レーザー、フォトフェイシャル、塗り薬、化粧品、飲み薬・・・
「シミを消す」と言われる方法って、本当に効くのか疑問な方法も含めて、たくさんあって迷ってしまいますよね。
そこで、当ページでは、シミを消すためにある様々な方法について、それぞれの方法が実際のところどうなのか、本音でお伝えしていきます。
もうこれ以上、シミに悩まされないために、シミを消す方法を納得して選ぶための一助としてください。
シミを消す方法の分類
まずはじめに、シミを消す方法と言っても様々ありますが、大きく4つの分類に分けることができます。
シミを消す方法、4つの分類
この中で、はっきり明確に”シミを消す”と言えるものは「1.シミを焼く方法」となります。
そして、その最も代表的な方法として、シミ取りレーザー治療があるため、ここはわかりやすいですね。
このように、4つに分類した中に、さらに具体的な方法として、どのようなものがあるのかをご紹介します。
- シミ取りレーザー
- ルビーレーザー
- アレキサンドライトレーザー
- ヤグレーザー
- 光治療(IPL)
- フォトフェイシャル
- フォトシルクプラス
- ライムライト
- フォトrf
- I2PL
- スムースクールなど
以上が、シミを消す方法として分類した中の、具体的な方法となります。
それでは、引き続き、それぞれの具体的な方法について、詳しくお伝えしていきます。
シミを消す方法① シミを焼く
まず、シミを消す方法としては、この「シミを焼く」という方法が王道になります。
レーザーでシミの元となるメラニンを直接焼くため、まさしく物理的にシミを消す方法と言えます。
ただ、レーザーというとあまり馴染みがないため、「なんとなく恐い」というイメージで避けている人が多いのも事実です。
しかし、レーザー自体の研究は1950年ごろから進められている上、シミの治療に用いられるようになってからもすでに20年以上が経過しているため、実はシミのレーザー治療はそれほど新しい技術ではありません。
また、レーザーでシミを焼くというと、他の皮膚も傷つけたり、跡が残ったりしないか、不安に感じる人がいるかもしれませんが、この点についても「選択的光加熱分解作用」という理論によって、シミ以外の細胞には反応させず、黒いメラニンのみに反応させることができるようになっています。
こうした基本原理を理解できれば、納得してレーザー治療を受けることができます。
そこで、以下のページでは、シミのレーザー治療の点について利用者視点からわかりやすく説明しているため、もしシミのレーザー治療についてもっとよく知りたいという方は、以下のリンクを参照してみてください。
また、もし「今すぐシミを消したい」と考えている方は、以下のページを参照してみてください。
レーザー治療と、光治療(フォトフェイシャルなど)の違い
なお、シミのレーザー治療と並んで、光治療(フォトフェイシャルなど)も「シミを焼く」方法のひとつとして同じ分類に挙げました。
この点に対して、レーザー治療と、光治療は違うものだと思う方もいるかもしれませんが、実はレーザーも光治療も根本の原理は同じです。
光治療も、レーザー治療と同様の「選択的光加熱分解作用」で、シミに反応する光を当てて「シミを焼く」形となります。
その証拠として、以下の画像は背中にたくさんできたシミに対してフォトシルクプラス(光治療の一種)を当てたものとなりますが、レーザー治療をした場合と同様にシミに反応して、シミの部分が”かさぶた”になっています。
【シミの光治療(フォトシルクプラス)を受ける前】
【シミの光治療(フォトシルクプラス)を受けた直後】
シミの光治療でも、シミの部分が黒く反応して、かさぶたができることが見てとれる
光治療とは
つまり、シミの光治療は、基本原理としてはレーザーと変わらないのですが、レーザー治療を受ける際に多くの人が気にする”治療後のかさぶた”をできにくいようにするため、照射する光の波長や出力を変えるなどしたものに過ぎません。
上の画像は、シミがよく消えるように光治療機(フォトシルクプラス)の出力を高めてもらっているため、「かさぶた」がよくできていますが、顔のシミ治療などで「かさぶた」ができるのをイヤがる人の場合は、出力を抑えてシミへの反応を弱くします。
従って、「かさぶた」にならないようにシミを消す(実際は薄くする)ためには、何回も繰り返し受けなければならず、早くしっかりとシミを消したいと思うのであれば、「かさぶた」になる可能性を受け入れて、高い出力の光治療を受けるか、究極はレーザー治療を受ける形となります。
光治療に様々な呼び名がある理由
ちなみに、美容皮膚科のウェブサイトを見ていると、光治療として有名なフォトフェイシャルやフォトシルクプラスなどの他にもたくさん呼び名があることに疑問を感じる方がいると思います。
この点について、シミの光治療として様々ある呼び名については、実は機種名となります。
