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Amazonビデオで見られる「仕事」について考えさせられる映画5選
どんな職場にいたとしても、会社の方針に疑問を抱いたり、仕事への情熱が薄れたりする瞬間は誰にでも訪れるものであろう。
日ごろ、時間に追われて何かと忙しいビジネスパーソン。ゴールデンウイークは、仕事への向き合い方について、じっくり考える時間にしてみてはどうであろうか。
ビジネスの現場が舞台となっている映画は、新旧、古今東西、さまざまにあるが、、Amazonビデオで無料視聴でき(4月末現在)、仕事への向き合い方について考えさせられる映画5作品を紹介したい(文中敬称略)。
研究者を辞め実家の町工場を継いだ主人公と仲間達の奮闘――WOWOW版「下町ロケット」
2015年にTBS系で放映されて話題になったテレビドラマとは別に、2011年にWOWOWで放映されていた作品がAmazonビデオで見られる。
かつては研究者としてロケット開発に携わりながらも、現在は実家の小さな町工場を経営する主人公・佃航平を三上博史が演じる。彼を中心に、中小企業と大企業、それぞれの場所で志を貫き、戦いつづける男たちの姿と心象が細やかに描かれている。
さまざまな形の理想と現実、そして夢を抱えながら、仕事に実直に熱く向き合う男たちのヒューマンドラマだ。
あらためて唯一のカリスマの仕事を振り返る――「スティーブ・ジョブズ」
ウォルター・アイザックソンのベストセラー本をベースに、アップル創業者の故スティーブ・ジョブズの半生に迫った2013年作品。マイケル・ファスベンダーがジョブズを熱演している。
ジョブズといえば、唯一無二のカリスマ性、洗練されたデザインと品質へのこだわり、聴衆を魅了する斬新なプレゼンテーションが代名詞となっているが、その人生は常に周囲とぶつかりあい、成功と挫折を大きく繰り返してきた。その彼が、世界中に愛される製品を妥協することなく、いかにして作りあげていったのか。彼の実像に迫りつつ、その過程が語られている。
ジョブズを描いた作品は他にもあるが、あらためてカリスマの仕事ぶり、仕事へのこだわりに触れてみてはいかがだろうか。
リーマンショック後にリストラされたエリートが気づいたもの――「カンパニー・メン」
2010年、ベン・アフレック演じる主人公のボビー・ウォーカーを中心に、リーマンショック後の不景気から、会社をリストラされたエリートたちの悪戦苦闘が描かれた社会派映画だ。アカデミー賞受賞者である4人の豪華キャストが集結、人生の再建に向き合う男たちの奮闘が描かれている。監督 ジョン・ウェルズ。
総合企業の販売部長として12年働いてきたボビーは、仕事がすべてだった。しかしある日突然リストラを宣告される。その後の現実は想像以上に厳しかったが、家族をはじめとした周囲の人々に支えられ、次第に自身の生き方を見つめ直し、本当に大切なことを気づいていく。
未来が断たれることで大切なことに気づいた主人公。挫折や逆境に負けない気持ちを見習いたい。
信念を貫く仕事ぶりは一見の価値あり――「ザ・エージェント」
スポーツ選手の契約を一手に仕切るエージェント、ジェリー・マクガイア役を、トム・クルーズが熱演した1996年作品。監督キャメロン・クロウ。
ジェリーは、選手の年俸をつり上げて利益を追求する会社のやり方に疑問を抱き、提言書を提出。しかし、それがあだとなり、会社をクビになってしまう。
独立したジェリーに会計係のドロシーがついてきてくれたが、クライアントは落ち目のアメリカン・フットボール選手ロッドだけ。紆余曲折の後、ロッドは重要な試合で見事なタッチダウンを決め、エージェントであるジェリーのサポートを受け、無事に大口の契約を獲得していく。
挫折し、大切なものに気づき、幸せを勝ち取るという展開には意外性はないものの、ドラマの醍醐味が感じられる作品。トムがはつらつと熱演したジェリーの信念を貫く仕事ぶり、姿勢には爽快感を覚えるだろう。
実在する社名もそのままにVHS誕生秘話を描く――「陽はまた昇る」
『映像メディアの世紀 ビデオ・男たちの産業史』(著 佐藤正明)が原作の2002年作品。高度経済成長期の日本を舞台に、西田敏行演じる加賀谷静男を主人公として、VHS誕生秘話を多くの実在する会社名もそのままに描かれている。監督・佐々部 清。
あと数年で定年を迎える加賀谷は、本社開発部門に勤める開発技師。ある日、加賀谷は横浜工場ビデオ事業部への異動を命じられるが、そこは赤字続きの非採算部門であり、加賀谷には大規模なリストラを課せられていた。しかし、さまざまな逆風にあいながらも、加賀谷は一人もリストラすることなくVHS販売の大成功を収めることができた。昭和の時代、ものづくりに身命をかけた技術者たちの生きざまが熱く描かれている。
ナカセコ エミコ(FILAGE代表、ライター・ブックコーディネーター)
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