ニキビ跡を赤みを消すにはターンオーバーが重要!
ターンオーバーを正常化させるには?
ニキビ跡の赤みを消す場合に限らず、肌の様々なトラブルを解決するためには古い皮膚を健康で新しいものへと生まれ変わらせる必要があります。
私たちの肌は古くなったものが剥がれて新しいものに生まれ変わるということを日々繰り返すことによって、健康な状態を保つことができているのです。
このような皮膚が再生するサイクルをターンオーバーと呼び、きれいなお肌を保つために欠かせない皮膚の機能なのです。
しかし、何かしらの理由でターンオーバーが乱れるといつまでも新たな皮膚と入れ替わることができないため、トラブルの起きた肌をなかなか修復できずに症状が長引いてしまうのです。
また、古くなった皮膚はバリアとしての機能も衰えてしまうため、刺激に敏感になりニキビ跡の赤みの症状を悪化させやすくなってしまうのです。
そのため、ニキビ跡の赤みが残りやすい、またはいつまでも消えないと感じている方に必要なターンオーバーを改善するための3つのポイントについて紹介していきたいと思います。
とても大事な3つのポイント
それでは乱れてしまったターンオーバーを正常化させるためにはどんなことをが必要でしょうか?
まずはとても大切な以下の3つのポイントを覚えておいてください。
- 成長ホルモンの分泌促進
- 栄養をしっかりと届ける
- 正しいスキンケアを行うこと
この3つの項目がとても大事で、
どれか1つでも欠けてしまうとターンオーバーの乱れにつながってしまう可能性がある
ので、ニキビ跡の早く治したいのであれば3つとも意識して行動する必要があることを忘れてはいけません。
これらの3つのポイントを実現するために実施すべきこととして、より具体的な行動に置き換えたものが以下になります。
- 成長ホルモンの分泌:「質のよい睡眠」と「ストレスケア」
- 栄養を届ける:「適度な運動」と「バランスのとれた食事」
- 正しいスキネケア:「刺激を軽減」してb>「新陳代謝を高める効果の期待できるコスメの使用」
睡眠や運動、バランスの取れた食事といったように、お肌をきれいに保つためにごく当たり前のことを言っているだけですね。
しかし、このような当たり前のことを実施できていないために、ニキビ跡などのトラブルが解決しにくくなっているのも事実です。
そのため、睡眠や食事といったことがお肌にとってなぜ重要であるのかをしっかりと理解して、継続できるようになるきっかけになればと思います。
1.成長ホルモンの分泌には睡眠とストレス解消が大切
まずは1つ目の成長ホルモンについて説明していきましょう。
睡眠不足やストレスを溜めることがお肌に悪影響を与えることくらいは女性なら経験的に納得できるでしょう。
ただ、どうして寝不足やストレスによって肌荒れなどを起こしやすいかというと、そこに成長ホルモンが関係しているからなんです。
概要だけ先に言っておくと、肌のターンオーバーが行われるためには成長ホルモンの分泌が必要なんですが、成長ホルモンは深い眠りについた時に初めて分泌されるものなのです。
そして、深い睡眠を取るためには過度なストレスを避けて生活リズムを整える必要があるため、肌のターンオーバーを促進するためには睡眠とストレス解消が大切なのです。
これだけだと何となくそんな気がする、という程度しか理解できないと思いますので、1つ1つもう少し詳しく説明しましょう。
特に「とりあえずたくさん寝ればいいんじゃないの?」という方はぜひ以下の詳しい説明を読んでみて下さい。すでに毎日同じリズムでぐっすり眠れているという方は読み飛ばしてもらって結構です。
成長ホルモンって何?
そもそも成長ホルモンって何?と思う方もいるかもしれませんが、ほとんどの人が1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
どんなものなのかを簡単に言ってしまえば、体の細胞を新たに作るための指示となるたんぱく質のことなんです。
成長ホルモンというたんぱく質が脳から血液中に分泌されることによって、体内の細胞たちに「新しいものを作りなさい!」と指示を出すのです。
一般的なイメージでは身長を伸ばすために必要なホルモンと認識される方が多いのですが、骨の成長だけでなく肌のターンオーバーにも欠かせないホルモンなんです。
成長ホルモンの分泌には睡眠の質が重要!
肌のターンオーバーのために必要な成長ホルモンは、どんな時にたくさん分泌されるのでしょうか?
そのカギを握っているのが睡眠の質なんです。
寝る子は育つという言葉があるように成長ホルモンは睡眠中に分泌するものなのですが、ただたくさん眠ればいいというわけではなくて、ぐっすりと深い眠りについている必要があるのです。
ぐっすりと眠るためにはどんなことが必要かわかりますか?
