運動の秋、読書の秋でもありますが、やはり食欲の秋が一番の人も多いのではないでしょうか。日頃ダイエットで節制している人も、秋だからしょうがないと食欲に身を任せてつい食べすぎてしまうなんてことも……。
寒い冬は運動する機会も減り、代謝も落ちます。脂肪は消費することなく体へ蓄積され、太りやすくなります。だからこそ、秋のうちから体型を意識したいもの。
そこで、ダイエットはしたいけれど、運動は苦手、美味しく食べてキレイに痩せたいという人に、是非取り入れていただきたい“薬膳”のパワーを管理栄養士の筆者がご紹介いたします。
■薬膳は“身近な食材”で簡単に実践できる!?
薬膳というとなんだか難しい感じもしますが、日々の食事から健康な体を作るという中国発祥の考えが“薬膳”。薬膳のベースは、自然に沿った生き方を伝える漢方理論で、肌トラブルや冷え、疲れなど、病気未満の状態を癒します。
食材が持つ働きを知ったうえでレシピを作るので、体全体のバランスが整い、ダイエット効果も望めるんですよ。なので、いつまでも元気で若々しい自分でいるために、身近な食材でレシピを作ることも漢方の考え方であり、薬膳なのです。
今すぐにでも取り入れたい“薬膳”ですが、いつも口にしている身近な食材でいいと知っていましたか?
例えば、足腰の冷えや疲れが気になるときは“ニラ”を取り入れたり、熱っぽいときや二日酔いの解消には“はくさい”を取り入れたりと、自分の体調や季節によって食べるものを選ぶだけでいいんです!
秘めたる漢方の力を使うことで、体調を整えるサポート役になり、体質や症状、体調、季節、肌状態等に合わせて、食材を選びレシピを作ることができるようになりますよ。
特に美味しいものが増えるこの時期は、薬膳を活用してダイエットをするのがオススメ! 食欲を我慢したくないという人のために、今が旬のダイエットにオススメの食材を3つご紹介します。
■ダイエットの近道①! “くるみ”の薬膳パワー
1つ目は、健康志向の多くの方がすでに取り入れている“くるみ”。豊富なビタミン、ミネラルはもちろん、食物繊維やω-3脂肪酸もたっぷり。
血中の中性脂肪や悪玉コレステロール値を下げて動脈硬化を予防したり、血行促進作用で代謝を高めたり、腹持ちをよくしたりと、ダイエットをサポートしてくれます。
くるみは便秘の解消や肌の潤いを保ち老化予防をすると考えられているので、薬膳で多用されている万能な食材なんです!
くるみ以外でも、松の実やナッツ類なら同じような効果が期待できますよ。間食やサラダにまぶすなど、手軽に活用できるので、1日6~7粒ほどを目安に摂るといいですね。
■ダイエットの近道②! “しょうが”“長ネギ”の薬膳パワー
残り2つは“しょうが”と“長ネギ”。体を温める働きのほか、解毒作用や殺菌作用もあります。これから寒くなる季節、体で熱を作って消費エネルギーを増やすことはダイエットに最適!
お湯に中華だしを入れ、千切りしょうがと長ネギ、ゴマを入れれば、カゼの予防にもなる簡単薬膳スープの出来上がり。
また、髪のパサつきが気になる人はワカメを加えたり、肌のたるみが気になる人は玉子とじにしたりと、薬膳の考え方を理解すればアレンジも自由自在。ぜひ気軽に楽しく、日常に薬膳を取り入れてみてはいかがでしょうか。
■薬膳の知識を学んで正しく実践するためには
自宅でつくる日々の料理で、自分や家族の健康管理・ダイエットもできる“薬膳”を、生活に取り入れるには?
基本的な薬膳の考え方と、身近な食材の特徴を理解すれば、あなたも簡単に始めることができます。「何から手をつけていいかわからない」という人には、日本漢方養生学協会が認定している『薬膳・漢方検定公式テキスト』を参考にするのがオススメ! この1冊で薬膳、漢方の知識をたっぷり学ぶことができます。
そして書籍を理解したら、“薬膳・漢方検定”を受けてみてはいかがでしょうか。この本には、模擬問題・解説も充実しているので、合格率は高く92%だそうです。学んだあとの腕だめしに、ぜひチャレンジしてみましょう!
いかがでしたか? 今回は薬膳のパワーについてご紹介しました。
“薬膳・漢方検定”を受験した人の多くは、薬膳に興味があるということがきっかけで学び始め、その後は季節・体調や肌の状態等に合わせて、日々の食材選び・献立に知識を活かしているようです。知識やコツを楽しく学んで正しく実践したいですね。
来年の2016年2月7日(日)には、第3回目の検定が実施されるので、是非一度臨んでみては?
【参考】
※ 薬日本堂(2014)『薬膳・漢方検定公式テキスト』(実業之日本社)
【画像】
※ marilyn barbone / Shutterstock
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