チョコレートがニキビの原因になる理由「糖質・脂質」含有量
チョコレートは、主原料のカカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスに、砂糖、ココアバター、粉乳、植物油などを配合して固めた食品で、お菓子、ケーキ、スイーツとして食されています。
チョコレートは、糖分と脂肪分がとても多く含まれ、肥満や生活習慣病の原因になるといわれることがあり、また肌においてはニキビ肌荒れの原因になるといわれることがあります。
チョコレートとニキビ肌荒れの関係
栄養価
チョコレートは栄養が豊富に含まれています。以下はチョコレートの100gあたりの栄養価です。カカオマスや乳成分、砂糖などの配合量によってチョコレートの栄養価は大きく変わりますが、一つの目安にして下さい。
カロリー
エネルギー(カロリー):565kcal
三大栄養素
炭水化物:55.0g、たんぱく質:7.3g、脂質:35.1g
ビタミン
ビタミンA:66μg、ビタミンB1:0.19mg、ビタミンB2:0.41mg、ビタミンB6:0.11mg、ビタミンB12:0.18μg、ナイアシン:1.2mg、 パントテン酸:1.5mg、葉酸:18μg、ビオチン:7.6μg、ビタミンC:0mg、ビタミンD:1μg、ビタミンE:0.7mg
ミネラル
カルシウム:62mg、リン:260mg、マグネシウム:176mg、カリウム:567mg、ナトリウム:64mg、鉄:6.3mg、 亜鉛:1.6mg、銅:0.55mg
その他
食物繊維:3.9g、カカオポリフェノール800mg
一般に販売されているチョコレートのほとんどは乳成分を含むタイプで、厳密にいうとミルクチョコレートといいます。ミルクを入れる目的は、カカオマスやココアなどの苦味を軽減させる目的や、まろやかさを向上させるためです。
チョコレートに含まれるポリフェノール
チョコレートには「カカオポリフェノール」というポリフェノールが多く含まれており、100gあたりカカオポリフェノール約800mgほど含まれています。
カカオポリフェノールの効果
- 活性酸素を除去して細胞の劣化を予防する。
- 動脈硬化を防ぎ、脳梗塞、心筋梗塞などの血管障害を予防する。
チョコレートというと、食べ過ぎれば虫歯、肥満、生活習慣病などの原因になるイメージがありますが、近年ではポリフェノールの効能に注目され、積極的にチョコレートを摂取している人も多いといいます。
カカオポリフェノールの効能だけを目的とした砂糖を含まないチョコレートも注目されています。
チョコレートにはカフェインが含まれる
チョコレートにはカフェインが含まれ、一般的なチョコレート製品100gあたり20mgのカフェインが含まれます。カフェインには、覚醒作用、交感神経活性化作用、利尿作用などの効果があります。
眠気をとりたい時や、集中力を高めたい時にコーヒーを飲んだりするのは、カフェインの覚醒作用を利用したものですが、覚醒作用によって不眠症になることがあり、1日の生活リズムを乱してしまうことがあります。
カフェインの作用は数時間から半日続くため、夜にチョコレートを摂取するのは控えたほうが良いと思います。
チョコレートとニキビ肌あれは無関係?
アメリカのペンシルバニア大学のある研究チームの発表では、チョコレートとニキビ悪化の関係は証明されなかったという見解を示しています。また、アメリカ食品医薬品局(FDA)においても食事とニキビの関係をはっきりと関連付ける根拠は乏しいとの見解を示しています。
ただし、元々ニキビができやすい人や、すでにニキビが多発している人の場合は、チョコレートを食べ過ぎることでニキビや肌荒れを悪化させてしまう可能性はあります。
チョコレートには飽和脂肪酸が多く含まれる
チョコレート100gあたり約35gほどの脂質を含みますが、その脂質を構成する脂肪酸のうち約22gが飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸はコレステロールを増加させて男性ホルモンなどの性ホルモンの分泌を促す作用があります。(※性ホルモンはコレステロールを原料に作られるステロイドホルモンです)。
例えば、卵などのコレステロールが多い食品をたくさん摂取するとテストステロンレベル(男性ホルモン濃度)が高くなることがわかっていますが、飽和脂肪酸においてもコレステロールを上昇させて一時的に男性ホルモンの分泌を促してしまうようになります。
男性ホルモンが増加すると皮脂が増加してニキビができやすくなりますが、チョコレートを食べ過ぎると皮脂が増加してニキビができやすくなるかもしれません。
チョコレートの糖分がニキビ悪化の原因?
一般的なチョコレートには糖質が豊富に含まれ、チョコレート100gあたり約55gが糖質でそのうちのほとんどが砂糖です。砂糖はブドウ糖と果糖が結合した二糖類で、素早く吸収される性質をもっています。
そのため、チョコレートを一度に食べ過ぎると血糖値上昇により、血液中の糖が溢れて血液がドロドロ状態になったり、血中カルシウムが低下したり、一時的に免疫バランスが乱れたりすることがあります。
そしてチョコレートによってニキビの炎症が悪化する可能性があります。砂糖の過剰摂取による免疫低下は数時間続くことがあります。ニキビ肌荒れが悪化している時は、チョコレートの食べすぎは控えるようにしたほうが無難です。