サウナに行っても顔から汗がでない!
どんなに暑い夏の日でも額に汗が滴ることはなく、肌がサラッとしているとメイクが崩れにくいです。夏でもサウナに言っても顔から汗が出ない体質の人は、「清潔感がある」とか「涼しげに見える」とか言われることがあるかもしれません。印象がいいのは確かですが顔汗を全くかかないというのは、実は肌にとって毒であったりします。
汗はかかないけれど顔が赤くなるなら熱中症になりやすいですし、基礎代謝が下がっていてダイエットの結果が出にくい、ニキビや肌荒れが出やすいなど、女性にとって見逃すことはできないトラブルの根源であったりします。全く汗が出ないという人は、この機会に体質改善を試みませんか。小さなころから汗をかきにくいという人も、ちょっとした日常のボディケアで体質をがらりと変化させることが出来ますよ。
実は「顔に汗をかかない人」は問題あり
顔が真っ赤なら熱が発散されていないかも
汗をかかない状態では汗と共に放出されるべき熱が体内に閉じ込められてしまいます。汗は出ていないけれど顔が赤くなる、皮膚が赤くなるという人は、熱が体内にこもっているという可能性があるでしょう。このような体内に熱がこもる状態を「うつ熱」とも言い、熱中症などの危険度も高くなっています。さらに、熱中症の症状は「顔が赤くなる」だけではなく、吐き気、めまい、頭痛、ひどくなれば記憶を失うことや、命を落とすこともあります。
ニキビなどの肌トラブルが発生するかも
正しく汗をかくことで、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを防ぐ効果があります。汗は皮膚の表面で皮脂と混ざり、乾燥や外部刺激から肌を守っています。汗をかかない状態になるとバリア機能が働かなくなるので、肌トラブルが発生しやすくなることがあります。また、ニキビのように目に見えるトラブルだけではなく、カユミやカサツキといった症状を起こすこともあるでしょう。
汗をかかないとアトピーが悪化!?
そもそもアトピー肌の人は発汗量が少ない人が多いです。アトピーを持っている人は自律神経が異常で新陳代謝が悪く、炎症によって肌のバリア機能が乱れているということがあります。しかし、アトピー肌の人も適度に汗をかかないと、肌が乾燥して痒くなることがあります。汗をかくことは肌の潤いを与えて刺激から肌を保護します。また、汗は体温を下げて痒みを抑える効果があるので、程よく汗をかけるようになることが大切です。ただし、人によっては汗に含まれる塩分や老廃物が強い刺激となり、肌トラブルにつながってしまうことがあります。そのような人は、汗が乾いた後に優しく塩分を拭うようにして肌質改善に勤めましょう。
適度な発汗することは美肌に必須
適度に汗をかくことは美肌にとって大切なこととなります。体の内側の老廃物を外に出す作用があるので、毛穴に詰まった古い角質や汚れを出してくれます。また、角質水分量の増加、新陳代謝の促進にもつながり、美肌を保つためには欠かせない機能といえます。抗菌成分の供給にも欠かすことが出来ないので、汗が出ないという人は汗をかける努力をするべきです。
顔から汗がでない原因
汗をかく機能が衰えているのかも
現代人の生活にはクーラーが欠かせない存在となっています。日中にクーラーが効きすぎている環境の中で過ごしていると、体の芯まで冷えてしまっていて汗をかきにくい体になっていることがあります。また、中には2歳頃までの環境でエアコンを使った部屋に長くいたという人は、本来汗腺が発達する時期に汗をかかなかったので、汗腺が未発達である可能性もあります。汗腺機能をさげてしまっている不自然な環境は、汗をかく機能を衰えさせているということが言えるでしょう。
基礎代謝が悪くなっているのかも
汗をかかない一つの原因が、基礎代謝が低下しているということにあります。「免疫低下」ともいわれている状態で、体のエネルギーが不足している可能性が高いです。汗には免疫グロブリンIgAという免疫を司っている物質が含まれていますが、汗をかかないことで免疫グロブリンIgAが減少し免疫が低下、基礎代謝が悪くなっています。
体全体で汗をかかないなら病気の可能性も
暑いのに汗をかかない、体全体から汗が出ていないというのは異常なことです。いくつかの症状がありますが、以下のような病気が隠れている可能性があります。
- 脱水症状
- 無汗症
- 甲状腺機能低下症
- 低体温症
本当に全く汗をかかなくて、何か体調の悪さを感じているのであれば、一度お医者さんにかかることをおすすめします。
