子供も大人も大好きなカレーライス。でもうっかりこぼした時や気付かずに付けたハネは、なかなか落ちないガンコなシミになりがちですよね。カレーのシミは、実は意外な方法でキレイにすることができるんです。ここではカレーの染み抜き方法について、わかりやすく解説していきます。
日光&キッチン洗剤でカレー染みを分解!
カレーのシミの成分は、ルーやスパイスに含まれる油分(脂質)、そしてスパイスの色素成分です。食品系の油を分解するのに役立ってくれるのが、ふだんキッチンで食器を洗うのに使う洗剤。そして最も残りやすいシミを分解するのが、なんと「日光」の力なんです。
ガンコに黄色く残るシミは、ほとんどがターメリック(うこん)の色素成分「クルクミン」で出来ています。このクルクミンは紫外線で分解されやすいという特徴を持っているため、「太陽の光に当てる」という方法でシミがキレイになるんですね。
用意するもの
・小皿等の容器
・歯ブラシ
・タオル
・ハンガー
※天候の良い日に行うことをおすすめします
注意点
※天然成分による染色や濃い色の布地の場合、洗剤成分によって色落ちを起こす可能性があります。事前に洋服の目立たない箇所で色落ちテストを行った方が安心です。
※洗濯表示や衣類の色柄によっては、天日干しができない場合があります。詳しくは後述をご参照ください。
手順
1)小皿に食器用中性洗剤を数滴垂らし、水を加えて溶液を作ります。
2)シミの裏側にタオルをあてます。
3)洗剤溶液を歯ブラシに付け、シミ部分に軽く塗っていきます。
デリケートな素材の場合には、歯ブラシでトントンと軽く叩くように汚れを落としていきましょう。
コットンや麻等で丈夫な素材の場合やシミの範囲が広い場合には、ごく軽く揉むのも効果的です。
4)シミ箇所を軽く水洗いします。この時点では黄色いシミが残っていることがほとんどです。
5)衣類をハンガーにかけ、日当たりの良い場所に干します。
日光の当たり具合や季節にもよりますが、1日干せばシミが目立たなくなります。
シミが残った場合には、もう少し時間をかけて日に当てましょう。
「陰干し」表示がある場合には…?
洗濯表示に「陰干し」マークがある場合、日光に直接当ててしまうと素材へのダメージが起こる可能性があります。この場合には、日光に直接当たらない場所で「短時間の外干し」を繰り返しましょう。紫外線が60%程度まで弱くなる曇り空の日を狙うのもおすすめです。
ただし直接的に日光に当てるのに比べると紫外線量が少なくなるため、シミを抜くまでには日数がかかります。
服の色によっても日干しNG?
スパイス成分を分解してくれる紫外線は、実は衣類の色素を分解してしまう効果も持っています。特に「黄色・赤色・オレンジ色・濃いピンク色」は、紫外線によって退色(色褪せ)しやすい色です。
身頃、衿や袖口、柄等にこれらの色が多く使われており、退色させたくない…という場合には、残念ながら今回の「日干し」シミ抜きはできません。
おわりに
カレーの染みに対して驚くほど高い効果を発揮してくれる「日干し」のシミ抜き方法ですが、デリケート素材や、上記にあてはまる色柄もの等では衣類にダメージを与えてしまう可能性があります。
また原則として今回のシミ抜き法は「水洗い」を行うことを前提としており、水洗い不可の製品には向いていません。
日干し染み抜きができない場合や、「何日干してもシミが取れない…」という場合には、クリーニング専門店に相談をしてみましょう。