皮膚科 |
| |
| |
| (平成29年6月28日更新) |
|
診療科の概要 |
会津地方の皮膚科標榜医の先生方との連携を密にし、会津地方全体として皮膚科医療の役割を分担してゆくという考えを基本としています。その中で、当院は診断・治療に苦慮する患者さんについて会津地方の拠点病院としての役割を担っております。福島市や郡山市のように多くの開業医院や総合病院が連立している地域とは違い、会津地方は閉鎖的で広大な面積に対して皮膚科医が極端に少ないのが現状です。決して病院や医師の優劣や縄張り意識と言った狭い考えを持つことなく、互いが互いを認め合うことによる明確な役割分担の意識を共有しないと、会津の皮膚科医療は決して成り立ちません。当院では通常、他院で診断・治療に苦慮する患者さんの診療が多いため、ありふれた疾患、簡単に軽快する疾患、重傷度の低い疾患、および同じ薬で落ち着いている患者さん等の治療は他院の皮膚科標榜医の先生にお任せせざるを得ない状況です。ご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解・ご協力をお願いしている次第であります。 役割分担の意味から現在当院には必然的に大学病院レベルの皮膚科医療水準が求められており、さらに得意分野のみの診療に留まることのない幅広い知識と技術が要求されております。しかしながら、これまで当院は高水準の皮膚科医療を提供できるレベルになく、患者さんや地域の先生方のご期待に応えきれていない状態でした。会津地方でも高い水準の診療が受けられるようにすることが何よりも先決と考え、2003年以降当院において提供できる診断・治療レベルを一変させました。 最新の検査・治療機器を積極的に導入し、多数の専門誌の購読により最先端の学識の吸収に勤め、大学病院と同等以上の医療を提供できるよう努めております。 2003年より患者さんや地域の医療関係者の方々の信頼におこたえできるように、「逃げない」「あきらめない」をモットーに日々精進して参りました。難治の患者さんの「涙」を「笑顔」に変えられるように「一人で向き合って」おります。もちろん、うまく行くことばかりではありませんが、そういう「姿勢」を持ち続けるように努めています。 福島県の皮膚科医療事情は当分の間、好転することが期待できません。会津地方全域のみならず、福島県全域より、さらには、近隣8都県から当科を頼って来院される患者さんが後を絶ちません。希望される患者さんすべてに対応したい気持ちはありますが、一人で対応できる患者さんには限りがあります。そのため、どうしても当科でないと診療できない難治の患者さんを優先的に対応させて頂く方針です。そして、「診断がつかない」「経過が思わしくない」患者さんは、診断が確定し、治療方針が決まれば、検査結果や治療方針を記載した紹介状を作成し、近くの医院へその後の診療継続をお願いしております。それでもパンク状態です。また新たに難治で困っている患者さんが次々に来院されますので、その対応に追われるという繰り返しです。 注意事項:常勤医の異動に伴い当院の診療水準や方針は一変致しますので、随時ご確認下さい。 |
| |
| |
| |
| |
| |
|
主な症状、疾患 |
皮膚科領域全般を対象としておりますが、基本的には当院での検査・診断・治療を要する患者さんを優先させて頂いております。難病患者さんが、福島県内全域より来院されております。県外からも当院での診療を希望されるケースもありますが、患者さんの負担を考慮し極力最寄の病院での診療をお勧めしております。 役割分担の考えに基づき、ありふれた皮膚疾患(湿疹、皮膚炎、水虫、とびひ、いぼ、水いぼ等)は、まずかかりつけの開業医院への受診をお勧めしております。 当院では主に などの診療に重点を置いております。 他院で適切な検査・診断・加療がなされている患者さんは当院への受診の必要はありません。しかしながら、診断がはっきりせず、治療経過が思わしくないために会津地方の皮膚科を転々とされてお困りの患者さんが最終的に当院へ来院されるといったケースは多いようです。 |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
|
特 徴 |
あらゆる皮膚科領域の診療を網羅し、適切に対応することをモットーとしております。日々の診療に明け暮れるのみでは、数年で時代から取り残されるのが医学界の常識ですので、論文執筆や学会発表にも積極的に取り組み、月刊の皮膚科専門誌(邦文4誌、欧文3誌)およびその他の皮膚科関連図書(新刊)にも目を通すという姿勢をとっております。幅広い知識に基づいた検査・診断・治療こそが患者さんのために最も重要だと考えています。そこから多くの事を吸収し、エビデンスのしっかりした診療に有益な最新の薬剤や診療・治療機器等は早期に取り入れるようにしています。 当院で可能な診療 -