汗には「良い」「悪い」汗がある
汗には「良い汗」と「悪い汗」の2種類があります。しっかりと顔汗をかいている人であっても、その汗が「悪い汗」であったら良い状態とは言えません。
良い:サラサラ
本来の汗は99%以上が水分です。通常は臭いはなくサラサラとしている状態が特徴です。
悪い:ベタベタ
一方で悪い汗はベタベタとしていて臭いが発生しやすいです。においの原因は、皮脂を通常の良い汗よりも多く含んでいるため蒸発しにくく、皮膚の表面をアルカリ化して菌が繁殖してしまいやすくなります。皮脂と悪い汗が混ざって雑菌が繁殖すると臭いが発生、肌にも悪い影響を与えていきます。
しかし、普段から汗をかきにくいという人はサラサラとしている「良い汗」よりも、じっとりとしている「悪い汗」に近い汗をかいているケースが非常に多いといいます。自宅でできる汗をかける方法を取り入れて、いい汗をかけるようなトレーニングをしていきましょう。
自宅で大量に汗をかく方法
しっかりと汗をかけるようになると、血行不良にニオイやすい「ダイエット臭」、30代頃に気になる体臭のひとつ「ミドル脂臭」などを予防することができます。まず手軽に取り入れやすく、毎日の入浴で退室を改善できる方法を取り入れていきましょう。
手足高温浴で血行促進
手足高温浴は血行を促進し、汗腺を鍛えることが出来る入浴方法です。2~3週間続けることで効果が発揮されてきます。
汗腺トレーニング法
| 方法 | ||
|---|---|---|
| ステップ1 | 手足高温浴 | 43~44度の熱めのお湯を0浴槽に張り、ひざから下・ひじから下を10~15分ほど浸ける。(手足別々でもOK) |
| ステップ2 | 微温浴 | ぬるいお湯を足して36度くらいの温度に下げ、全身浴を行う。(発汗を促すバスソルトや酢を入れると効果的) |
| ステップ3 | 汗の乾燥 | 風呂から上がって汗が引くまで乾燥をさせる。リンゴ酢、黒酢ドリンクでの水分補給をする。 |
手足高温浴では交感神経を高めて、手先・足先まで血流を促して代謝を上げる効果があります。温度を下げて全身漬かる微温浴では、副交感神経を高めて身体全体をリラックスさせて、じんわりと汗を流していくことが出来るようになる方法になります。微温浴が終わった後は汗が引くまで休養するのがおすすめです。お風呂から上がったら汗を軽くぬぐって、すぐには服を着ずに汗の乾燥をさせるのが好ましいです。クエン酸を含むお酢ドリンクを摂取することで、さらに代謝を高めて汗をかきやすい体作りをすることが出来るでしょう。
半身浴で汗腺を刺激
手足高温浴のトレーニングで汗腺を目覚めさせたら、半身浴を日課にして取り入れましょう。さらに汗をかきやすい体質へと変化させることが出来ます。
| 半身浴 | |
|---|---|
| 温度 | 40度くらい |
| 時間 | 15~20分位 |
| お風呂に入れるといいもの | 酢 炭(マイナスイオンを出す) 粗塩(ミネラル分が肌にいい) 市販のバスソルト・入浴剤もOK |
半身浴では40度くらいのお湯にゆっくりとつかるのがベストです。「お風呂に入れるといいもの」としてリストアップした「炭」や「塩」は、体を芯から温めて発汗を促す効果と浸透圧が高めて汗腺の働きをよくする効果があります。また、肌の保湿効果にも優れているので、湯上りのローションのような役割を果たしてくれるのでおすすめです。
ぬるま湯にゆっくりとつかれば、心臓に負担をかけることなくじんわりと汗がにじんでくるのを実感できるでしょう。繰り返しているうちに、いい汗をかけるようになってきます。
有酸素運動でさらに発汗を刺激
しっかりと汗をかける体になるためには、有酸素運動を取り入れるのが一番でしょう。
踏み台昇降運動
| 方法 | |
|---|---|
| ステップ1 | 踏み台を用意する。踏み台がない場合には厚めの本(図鑑など)で高さを作る |
| ステップ2 | 昇って降りてを繰り返す。目安は10分ですが、まずは5分から。 |
ステップ3 | ステップ2を3セット繰り返す。 |
ヨガやジムに通うのもいいですが、時間がないという人は入浴法の前後で手軽に家でできる方法を取り入れていきましょう。しっかりとステップ1からステップ3までやれば、休憩を5分ずつ挟んで45分程度の運動になります。45分というと長く感じますが、何気なくテレビを見ている時間、スマフォをしている間に取り入れられる運動です。毎日の習慣になれば筋肉量もアップし、脂肪がぐんぐんと燃えていくのでダイエット効果も期待することが出来るでしょう。
