■ 「デ・ニーロ・アプローチ?それって新しいダイエット法とか?!」
と、その疑問にお答えする前提で、まずは皆さん、
ロバート・デ・ニーロをご存知ですか?
「え?誰それ??」と思われた方に軽くご説明をば・・・
ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro 以下・デ・ニーロ)は、アメリカを代表する俳優で映画監督。「レイジング・ブル」「ゴッドファーザー」「ディアハンター」「アンタッチャブル」など数々の歴史に名を連ねる映画作品に主演・出演。
映画「ゴッドファーザー PARTII」(1974年公開)では、若き日のドン・コルレオーネを演じ、アカデミー助演男優賞を受賞。
その後、「レイジング・ブル」(1980年公開)では実在のミドル級ボクサー、ジェイク・ラモッタを完璧なまでに演じ切り、アカデミー主演男優賞を受賞。その演技力もさることながら、とりわけ、この作品におけるデ・ニー・ロの徹底した「役作り」に全世界注目が集まりました。
そう。デ・ニーロといえば、「徹底した役作り」をすることでも有名な俳優なんです。
その一部をご紹介すると・・・
■デ・ニーロの貪欲過ぎる徹底した役作り
●イタリア語を完璧にマスターするために、シチリアに移住。
『ゴッドファーザー PART II』(1974年公開)では、シチリア出身の若き日のドン・コルレオーネを演じるために、シチリア島に住みイタリア語を完全にマスター。さらに、前作1作目でドン・コルレオーネを演じたマーロン・ブランドに似せるため、ブランドのしゃがれ声を完璧に模写。
※また、後年『ディア・ハンター』(1978年公開)の際にも、物語の舞台となったピッツバーグに撮影数ヶ月前から偽名で定住。さらに鉄工所で働こうとしたが、現地の人に拒否されたそう。
さらに、主人公がユダヤ人の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984年公開)では、ユダヤ人家庭にホームステイしたとか。
●タクシードライバーになりきるため、実際にタクシードライバーとして働く。
『タクシードライバー』(1976年公開)では、主人公でタクシードライバーのトラヴィスを完璧に演じるため、3週間、ニューヨークでタクシードライバーとして実際に働いた。
●ボクサー役として完璧にボディを仕上げ、さらにボクサー引退後の肥満体となった外見をも完璧に再現するため、たった4か月で体重27kg増量
『レイジング・ブル』(1980年公開)では、実在のミドル級ボクサー、ジェイク・ラモッタを好演。ラモッタの現役時代さながらの鍛え抜かれた肉体をつくりあげました。さらに同作では、現役引退後に肥満体型となったラモッタをも完璧に演じるために、わずか4か月で体重を27キロ増量。増量のためイタリアに赴いて、現地のあらゆるレストランを食べ回ったそう。
●実在の伝説的ギャングスター、アル・カポネを演じるために剃髪
『アンタッチャブル』(1987年公開)では禁酒法時代に実在した伝説的ギャングスター、アル・カポネを完璧に演じるために、豊かな髪を抜き、頭髪をそり上げました。尚、アル・カポネの外見に近づけるためまたしても増量することを検討するも、同時期に別の映画への出演が決まっていたため増量できずボディスーツを着用して外見を模写。でも、顔だけは太らせて撮影に臨んだのだとか。
などなど。
こうした徹底したリサーチに肉体改造を行い、貪欲なまでに役になりきろうとするデ・ニーロの役作りは一躍有名になりました。
そして、後年、現代の俳優でも、デ・ニーロばりの、とりわけ強烈な体重増量や減量をもいとわず役作りをする俳優も続々いますよね。
そんなことから、こうした徹底した貪欲なまでの役作りを総して「デ・ニーロ・アプローチ」と近年では呼ばれるようになったそうです。
確かに、役作りのため「短期間で減量して肉体改造した」という例もあるはある。
ですが、そのテの「セレブも実践したナイスなボディメイキング術♪」なんて、ネットニュースなどで日々キャッチアップされるじゃないですか。だから、敢えてここでネタにする必要もないわけです。
今回、ここで彼ら名優たちの役作りから学びたいのは、「どうしたら痩せて完璧なボディになれるのか」というより、
「どうやったら増量できるのか」。
要は、
「何をやると太るのか?」
というダイエットの禁忌事項です。
そうです!超ハードスケジュールの彼ら名優たちが、痩せるとか体型維持とか健康促進ではなく、逆に短期間で増量に成功したということは、モロに「ダイエットの禁忌事項」をおかしているわけです。
今回は、そんな短期間で増量に成功した彼らから「これをやったら確実に太る!」を学んでまいりましょう。
■これをやったら確実に太る!世界の名優が実践した「デブ化肉体改造」に学ぶダイエットの禁忌
●ジャレット・レト 30kg増量
「ファイトクラブ」「パニックルーム」「レクイエム・フォー・ドリーム」に出演していた
俳優のジャレット・レト。当時は細マッチョ系イケメン俳優として活躍していたのですが・・・やってくれました。
2007年に公開された「チャプター27」に出演。元ビートルズのジョン・レノン殺害犯である実在の人物マーク・D・チャップマンを演じたジャレット。チャップマンを完璧に演じるため、本人のインタビュー映像から、仕草や話し方まで徹底的に研究し、顔に特殊メイキャップを施し、さらに、体重をたった2か月間で30kg増量に成功。
