ホルモンバランスが乱れていると、脇汗をかきやすくなり、わきが臭いも強くなります。
実は男性の自慰行為もホルモンバランスに悪影響を及ぼし、脇汗を大量にかいてしまう原因になります。女子特有のホルモンバランスの乱れから生じる脇汗もあります。
快楽だけをひたすら求めていたら、強烈な臭いと大量の汗を発することになるので注意してください。
汗をかく仕組みと異常分泌の原因
人間は飛びぬけて汗をかく動物です。哺乳類の多くは汗をかきませんし、犬や猫も足の裏などにわずかに汗腺があるだけなので、体温調節は口から舌を出して行っています。
それに対して、人間の体にはエクリン腺と呼ばれる汗腺が200万個~500万個もあり、その内の150万個~300万個が実際に汗を分泌しているのです。
特にわきの下にはエクリン腺が集中しており、汗がかきやすい原因となっています。また、エクリン腺は交感神経によって制御されているため、自律神経が乱れると汗を異常分泌するようになります。ホルモンと自律神経は共に大脳視床下部でコントロールされているので、ホルモンバランスが乱れると連動して自律神経も乱れ、汗が大量に出るようになるわけです。
その症状を改善するには、ホルモンバランスが乱れた原因を突き止めなければなりません。
過剰な自慰が誘発するわき汗の悪臭化
男性がホルモンバランスを乱す主な原因が自慰行為です。
思春期の男性は毎日のように自慰を行うものですが、射精の回数が多いとそれだけ男性ホルモンの分泌が盛んになります。その結果、ホルモンバランスが乱れてわき汗の量も増える可能性があります。
さらに問題なのは、わきがです。
人間にはエクリン腺の他にアポクリン腺というものがあり、そこから白っぽい粘り気のある汗を分泌しています。分泌された汗の成分が、全身の皮膚常在菌に分解されて、嫌なわきが臭を発してしまいます。
もともと、それらの臭いは縄張りや異性を引き寄せるフェロモンの役割をしていたのですが、現代では単なる不快な臭いを出すものとして認識されています。それがわきの下から大量に分泌され、臭いがひどくなった状態がわきがです。
フェロモンなので性的興奮を覚えれば、分泌量も増えていきます。自慰の回数が多い思春期にはアポクリン腺の活動も活発なので、相乗効果によってわきがの原因菌の分泌は一層盛んになります。
脇汗を抑制するために必要な自慰のコントロール
自慰行為は脇汗の量を増やすだけでなく、わきが臭も強くしてしまいます。
もちろん、これは男性だけでなく、自慰の回数が多い女性にも同じことが言えます。わきが自体は太古の名残にすぎず、病気ではありません。しかし、周囲に悪臭を撒き散らしているという事実は、普通の人には耐えきれないものです。
これを予防するには、自慰行為をしないのが一番ですが、思春期まっさかりの若者には酷な話です。自慰の回数や刺激の強さに気をつけるようにしましょう。
回数は3日に1回程度にとどめておきたいところです。
また、道具を使った自慰は刺激が強すぎてホルモンバランスを大きく崩してしまうので避けた方が賢明です。さらに、眠る直前に自慰を行うと、睡眠中にアポクリン腺を刺激してしまいます。自慰は眠る2時間前にはすましておくようにしてください。
自慰行為だけでなく、セックスも同様
当然ですが、セックスもしすぎるとホルモンバランスが乱れてしまいます。自慰ではないから大丈夫ということはありません。刺激によって、性行為の時に陰部の臭いが強くなる方も多いです。
もともと、わきが体質ではない方や野菜中心の食生活の方はそこまで臭いがきつくなることはありません。パートナーに不快な思いをさせないためにも、できる限りの対策をしていきたいですね。
女性特有の脇汗の原因と対策
女性特有の脇汗の原因としては、更年期障害が有名です。
更年期に入ると、女性ホルモンが急激に減少して自律神経が失調しやすくなります。すると、エクリン腺が刺激されてわき汗の異常分泌を誘発するのです。
この症状はホットフラッシュと呼ばれ、真冬でも急に大量の汗が噴き出すようになります。治療法としては婦人科で行うホルモン補充療法があります。また、生理もホルモンバランスの乱れを引き起こして脇汗の量を増やす原因のひとつです。
生理中はイライラすることが多いので、よけいにホルモンバランスは乱れていきます。イライラを感じたら気分転換をして、リラックスするのが大切です。
また、女性ホルモンのバランスを整えるには、大豆イソフラボンが有効です。豆腐、味噌、納豆などに含まれている成分なので、生理前や生理中にそれらの食材を積極的に摂取すればよいでしょう。
偏食や睡眠不足によってもホルモンバランスは簡単に乱れます。脇汗の過剰分泌を改善するには、快楽に溺れずに規則正しい生活を送ることがすべての基本であると言えます。