複数のメーカーから、たくさんの光治療の機種が出されており、それぞれ特性(高周波エネルギーと組み合わせているや、日本人の肌に合わせているなど)が異なっているため、迷ってしまいがちですが、大枠としては光治療で変わりません。
レーザー治療であれば、主に3種類(ルビーレーザー・アレキサンドライトレーザー・ヤグレーザー)で、メーカーが違っても基本的に規格が統一されているのですが、光治療機の場合はメーカーごとに仕様が異なっているため混乱しがちです。
ただ、前述の通り、基本となる原理はレーザーと同じで、機種ごとにそこまで大きな違いはないと理解されると、そこまで迷わないかと思います。
なお、光治療に関しては、以下のページでまとめており、実際にどこで光治療を受けたらよいかという点まで検証しています。
もし、実際に光治療を受けてみたいという方は、以下のページをご覧ください。
光治療(フォトシルクプラス)の効果
また、光治療の具体的な効果については、以下の体験談のページにおいて紹介しています。
背中全体に対してフォトシルクプラスを当てたものとなりますが、写真付きでよく理解頂けると思います。
ここまで、「シミを焼く方法」として、レーザー治療と光治療について、お伝えしてきました。
それでは、次のページからは「シミを排出する方法」についてお伝えしていきます。
シミを消す方法② シミを排出する
シミを排出する方法は、以下の3点が挙げられます。
- トレチノイン療法
- 液体窒素を用いた冷凍凝固法
- フラクショナルレーザー
それぞれの概要をお伝えすると、次の通りとなります。
シミを排出する3つの方法の概要
トレチノイン療法とは、特殊な塗り薬で肌の新陳代謝(ターンオーバー)を強制的に促進して、シミのある部分の肌を入れ替える方法です。
また、液体窒素を用いた冷凍凝固法とは、マイナス200度の超低温の液体窒素を使って、シミのある部分に凍傷を起こさせて、シミのある部分の皮膚を強制的に再生させる方法です。
そして、フラクショナルレーザーを使った方法とは、微細なレーザーで皮膚に刺激を与えて、強制的に肌の新陳代謝を促すものです。
この3つの方法は、意図的に肌に刺激を与えて、シミのある皮膚ごと肌を強制的に再生させるという点では共通しています。
それでは、これらの方法を、ひとつひとつ見ていきたいと思います。
トレチノイン療法
トレチノイン療法は、東京大学の先生(当時)が発案した方法で、美容皮膚科などに行かなくても個人でも出来なくはない方法であるため、独自に試してみる人が多いです。
ただ、トレチノインという塗り薬は、原則として医師の処方なしには手に入れられない処方薬で、肌に対して強い刺激を与える劇薬でもあるため、使用にあたっては注意が必要です。
当サイト管理人の個人的な感想としては、トレチノインを使ってこのようなリスクのある難しい治療を自分で試すよりも、専門医のもとでレーザー治療を受ける方がシンプルに問題解決を図れると考えています。
ただ、トレチノインを使った方法は根強い人気があることは事実ですので、以下のページで詳しく説明しています。
専門的な内容も多いですが、もし興味のある方は以下のページを参考にしてみてください。
液体窒素を用いた冷凍凝固法
液体窒素を用いた冷凍凝固法については、あまり美容皮膚科では行われておらず、一般の皮膚科や形成外科で行われることが多い印象です。
ちなみに、液体窒素を用いた冷凍凝固法は、NHKの情報番組である「ガッテン!」においても、2016年1月20日の放送回で紹介されていました。
この時の放送では、日光角化症という皮膚がんにつながる可能性のあるシミについて解説されており、その関連でこの治療法が紹介されていました。
ただ、液体窒素を用いた冷凍凝固法は、皮膚に対して物理的に強い刺激を与える方法であるため、”戻りシミ”になる可能性が高いと言われています。
そのため、これが理由で美容皮膚科ではあまり行われることがないのかもしれませんが、もしこの治療法を受けられる際には一応ご留意頂ければと思います。
フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは、1平方センチの限られた範囲内に、非常に微細なレーザーを数百から数千発照射するものです。
微細なレーザーで皮膚に刺激を与えて、強制的にシミのある部分の皮膚ごと新陳代謝で入れ替える形となります。
フラクショナルレーザーのイメージ
なお、このフラクショナルレーザーは、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)の一種となります。
元々、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、物理的に皮膚の表面ごとシミを削り取るイメージのもので、出っ張ったイボを取り除くために現在も使用されているものとなりますが、肌のシミに対して使うと跡が残りやすいと昔は言われていました。