ジャレットは太るため、食事の回数をとにかく増やし、食事を炭水化物が中心のメニューに変更。さらに、糖質・脂質を大量摂取するため、アイスクリームを溶かしたものを飲み、胃を常に満腹にしていたそうです。
★ジャレット・レトに学ぶダイエットの禁忌
⇒「食事を「糖質」中心にし、糖質を過剰摂取すると確実に太る」
●ラッセル・クロウ 28kg増量
メガヒット作品にしてアカデミー賞も受賞した歴史大作映画「グラディエーター」(2000年公開)に主演、ローマ軍の将軍にして剣闘士のマキシマスを演じ、惚れ惚れするような筋肉美を披露したラッセル・クロウ。
『ワールド・オブ・ライズ』(2008年公開)に出演時、肥満体のCIAエージェントを演じるため、ラッセルは体重を28kg増量。
ラッセルは太るため、毎朝の食事として複数のバーガーを摂取。さらにカップケーキ専門店「スプリンクル」のカップケーキも食べ、そして、なるべく体を動かさない生活を送ったそうです。
★ラッセル・クロウに学ぶダイエットの禁忌
⇒「ジャンクフード、スイーツを大量摂取し、なるべく運動を控えると確実に太る」
●マット・デイモン 13kg増量
デビュー当時は、細マッチョなイメージが強かったマット・デイモンですが、その後「ボーン・アイデンティティー」「オーシャンズ11」「エリジウム」などアクション俳優としてもブレイク、近年では「グッド・シェパード」「ディパーテッド」「インビクタス」「オデッセイ」などヒューマンドラマまで出演、幅広く活躍するように。そんなマット・デイモンもやってくれました。
2009年に公開された「インフォーマント!」に出演。企業犯罪をFBIに告発してヒーローになろうとするビジネスマンをコミカルに演じました。肥満体の主人公になりきるため、マットは、13kg増量に成功。
太るため、ガムシャラに食べまくり、ジャンクフードを詰め込み、黒ビールを大量に摂取。それまでに鍛え上げた筋肉美を脂肪で覆い隠すことに成功したそうです。
★マット・デイモンに学ぶダイエットの禁忌
⇒「ガムシャラに食べまくり飲みまくると確実に太る」
●レニー・ゼルウィガー 13kg増量
そして、女優も役作りのため増量にチャレンジ。
役のため増量した女優のケースで有名なのがこちら、レニー・ゼルウィガー。
イギリスの女流作家ヘレン・フィールディングのベストセラー小説が原作の映画「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001年、2004年公開)に主演。等身大のアラフォーイギリス人女性を演じるため、レニーは完璧なブリティッシュ・イングリッシュをマスター。さらに、レニーはブリジットのぽっちゃり体型をつくるため、体重を13kg増量。 恋に仕事に全力投球するぽっちゃり女子ブリジットを好演し、話題になりました。
完璧にしかも健康的に太るため、栄養士を雇って指導を受けつつ、ひたすらピザやドーナツなど高カロリー食を摂取したそうです。ちなみに、この「ブリジット・ジョーンズ」シリーズは世界中で好評を博し、ほどなく続編が決定。レニーは二度も増量にチャレンジして役に挑みました。
★レニー・セルウィガーに学ぶダイエットの禁忌
⇒「高カロリー食を大量摂取すると確実に太る」
●シャーリーズ・セロン 14kg増量
そして、役のため増量した女優のケースで、前述のレニーとともに有名なのがこちら。
完璧な美肌に美貌、身長177cm、バスト91cm、ウエスト61cm、ヒップ91cmという完璧なボディを持ち、ファッションモデルとして活躍したのち女優としても成功をおさめたシャーリーズ・セロン。
彼女は、映画「モンスター」(2003年公開)で、実在の連続殺人鬼アイリーン・ウォーノス役を熱演。関係者に取材を行い、収監されたアイリーンの裁判のビデオなども研究し、喋り方や立ち居振る舞いなどを徹底的に研究。外見も実在のアイリーンに似せるために眉毛を抜き、さらにはわずか4週間で体重14kg増量に成功。
太るため、それまでワークアウトで鍛え上げた完璧なボディを捨て去ることを決意、クリスピークリームのドーナツやポテトチップスなど糖質・脂質を大量に摂取し、短期間での増量に成功したそうです。
こうした徹底した肉体改造に加えて、複雑なキャラクターを緻密に演じたことが評価され、同作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。
★シャーリーズ・セロンに学ぶダイエットの禁忌
⇒「ジャンクフードなど糖質・脂質の高い高カロリー食を大量摂取すると確実に太る」
●トニ・コレット 20kg増量
さらに、レニーやシャーリースを越える20kg増量に成功した女優がいます。
トニ・コレット。
「え?誰?」って思われた方、M.ナイト.シャマラン監督の名作「シックス・センス」(1999年公開)で主人公の少年を女手ひとつで育てる孤独な母親を演じた女優さんです。他にも「アバウト・ア・ボーイ」「リトル・ミス・サンシャイン」「イン・ハー・シューズ」などにも出演、好演した実力派女優です。
シャーリーズ・セロン同様、長身で細見だったトニですが、ミュリエルのぽっちゃり体型を手に入れるために、ピザ、アイスクリーム、チョコレートなど高カロリー食をひたすら摂取したそうです。
★トニ・コレットに学ぶダイエットの禁忌
⇒「高カロリー食のおやつを大量摂取すると確実に太る」
●日本の俳優も!鈴木亮平 30kg増量
そして、こうしたハリウッドの俳優だけじゃないんです。日本人俳優もやってくれました!
