治療に保険適用はある?
わきが手術で保険適用となる基準について解説します。
わきが手術の保険適用3つの条件とは?
わきがの手術は、次の3つの条件をクリアすれば保険が適用されます。
■保険診療を行っているクリニックで手術をする
■医師に保険適用のわきがの症状があることを認めてもらう
■保険適用として認められた手術をする
保険が適用されるかどうかで、費用に大きな違いが出るので、この確認は重要です。具体的には、自由診療(保険適用外)であれば20万円~30万円、保険適用であれば5万円程度。どうせ手術をするならば、保険をつかったほうが財布には嬉しいですね。
保険適用となるための最大のハードルは?
上の条件のうち、1と3はそれほど難しくないでしょう。
保険診療を行っているかどうかは、事前に調べられますし、手術をする際には、「剪除法(せんじょほう)」、「吸引法」、「マイクロウェーブ法(ミラドライ)」などといった、保険適用の手術を選べば良いだけです。
問題は2で、医師がそのわきがを保険適用と認めるかどうかです。
わきがは、ニオイの問題です。ニオイが強いかどうかは、それを嗅いだ人がどう感じるかという、主観的なもの。それならば、何をもって医師は「保険適用のわきが」と「自由診療のわきが」を区別しているのでしょう。
医師はどうやって保険適用の可否を決めるの?
医師が保険適用の可否を決める方法は2つあります。ただし、かならず両方とも実施する、というわけではありません。
■嗅いで確認する
わきにガーゼを一定時間はさんで、それを医師が実際に嗅いで確認します。
保険適用となるかどうかは、医師がそのニオイをわきがと判断するかどうかです。
客観性を保つために、医師以外のスタッフにも確認させることがあります。ニオイを嗅げば、わきがであるかどうかは、ほぼ分かります。
問題は、そのわきがが、保険適用のレベルであるかどうか、という点です。これは、経験を積んでいるとはいえ、そのクリニックの医師の主観により判断されます。
■切開をしてアポクリン汗腺の存在を確認する
簡単な切開をしてみて、わきがを発生させるアポクリン汗腺があるかどうかを確認する場合もあります。
客観性が保たれる理想的な方法ですが、保険適用のわきが手術自体、採算面で避けられている現状なので、切開までして確認してくれる良心的なクリニックがどれほどあるか、という点が問題です。
判定の結果、保険が適用され、手術を受けられるのが理想的ですが、その第一歩として、まずは信頼できる医師やクリニック選びが重要といえるでしょう。
子供のわきがについて
わきがの治療で保険が適用される人は、生まれつきわきが体質でなければいけないので、誰でも保険が適用されるというわけではありません。
また、保険が適用できるかできないかは医師が決めるので、わきが体質であったとしても保険が適用されないクリニックもあります。
わきがの治療を受ける場合は1ヶ所で判断するのではなく、複数のクリニックに行って保険適用となるのか、治療内容や費用はどうかしっかり見比べることが大切です。
未成年は治療を控えた方が良い理由
親がわきがだと、子供にもその遺伝子が受け継がれる場合があります。
小学生くらいの子供がわきがだと、親はとても辛い気持ちになるため、わきが手術を受けさせようと思うことでしょう。
しかし、子供にわきが手術を受けさせるのは得策ではないため、やめておくことをおすすめします。成人した人であれば、アポクリン線がいくらサイズに大きくなっているため見つけて取り除くのは容易です。
ところが、子供のアポクリン線は相当小さく、近くでも見なければ分からない程小さいので手術が難しくなります。
また、わきが手術は子供の体に大きな負担がかかってしまうため、あまり良くありません。
子供におすすめのわきが対策
子供のために行なうべき対策として特に気をつけるべき点は、子供に臭いという言葉を使わないことです。
直接言葉にしていうのは厳禁だということを覚えておきましょう。それ以外にも、子供に臭いという印象を与えないことも大切です。子供の心は非常にデリケートなので、気をつけたいところです。
少しでもマイナスの印象を持たせてしまうと、それがきっかけで気になりすぎてしまい性格にも悪影響を及ぼします。
子供の心を傷つけずに行なえる対策方法として、まず、洋服をしっかり洗うことです。アポクリン線から出た液体は強い臭いを発しますので、その臭いをしっかり除去してあげましょう。
また、洗濯をする前に臭いを抑える効果がある柔軟剤を使って、しっかり洗ってあげることも大事な作業になります。この作業は、親が行なってあげるようにして下さい。子供に臭い対策をさせるのは、間接的にあなたは臭いといっているようなものです。臭いに関しては一切触れずに、徹底した対策などのサポートに力を入れましょう。