グラブが濡れてしまったら
グラブの手入れで一番大事なこと。それは、濡れたグラブの手入れです。“濡れたときの対処が悪いと、グラブは急速に劣化する”こと。ここで知っておきたいのは、グラブが濡れる原因です。ひとつは、「雨」。そしてもうひとつが、「汗」です。グラブ乾燥ケースや特殊な設備は、どの家庭にもあるわけではありません。身近なものでどう対処するかを説明してみます。
絶対にしてはいけないこと・・・
1.コタツにいれる 2.ドライヤーの温風をあてる 3.日光をあてて干す
4.衣類乾燥機にかける 5.電子レンジで熱する
どうですか? ひとつでも心当たりがあるかもしれまん。グラブは牛皮。熱には弱いことを覚えておきましょう。
雨に濡れた場合
- 必要アイテム
- 新聞紙 タオル 雑巾 ブラシ 扇風機(時期的にあれば)
まずは、泥を取り除きます。
ここで手入れ作業の“汚れ落とし”をする必要はありません。細かい汚れは、グラブが乾いてからしっかり落とすようにしましょう。
ここで大事なことは、ドロを落とすこと。それと、グラブ全体を拭いてあげることです。特に、手の平(裏革)部も大事です。水分は取れませんが、念入りに拭きましょう。
日陰干し、乾燥作業の準備をします。
つぎに、手の平部分にタオルを入れます。手の平部分すべてに入るようにタオルを丸めて入れておきます。ベロが盛り上がるほど大きく丸めないようにしましょう。また、丸めた新聞紙では、乾いたときに手の平に新聞紙のインクが滲んでしまうことがあるので、タオルがおすすめです。
これで乾燥の準備は完成です。
※実際のところ、これだけでは水分はとれません。しかし、ここまでをしっかりしておくことが後々に状態を保つことにつながっていきます。
最初の泥落としとグラブを拭いてあげること。実は、濡れた時にしっかりとグラブを拭いてあげることで、グラブの匂いやカビの繁殖を防ぎます。特に手の平部分です。臭いグラブは汗が原因ではなく、濡れたり、汗をふくんだあとにカビが繁殖して匂いとなります。”濡れたらきちんと拭く”を覚えておくと、グラブは臭くなりません。
日陰で立て掛けておく。
あとは乾くのを待つだけです。
※翌日、半乾きでも使用せざるを得ないと思います。だから翌日もう一度同じ作業をします。汚れ落としなどの手入れは、グラブが完全に乾いてから行うようにしましょう。
人工的な熱で乾かそうとすると、革を傷め、変形、変色をおこします。コタツ・ドライヤー・ストーブ・レンジなどは使用するのは避けましょう。
決して「熱さで乾かそう」とせず、風で乾くことを知っておきましょう。洗濯物も、太陽の熱で乾くのではなく、風で乾きます。これと同じです。
汗で濡れた場合
手を入れていた手入れ部の中、手の平(裏革)部分と、ヘリ革です。特にヘリ革は汗で濡れたら必ず拭きます。汗には塩分が含まれていて、ヘリ革をそのままにしておくとヒビ割れを起こします。必要であれば拭いたあとには、オイルを塗ってもいいと思います。
汗で濡れた場合の手入れとしては、このぐらいです。