鈴木亮平といえば、2014年のNHK朝ドラ「花子とアン」でヒロインの夫を演じたことで有名ですね。ごく普通の好青年、なイメージなんですが、この方もまた役作りキッカケの肉体改造が凄いです。映画「HK/変態仮面」(2013年公開)、「TOKYO TRIBE」(2014年公開)に出演した際にはビルドアップしたキャラクターの外見を手に入れるため、脂肪をそぎ落とし筋量をアップした上で15kg増量。
ところが、その後、テレビドラマ「天皇の料理番」では病に侵される役柄から20kgの減量に成功。
さらにさらに。
映画「俺物語!!」(2015年公開)では、身長2メートル・体重120kg(推定)の大男・猛男を演じるために、なんと30kgの増量に成功。このひと、日本のクリスチャン・ベールですね(笑)
太るため、大量のパンとプロテインを摂取。暇を見つけては食べたり飲んだりして増量にいそしまれたのだとか。
★鈴木亮平に学ぶダイエットの禁忌
⇒「大量の糖質脂質を摂取し、暴飲暴食すると確実に太る」
●【デ・ニーロ・アプローチの世界最高記録保持者】ヴィンセント・ドノフリオ 32kg増量
数々紹介してまいりましたが、きわめつけがこの方です。
現時点で、「デ・ニーロ・アプローチ」で最も大幅な増量を達成したのがこの方、ヴィンセント・ドノフリオ。
最近ですと、映画「メン・イン・ブラック」や「ジュラシック・ワールド」に出演、人気テレビドラマシリーズ「LAW&ORDER」に主演するなどされてますが、なかなかの名優です。古くは、スタンリー・キューブリックの名作「フルメタル・ジャケット」にはじまり、「JFK」「エド・ウッド」「フィーリング・ミネソタ」「ザ・セル」など多数出演。
太ったいじめられっこのドンくさい新兵から、連続猟奇殺人鬼、心理戦に長けた知的な捜査官など、出演する作品ごとにカメレオンのように外見を変え、様々な役柄を見事に演じるヴィンセント。
「とても同じ俳優が演じたとは思えない!」と評されるその高い演技力から、「カメレオン俳優(The Human Chameleon)」なんて呼ばれてるそうです。
そんなヴィンセントがカメレオン俳優と冠されるキッカケとなったのが「フルメタル・ジャケット」。
物語はベトナム戦争時代を生きた若者達がメイン。ヴィンセントが演じたのはいじめられっこの新兵ローレンス。何をやらせても不器用で外見もぽっちゃりして愚鈍なイメージのローレンス。訓練キャンプでの過酷な訓練、日常的に行われる上官からの罵倒や体罰、度重なる訓練生からのリンチがもとで徐々に精神に変調をきたし、ついには人格崩壊。破滅へとひた走る新兵ローレンスをヴィンセントは見事に演じ、脚光を得びました。
このデップリ太った体型になんともドンくさそうな雰囲気、いかにもイジメのターゲットになりそうなこの新兵ローレンスの役作りのため、体重を32kg増量することに成功。ローレンスの外見を作るため、9か月間に渡り脂ぎったジャンクフードをひたすら食べ続け、増量に成功したそうです。
ヴィンセントが達成した「役作りのために行った32kgの増量」、今のところ世界最高記録らしいです。
★ヴィンセント・ドノフリオに学ぶダイエットの禁忌
⇒「ひたすらジャンクフードを食べ続けると確実に太る」
いかがでしたか?
以上のことから、
いかに、パンやスイーツ、ジャンクフードなど糖質・脂質の過剰摂取が、「肥満」への地獄のデスロードであるかがお分かり頂けたと思います。
外気温が低く、そんな寒い外気にふれることでかえって基礎代謝が高まりやすい秋冬。ついつい閉じこもりがちになっちゃいますが、考えようによってはいまが「痩せやすい体質づくりへのチャンス」ともいえます。
このシーズンに積極的に『行動』した方こそ、ダイエットの成功者ともいえますね!ぜひおためくださいね。
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