頭皮のターンオーバーの乱れが頭皮環境を悪化させる
頭皮トラブルは多くの人が抱えていると言えます。事実、常盤薬品工業が20代~60代の男女2000人にインターネットで頭皮に関する調査をしたところ、7割もの人が臭いやフケ、痒み、ベタつきなどの悩みを抱えていることが報告されているのです。
そんな多くの人を悩ます頭皮トラブル。主な原因はなんだと思いますか?
それがターンオーバーの乱れです。ターンオーバーというと素肌のイメージがありますが、頭皮も同じ。通常、頭皮に限らず人間のすべての皮膚は、このターンオーバーによって一定の周期で皮膚が生まれ変わっているのです。
そのため、健康な頭皮環境を保つには、正常なターンオーバーがされている必要があります。逆にターンオーバーが乱れていれば、頭皮環境が悪化して頭皮トラブルの原因になってしまうのです。
そこで、ここでは頭皮のターンオーバーの乱れと頭皮の関係について解説します。
ターンオーバーの乱れがなぜ頭皮トラブルに?
頭皮はターンオーバーによって古い皮膚はなくなり、新しい皮膚に生まれ変わることで健康に保たれています。
しかし、ターンオーバーが乱れてしまうと、フケや痒み、頭皮のベタつきが増したり、乾燥しやすくなるなどの頭皮トラブルを引き起こしやすくなります。
フケは雑菌が大好きなタンパク質が豊富です。それに頭皮の乾燥は肌バリアを弱らせ、痒みを強くしたり、雑菌の繁殖を抑制する力を弱めます。これはまさに雑菌の繁殖がしやすい頭皮です。どんどん繁殖して頭皮がアルカリ性に傾きやすくなり、頭皮環境が悪化してしまいます。
特に頭皮の乾燥は厄介です。皮膚の抵抗力を低下させるので、体はそれを防ごうと今度は皮脂の分泌を過剰にします。
すると、それが頭皮のベタつきを招き、さらに洗浄力が強いシャンプーで洗わなければ気持ち悪く感じるようになるのです。そして、洗いすぎを起こしてさらに乾燥を招きます。
また、乾燥によってフケが多くなると毛穴に詰まって痒みを増したり、雑菌の繁殖を加速させます。これによって臭いや痒み、ニキビなどの頭皮トラブルの原因になるのです。
ですから、ターンオーバーの乱れはあらゆる頭皮トラブルの原因になっていると言っても過言ではないでしょう。
ターンオーバーは早すぎても遅すぎてもダメ!
ターンオーバーは、一定の周期で肌が古いものから新しいものへと生まれ変わる皮膚の新陳代謝です。これによって、常に皮膚の奥から新しい細胞が生まれて肌の表面へと押し上げられているのです。
この周期は部位によって異なりますが、理想的な周期は約28日~1ヶ月半程度だと言われています。ターンオーバーの乱れとは、この周期が早くなり過ぎたり、遅くなるという2つの意味があります。どちらも頭皮に良くありません。
ですから、正常なターンオーバーとは、早すぎでも遅すぎでもないちょうど良い周期で皮膚が生まれ変わっている状態なのです。
頭皮のターンオーバーを乱す要因
では、どのような要因で頭皮のターンオーバーが乱れるのでしょうか?周期が早くなる場合と遅くなる場合で見てみましょう。
周期を早くしてしまう要因
周期を遅くしてしまう要因
- 不潔にしている
- 頭皮に油分を補充しすぎ
- 洗い方が不十分
頭皮トラブルのほとんどはターンオーバーが早くなるから?
ターンオーバーを乱す要因から多くの頭皮トラブルは、遅い方よりも早い方が原因となっていると言えます。
ターンオーバーの周期が早過ぎると、誕生したばかりの細胞が早く角質になってしまいます。これは、十分な皮膚ではない未成熟な状態で角質となるということです。このような角質は傷つきやすく、水分保持力やバリア機能も弱いので、以下のような頭皮環境になりやすくなります。
- 頭皮が乾燥しやすくなる
- 雑菌が繁殖しやすくなる
- 過剰に皮脂が分泌するようになる
これらを起こすことで、頭皮環境が悪化し、臭いや痒み、フケなどの頭皮トラブルを引き起こすのです。
一方、遅すぎるターンオーバーは主に不潔にしていることが要因になります。そのため、何日も頭を洗わない限りはそんなことはほとんどないと言えるでしょう。しかも市販の洗浄力が強いシャンプーを毎日使っているのであれば尚更です。
まとめ
ターンオーバーは一定の周期があり、それが早くなったり遅くなったりすることで頭皮トラブルを起こします。頭皮トラブルの原因となるターンオーバーの乱れのほとんどは、この周期が早くなっているからです。
ターンオーバーが早まると、頭皮の乾燥がしやすくなります。なので、毎日シャンプーをしているのにフケや痒み、乾燥などの頭皮トラブルを抱えているのであれば、頭皮にやさしいシャンプーに変えたり、オイルや美容液などで頭皮に潤いを与えてあげましょう。