これはとても単純なことなんですが、体内時計に合あわせた時間帯に寝るということなんです。
そして、体内時計というのは日々の生活習慣やストレスに大きな影響を受けるため、睡眠の質を上げるためには規則正しい生活とストレスケアが重要になってくるのです。
※以下の項目は少し専門的な内容なので、概要のみを知りたいという方は次の項目に進んで下さい → 運動と栄養に移動
自律神経と生活習慣
体内時計というのは、簡単に言うと「夜眠くなって朝目が覚めるというリズム」のことなんですが、このようなリズムがあるのは自律神経の働きによるものなんです。
自律神経というと、少しだけ苦手意識を感じてしまう方もいると思いますので少しずつ整理しながら進めてみます。
まず、人間の身体にある神経には2つの種類があって、
- 体性(たいせい)神経:自分でコントロールできる
- 自律(じりつ)神経:自分でコントロールできない
という特徴があります。
体性神経は感覚とか運動に関係するもので、体の動きを調節する機能や、痛いとか熱いなどを感じる神経のことです。
そして自律神経は、内蔵を動かしたり汗の量を調節したりする神経です。
体性神経と自律神経の大きな違いは、前者が運動などのように自分の意志と連動しているものであるのに対し、後者は内蔵の動きや発汗といった無意識に働く神経であるという点です。
さらに自律神経は以下の2種類に分けられます。
- 交感神経:身体を活性化させる
- 副交感神経:身体を落ち着かせる
というものです。
この交感神経とか副交感神経という言葉自体はよく聞く言葉だと思いますが、意外とどんなものか知らないですよね?
交感神経は主に昼間に活躍するもので、心臓を早めたりして活動を活発にしてくれます。逆に、副交感神経は心臓をゆっくりと動かし、活動を抑えるように働きかけます。
この2つがうまくバランスをとることで、生命に危険の無い範囲で活動できるようにエネルギーを消費したり回復したりしているのです。
例えば、仕事や運動をしていることの多い昼間の時間帯には交感神経が主に働き、寝ていることの多い夜の時間帯は副交感神経が主に働くのです。
健康を維持するためにはしっかりと副交感神経を働かせて体を休ませる時間が必要になってくるということです。
また、肌のターンオーバーにとって重要な点としては
ということです。
つまり、成長ホルモンを分泌させるにはこれまで築いてきた体内時計のリズムに合わせて眠ることが大切なのです。
また、交感神経と副交感神経のどちらがどの時間帯に働くかを決めるのは、日頃の生活習慣なんです。
自律神経はとても優秀で、私たちの過去の生活リズムを読みとって、今は活動するべき時か、または休息するべき時かを判断しているのです。
そのため、生活習慣が乱れて就寝時間や起床時間がバラバラになると、自律神経の判断基準が狂ってしまって夜なのに興奮して全く眠くない、眠れたとしても副交感神経が働いていないため眠りが浅いため成長ホルモンも分泌されないという状態になり、お肌にとっても良くない状態になるのです。
自律神経とストレスの関係
また、自律神経はストレスの影響を強く受けます。
言い方を変えると、ストレスを溜めすぎると眠りが浅くなるということです。
例えば、学校や仕事ですっごく嫌なことがあった日のことを思い出してみて下さい。
夜寝るときになってそのことが頭から離れずに、なんだか考えただけで頭や体が熱くなってきてなかなか寝つけなかったという経験はありませんか?