+筋力トレーニングで代謝UP
入浴や有酸素運動を取り入れて、「まだまだいける!」というのであれば筋力トレーニングも追加しましょう。筋力トレーニングは無酸素運動と言われる動きで、筋力をつけて代謝を上げる効果に優れています。基礎代謝が低くて汗をかけないという状態の人は、筋力アップを心がけることで汗をかける体質になりやすくなるでしょう。
筋力トレーニング
| 方法 | やり方 | 鍛えられる場所 |
|---|---|---|
| 腕立て伏せ | 足から肩まで身体を一直線に保って状態を上げ下げする | 上腕三頭筋、腹筋、体幹、大胸筋など |
| スクワット | 姿勢を正して、ゆっくりと状態を上げ下げする | ハムストリングス、ふくらはぎなど |
| クランチ(腹筋) | 横になって頭を上げ、腹筋を丸める運動を繰り返す。 | 腹筋 |
筋肉が増えれば基礎代謝が上がるので、普段の生活で必然的に消費されるカロリーが多くなります。痩せやすい体では同じように生活をしていても、自然と脂肪が落ちて体重が減り、憧れのしなやかなボディラインを作っていくことに成功するでしょう。
リンパマッサージで発汗を促進
良い発汗を促すのであれば、リンパマッサージも同時に取り入れるようにすることをおすすめします。リンパの流れは汗のかきやすさとも深い関係性があって、リンパの流れをよくすることで効果的に代謝機能を高られ、発汗を促すことにつながります。
リンパ節がある場所
- 鎖骨の辺り
- 首の付け根
- 脇の下
- おなか
- ひざの後ろ
- 脚の付け根
リンパ液はリンパ筋に向かって流すように、やさしくさするようにマッサージをします。この時にマッサージオイルを使うのは大変効果的でおすすめです。また、押して痛いなど【つまり】を感じる部分は、リンパ液の循環をよくするイメージで、ぎゅっと押すようにするのもおすすめです。適度な刺激でリンパ筋を刺激すると身体のめぐりが良くなり、代謝機能が高まります。顎のラインから首筋にかけてのリンパマッサージは、小顔につなげることもできるので取り入れていきましょう。半身浴をしている10分程度などの”ながらマッサージ”でいいので、習慣にしていくと効果的です。
【注意点】
運動前の水分摂取をお忘れなく
汗をかきにくい人はピンと来ないかもしれませんが、汗をかくと水分が失われていきます。汗をかきやすくするためにも、しっかりと水分摂取をして汗腺が開くように促しましょう。お酢ドリンクやスポーツドリンクなどを摂取して、体の巡りをよくするようにしてください。
運動の後はきちんと洗顔
まだ汗が顔をつたっていかないという人も、運動をした後にはしっかりと洗顔をすることを心がけてください。特に「悪いじっとりとした汗」は雑菌が繁殖しやすく、ニキビやカユミなどの肌トラブルを引き起こしやすいので洗顔がかかせませ。
アトピーの方の場合
アトピーの場合は汗の塩分が肌に残ってしまうと、肌が痒くなってしまう可能性が高いです。タオルなどを使ってこすらずに優しく汗をふき取るようにしてください。また、急に激しい運動をすると体温が急上昇して、肌が痒くなってしまいます。運動の前に半身浴やウォーキングを取り入れて、少しずつ汗をかく習慣をつけることをおすすめします。ただし、アトピー体質の場合には、汗をかくこと自体を控えた方がいいケースもあります。気になる場合には、必ず医師に相談をしてから始めましょう。
いい汗をかいて美肌&小顔に
汗が出ないというのは、汗をたくさんかく人からすると、「涼しげに見えて羨ましい」と言われることがあるかもしれません。しかし、サウナに入っても汗が出ないというのは、汗をかかず熱を体に閉じ込めているという証拠になります。体にとってあまりいい状態とは言えず、何か病気を持っている可能性ですら否定することができませんので、汗をかける体質へ改善することをおすすめします。
幼いころから暑い夏はクーラーが効いた冷房環境で生活をしてきたという人は、汗腺が未発達である可能性があります。知らず知らずのうちに汗をかけない体質になってしまっていますので、今から効果的な入浴や運動を取り入れて、汗をかける体質に生まれ変わるようにしましょう。汗をかけるようになると、ニキビ肌やアトピー肌が改善したり、基礎代謝がアップしてダイエットに繋げることもできます。いい汗をかいて、あなたも憧れの美肌・小顔美人に近づきませんか。