皮膚・リンパ節・筋肉生検 -
良性・悪性皮膚腫瘍切除術 局所皮弁形成術、遊離皮膚移植(植皮)術 -
陥入爪手術(フェノール法) -
パソコン画面を用いた詳細な皮膚病理診断の説明(蛍光抗体法を含む) -
角層内水分量測定 -
ダーモスコピー -
紫外線照射(UVA・全身型ナローバンドUVB・ターゲット型エキシマライト) -
イオントフォレーシス -
Qスイッチ付ルビーレーザー -
炭酸ガスレーザー -
SADBEを用いた局所免疫療法 -
血漿交換療法 -
ドイツVHO式爪矯正術 -
フットケア、爪甲研磨術 -
ケミカルピーリング -
ビタミンCイオン導入 -
光老化・美白・にきびに対する医療用化粧品 -
セカンドオピニオン -
重度の原発性腋窩多汗症におけるボツリヌス療法(ボトックス) - 舌下免疫療法
- 全自動免疫測定装置HISCL-800
(17分間でTARC値の測定結果がでる機器) 皮膚科受診時の豆知識 -
最初から総合病院皮膚科を受診するのではなく、まずかかりつけの皮膚科開業医院を受診するのが良い。 -
治療経過が思わしくなくとも自己判断で皮膚科を転々とするのではなく、担当医の先生と納得できるまでよく相談することが大切。 -
必要に応じて総合病院へ紹介状を書いて頂く。その際、遠慮は不要。 -
総合病院といっても皮膚科に限って言えば、開業医院の診療とほぼ同レベルの病院も多いのでその選択には注意が必要。 -
「後医は名医」。つまり、後で診る方が情報量の多い分、診断には有利なので、総合病院や大学病院の皮膚科医が名医とは限らない。 -
皮膚科専門医を有する皮膚科医は信用に値するので確認すると良い。しかしながら、その中でもかなりのレベル差があるため自分の目で確かめて判断するしかない。また、必ずしも専門医だから安心というわけでもない。 -
医学博士の有無と診療レベルはまず無関係と考えてよい。その他の種々の肩書きは関係する場合もあれば無関係の場合もあるため、自分の目で確かめるしかない。 -
患者―医師間の信頼関係は何よりも大切なので、医師との相性というのも重要な要素となる。我慢してかかるのは健康にもよくないので何でも相談すること。 -
病気の詳しい説明を受ける際に、何度も同じことを聞いたり、来院の度に違う家族が説明を求めたりすることは避ける努力が必要。重要な内容は自分でメモをとるか、説明用紙等をもらって帰ること。 |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
|
医師紹介 |
岸本 和裕(科長) | <資格・免許> 2001年:日本皮膚科学会認定専門医取得 2003年:学位取得、博士研究員(福島県立医科大学) 2004年:ドイツVHO式巻き爪矯正法ライセンス取得 2009年:福島県立医科大学皮膚科 臨床准教授 兼 非常勤講師 2013年:ボトックス講習・実技セミナー修了認定 2014年:舌下免疫療法認定 2015年:福島県立医科大学皮膚科 臨床教授 2015年:富山大学 非常勤講師 2016年:日本緩和医療学会 研修修了 |
<学術実績> 執筆論文(筆頭著者論文):105編(書籍4編を含む) 2007年:優秀論文賞受賞(皮膚科の臨床) |
<診療実績>(2003年~2016年) 種々の施術は、ご家族1名の同室・閲覧が可能です。 生検 :2,392件 手術 :2,059件 レーザー :376件 VHO式爪矯正術 :402件 紹介患者さんの診察:3,213件 <用語説明> 生検:皮膚生検、リンパ節生検、筋肉生検 手術:良性・悪性腫瘍切除術、局所皮弁形成術、遊離皮膚移植術、陥入爪手術等 レーザー:Qスイッチ付ルビーレーザー、炭酸ガスレーザー ピーリング:グリコール酸ケミカルピーリング 紹介患者さん:紹介状付き患者さんの精査・加療。(新患・初診に限った数字。再診を含めると実際にはさらに多い。) |
| | |
一言で皮膚科と言いましても、施設によって扱っている疾患、検査、治療は様々です。当院では上記のようにほぼ全域を扱っておりますので、他院で診断がはっきりしない、難病で治らないと言われている、経過が思わしくない等でお悩みの際にはご相談下さい。 |
| | <書籍> |
・ これで最後の・・・『アトピー卒業ブック』 詳しくはこちらをご覧下さい。 ・アトピー実践テキスト ・「ほんまもん」 詳しくはこちらのサイトを ご覧下さい
|
| | <現代日本執筆者大辞典掲載> 「現代日本執筆者大事典」第5期、第1巻P.661に岸本医師が掲載されました。 ・詳しくはをご覧ください。 |
| | |
| |
講演「ほんまもんへの道」がスタートしました! |
-
