれる美肌成分とその効果とは?

牛乳には、肌の粘膜を保護するのに必要なビタミンAや、吹き出物を抑制してくれるビタミンB2が含まれており、コラーゲンが肌の水分量をアップさせ、美肌作りにとてもいい影響を与えてくれます。

その他にも、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)という酵素が入っており、シミやシワの原因になる活性酸素を除去してくれる働きがあるので、牛乳は女性にとっても嬉しいスーパードリンクなのです。

また、ホットミルクが寝る前に良いと言われている通り、ストレスを軽減し、精神のバランスを整えてくれる作用もあります。

美肌とは少しずれますが、ダイエットにも牛乳は意外と効果的です。

牛乳というとカロリーが高いイメージがあり、ダイエット中の女性からは敬遠されるのですが、運動をした後、30分以内にコップ1杯程度の牛乳を飲むと、牛乳に含まれるペプチドという栄養素が、運動後の疲労を回復させてくれる効果が期待できます。

これは、プロテインの原料が牛乳だということを鑑みれば納得がいきますね。

牛乳には過度な食欲を抑えてくれる働きもありますから、ダイエット中の食べ過ぎも防いでくれます。

このように牛乳は体内に取り入れても素晴らしい栄養と効果を持っていますが、美容に関して言えば、「牛乳パック」を実践することをお勧めします。

 手軽にできる「牛乳パック」のやり方

牛乳パックは、家庭にあるもので手軽に出来ます。ココでは、一番シンプルな方法をお教えしますね。

用意するものは、小麦粉、牛乳、レモンの絞り汁です。

作り方は、まず、牛乳と小麦粉の量を1対1にして混ぜ合わせます。出来たものにレモンの絞り汁を加えたらさらに混ぜ合わせます。

これでパックは完成です。

出来上がったものを顔に塗って、5分から10分ほど放置します。

この時、軽く顔全体をマッサージするような形で馴染ませながらパックすると良いでしょう。そして時間が経ったらぬるま湯で洗い流して完了です。

このパックをした後に、通常のお手入れをやると乾燥せずにより効果が期待出来ます。頻度は1週間に1回か2回くらいでいいので、手軽に続けられそうですね。

牛乳は弱酸性で低刺激なので、お肌の弱い人でも実践できるというのも強みのひとつです。

また、唇の乾燥や腫れて充血した目元にも牛乳パックが使えます。唇の乾燥の場合、ぬるめの牛乳をコットンにしみこませて、唇の上に乗せて、その上からラップをかけてしばらく置いてみましょう。

こうすることで、牛乳の保湿効果が発揮でき、潤います。

目の場合はよく冷えた牛乳をコットンに含ませ、まぶたの上に乗せておきます。

この時、牛乳が流れてまぶたに入らないように、十分に注意してください。万が一目に入った場合は、ぬるま湯ですすぎ、速やかに医師の判断を仰ぐようにしましょう。

 

冷蔵庫にあるもので手軽にできる牛乳パック。

普段のお手入れにもうひと手間加えて、肌力アップを目指しましょう!