これは、本来は眠るべき時間なったら副交感神経を働かせるべきなのに、強いストレスがかかると体は活動すべき時間と勘違いして交感神経が優位になってしまって眠れないと言う状態になってしまっているのです。
こうなると、成長ホルモンの分泌に必要な副交感神経が働いていない状態であるため、たとえ眠っていてもターンオーバーが正常に行われない可能性が高くなるのです。
そのため、ストレスを溜めこんだりイライラして怒ってばかりいると、どうもお肌の調子が悪いといことになるのです。
毎日楽しそうにしている人って意外と肌ツヤのいい人が多いと思いませんか?明るい表情をしているせいもあるかもしれませんが、実はストレスをうまく解消できているためにお肌の調子もいいのかもしれませんね。
以上のように、ターンオーバーには成長ホルモンの分泌が不可欠で、成長ホルモンは自律神経と密接にかかわっているため、睡眠やストレスのコントロールが重要だということです。
ごく当たり前のことを言っているだけなのですが、ただ何となくたくさん眠ればお肌にいいわけじゃなく、日々の積み重ねが大切だということが分かっていただければ嬉しいです。
2.新しい皮膚を作るために運動と栄養が必要
続いて、肌のターンオーバーというのは新しい皮膚の細胞を作るわけですから、当然ながら皮膚を作る材料となる栄養素が必要になってきます。
新たな皮膚を作るときに必要な栄養素は、血管を通して運ばれていきます。
そのため、栄養の通り道である血液の流れが滞らないことと、必要な栄養素を摂ることが必要になってくるわけです。
つまり
- 血行を良くする
- 肌に良い栄養素をしっかりと摂る
ということがターンオーバーを正常にするためには必要になってくるのです。
当たり前のことですが必要な栄養素をいくらしっかり摂っても、それを届けるための道が渋滞して進めないんじゃ意味がありませんね。
そのため、血行が良い方が新たな皮膚細胞をスムーズに作ることができるわけです。
そして血行促進のためにとても大事なのが運動をすることなんです。
できるだけ毎日適度な運動をして血の巡りが良い状態を保つことはお肌にとってもいいし、ストレス解消にもなるのでいいことだらけなんです。
仕事をしているとなかなか時間が取れないものですが、1日10分だけでも運動をするように心がけるだけでも変わってくるので、最寄駅からお家に帰るまでにちょっと遠回りしてみるだけでも十分効果はあると思います。
また、せっかく血行を改善してスムーズに栄養を届けられる環境になっても、届ける栄養自体が無いんじゃ意味がありません。
そのため、肌のターンオーバーに必要な栄養はビタミンB6や、皮脂を抑える効果が期待できるビタミンB2、活性酸素を抑えるビタミンCやEなどを摂取する必要があるわけです。
これらのビタミンをバランスよく摂取するためには、非常に多くの食材が必要になってきます。
もちろん、食材からしっかりと摂取できることが理想ですが、このあたりの食材はよほど好きで時間が無い限り毎日毎日食べてられませんので、サプリメントに頼っちゃいましょう!
あれもこれも一気に変えるのは無理がありますし、たいていの方は仕事などで毎日自炊なんてできないと思うので、実行可能なことに集中した方がいいでしょう。
ただし、休みの日などの調理の時間が取れるときであれば、できるだけ食材から摂るのをおすすめします。
3.正常なターンオーバーは正しいスキンケアから
最後にスキンケアについてです。
これもとても大切なことですが、意外と癖などでやってしまっている方も多いと思うので、できることなら今日から取り入れててみるといいでしょう。
ターンオーバーを改善するためのスキンケアの基本は
です。
なぜなら、私たちの皮膚は刺激を与え続けると、その刺激に耐えるために角質を厚くしようとする性質があるからです。
角質というのは皮膚の一番表面にある0.02mmほどの薄膜で、この角質を厚くするにはターンオーバーを遅らせて古くなったものを残しておく必要があるのです。
そのため、日頃からゴシゴシと強くこするようなケア方法が身についてしまっている方はターンオーバーが乱れてしまっていることが多いのです。
そうなると、古い角質が毛穴の周りで厚みを増していくため、結果的にニキビのできやすい肌になってしまい、ニキビ跡が悪化しやすい環境を作ってしまうのです。
また、皮膚は刺激を軽減するために古い角質を残して厚みを持たせるわけですが、そもそも古くなった角質はバリアとしての機能が十分ではないため、いくら厚くしてもそれほど効果を得られないのです。
頑張って厚くした角質なのに刺激に弱い状態であるため、ニキビ跡の赤みのような症状が治りにくくなってしまうのです。
このように間違ったスキンケアによって
①スキンケアの刺激→②古い角質を残して厚みを増す→③毛穴が詰まりやすく刺激に弱い肌→④スキンケアの刺激→さらに角質が厚くなる&刺激に弱いため炎症の悪化→①へ戻る
という負のスパイラルを繰り返してしまうのです。
つまり、ターンオーバーを正常にするためにスキンケアとしてやるべきことは、
が大切になってくるのです。
まずはとにかく摩擦による刺激を減らすこと、そして新陳代謝を高めてあげることがスキンケアとしては重要なのです。
まとめ
以上を踏まえて、ニキビ跡の赤みを薄くするために必要なターンオーバーを正常化させるためには以下の3つのポイントと、それぞれのポイントについて具体的にやるべきことをまとめると
自律神経のバランスを崩さないように、生活リズムを整え、しっかりと睡眠をとり、ストレスを溜めこまないこと
適度な運動を習慣づけて血行を促進し、ターンオーバーに必要な栄養素をしっかりと摂ること
油分を落とし過ぎない洗顔料で優しく洗い、バリア機能が低下した角質層を再生するターンオーアーの促進効果が期待できる化粧水や美容液を使用すること
となりますね。
これはニキビ跡の赤みだけに限らず、色素沈着やシミなどについても言えることなので、是非ともしっかりとポイントを抑えて実践に活かしてみて下さい。