岸本医師が書籍「ほんまもん」でお伝えした「仕事へ向き合う姿勢」や「人間学」について、未来を担う若い世代へ直接熱いハートでお伝えする講演です。お気軽にご相談ください。 -
講演「ほんまもんへの道」は、主に書籍に記載されていない新しい内容で構成されております。 -
岸本医師自身が実際に歩んできた様々な「臨床」や「地域医療」の「経験」を紹介しながら、どのように「人間学」を仕事に活かせば「困難な壁」を乗り越えて行けるのかをお伝えします。 -
医療系大学、看護学校、看護協会、一般病院での講演を対象としておりますが、それ以外の方もご希望に応じます。 -
「ほんまもんへの道」以外にも、実地診療や看護で困ることの多い分野(アトピー性皮膚炎、スキンケア、疥癬など)の臨床系主体の講演もご要望に応じます。 -
基本的に、必要経費(交通費・宿泊費)以外は無償のボランティア講演で行っております。 【依頼状況】 ※が付いた施設は、聴講者の感想がご覧いただけます。 ご覧になりたい施設名をクリックしてください。 * 講演終了後に承りました貴重な助言を真摯に受け止め、毎回、修正・改良を加えた上で次の講演に臨みます。 * 徹底的に内容を充実させることを最も重要視しておりますが、未熟な技術面(スライド量、進行スピード、時間配分、全体の構成・流れ、音量、話法など)に関しましては、特に習練を積み重ねております。 【お申し込み・お問い合わせ】 一般財団法人 竹田健康財団 竹田綜合病院 総務課 〒965-8585 福島県会津若松市山鹿町3番27号 TEL: 0242-29-9800 FAX: 0242-27-5670 e-mail: somu@takeda.or.jp |
講演活動 |
・詳しくはをご覧ください。
|
新聞掲載 |
・朝日新聞に掲載されました。詳しくはをご覧ください。
|
| |
| |
医師向け最新医学・医療情報サイトに 「皮膚疾患クイズ」を出題 |
| |
|
|
|
|
|
| |
| ※「皮膚疾患クイズ」への参加は、医師のみになります。 |
| |
| |
| |
日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン改定についての座談会へ参加 |
| |
開催日:2016年4月16日 会場:ホテルグランヴィア大阪 テーマ:日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン改定について ~TARC迅速測定によるQOL向上~ |
| |
| 詳しくは、こちらをご覧ください。 |
| |
| |
開催日:2016年6月19日 会場:シャングリ・ラ・ホテル東京 テーマ:プロアクティブ療法の課題とTARC測定の意義 |
| |
| 詳しくは、こちらをご覧ください。 |
| |
| |
| |
| |
|
外来診療担当表 |
※震災直後に福島医大皮膚科医局を医局長、講師を含めた6名が突然 退職してしまった影響を受け、医大皮膚科の診療内容を大幅に縮小する 旨の 通達が 来ました。医局とも相談の上、県立喜多方病院、坂下厚生 病院、 高田厚生病院への皮膚科外来出張を優先的に再開する代わり に当院への応援出張は中止となりました。 ※重症・難病・悪性腫瘍・他院で改善のない患者さんの検査・処置・治療が 診療の大部分を占めるため、予約時間通りにお呼びできないことをご理解 下さい。 ※診断が確定し、同じ薬で経過が落ち着いている患者さんや軽症患者さん は、他院へ紹介させて頂いております(重症患者さんの予約がとれなくな ってしまうため)。 ※当日予約の方は、かなりの待ち時間となります(午後2~3時となること もあります)ので、軽症の患者さんは最寄りの医院・病院への受診をお勧 めしております。 ※県内の皮膚科勤務医数が減少の一途を辿り医大より各地区へ派遣・ 補充される見込みもないため、会津地方のみならず県内全域より当院 へ患者さんが来院してしまう状況です。会津地方の皮膚科医で連携 (役割分担)しながら、さらなる状況悪化を招かないことが大切だと思 います。 患者さんには上記のようなご協力をお願いせざるを得ないことをお詫 び申し上げます。 【難治・難病外来】 福島県の皮膚科医療が崩壊してしまった影響を受け、福島県全域より (県外からも)、「診断がわからない。」「どこに行っても治らない。」と いった 患者さんの来院が後を絶ちません。 そういった患者さんの診療を優先せざるを得ないため、一般的な皮膚疾患 患者さんの受診予約は取りづらい状況が長期間続く見込みです。 まずは、近隣の内科、皮膚科医院や総合病院で診療を受けて頂き、必要 に応じて紹介状を作成して頂くことをお勧め致します。 福島県の皮膚科医療だけで手がいっぱいです。 県外からの受診希望患者さんがいらっしゃいますが、極力ご遠慮頂ければ幸いです。 各県の基幹病院や大学病院への受診および紹介をお勧めいたします。 |