ただ、この炭酸ガスレーザーの技術が進歩して、フラクショナルレーザーが登場してからは、以前より治療後の跡は残りにくくなりました。
ネット上の情報を見ていると、昔の古い炭酸ガスレーザーのことを取り上げて跡が残りやすいと書いているものが多いですが、混同しないようにご注意ください。
なお、フラクショナルレーザーは、一定の範囲内の皮膚を入れ替える形となるため、例えばニキビ跡やボコボコ肌を生まれ変わらせるために使う場合もあります。
そのあたりも含め、フラクショナルレーザーについては、以下の「肌のくすみ」のページでお伝えしているため、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
ここまで、「シミを排出する方法」として、3つの方法をお伝えしてきました。
レーザーや光治療が「シミを焼く方法」としてシミに直接働きかけるものである一方、「シミを排出する方法」は、皮膚に一定の刺激を与えてシミのある部分ごと皮膚を入れ替えるものであることをご理解いただけたと思います。
それを、薬剤(トレチノイン)を使うか、液体窒素を使うか、微細なレーザーを使うかの違いがあるだけで、根本の理屈は変わらないということになります。
それでは続いて、「シミを抑える方法」・「シミをできにくくする方法」・「シミを消す方法のまとめ」をお伝えします。
シミを消す方法③ シミを抑える
シミを抑える方法としては、トラネキサム酸という飲み薬を使った方法があります。
このトラネキサム酸が、なぜ「シミを抑える方法」に分類されるかというと、「肝斑(かんぱん)」と呼ばれるシミの一種に対して、そのシミの症状を抑える働きがあると言われているためです。
これは、「肌のこすりすぎ」などによる炎症を原因とする肝斑に対して、トラネキサム酸がもつ抗炎症作用が有効に働いているものと考えられている点を根拠としていますが、トラネキサム酸はあくまで炎症を抑えるものであるため、原因となる「肌のこすりすぎ」などによる炎症の元を食い止めないと、結局再発してしまうことになります。
このあたりのトラネキサム酸についての詳しい内容については、以下のページでお伝えしているため、もっと詳しく知りたいという方は、こちらをご覧ください。
また、そもそも、なぜ「肌のこすりすぎ」が、シミの原因になってしまうかという点についても以下のページでお伝えしているため、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
シミを消す方法④ シミをできにくくする
ここまで、シミを消す方法の分類として、「シミを焼く方法」、「シミを排出する方法」、「シミを抑える方法」とお伝えしてきましたが、いよいよ最後の「シミをできにくくする方法」についてお伝えします。
「シミをできにくくする方法」としては、ビタミンCやハイドロキノンが挙げられます。
しかし、ビタミンCやハイドロキノンは、うまく法律(薬機法)違反にならないような表現を駆使しながら、化粧品などに少量配合しただけであたかも”シミが消える”というほどに宣伝されていることが多いです。
ただ、ビタミンCやハイドロキノンは、うまく使えば有効であることは間違いないため、以下のページから根拠ある内容をご理解頂ければと思います。
備考:レーザートーニングについて
最近では、シミ治療に「レーザートーニング」という手法が使われるようになってきました。
このレーザートーニングという手法は、Qスイッチヤグレーザーと呼ばれるレーザー治療器のひとつ(メドライトC6などの機種)を用いて行われるシミ治療法です。
通常のレーザー治療を行えない、女性に良く見られる「肝斑(かんぱん)」と呼ばれるシミの症状に対して有効であるとして、様々な美容クリニックにおいて行われるようになってきた施術です。
しかし、一方でこのレーザートーニングという手法についてですが、肝斑に対してレーザートーニングを行うことに否定的な見方をする医師もいます。
この点については、実在の医師が、以下のサイトでレーザートーニングの危険性・問題点について記載しているため、もしレーザートーニングに興味のある方は一読されることをおすすめします。
シミを消す方法 まとめ
ここまで、シミを消す方法として、4つに大きく分類した中から、具体的な方法を挙げてお伝えしてきました。
詳しい内容については、当サイトの別ページでお伝えしているところも多いため、そちらをご覧いただければと思いますが、当ページでシミを消す方法の大枠の内容について理解いただければ幸いです。
シミの治療については、色々と惑わされるような情報も多いですが、そういった情報に対して、当サイトがみなさんのシミの悩みを解決するための一助となれば、うれしく思います。