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iPod touchを持っているけど、iTunesのApp Storeでソフトを買ったことはなかった。今回、うちのねえちゃんに「イーノのAppを知ってるか」と訊かれて知らなかった。「Bloom」という。450円で買ってしまった。
BloomはようするにFripp&Enoを自分で作るアプリ。
ちなみに上の写真に見える、iPod touchの画面左上の薄黒い島と右下の小さい島はBloomとは関係なく、本体を買ったばっかりのときに日本酒を上にこぼしてしまって液晶にシミを作ってしまったあと。気にしないように。ううう...
Bloomは、オルガン音色風の白玉和音がバックグラウンドで鳴って、スクリーンの下をさわると低い音、上は高い音のエレピ風の音が鳴る。エレピ風の音はループになって繰り返される。タッチスクリーンの上下は音程に対応しているけど、左右は無関係みたい。マルチタッチに対応していて同時に複数の音が鳴らせるけど、ドラッグしても音程は変わらない。
ようするにイーノのAmbient Musicを自分で作れる。もう少し言うとイーノのAmbientをバックにFrippのフリッパトロニクス(ああ、恥ずかしい名前)のループを乗せる、ということができる。
何がすごいと言って、音色のセンス。バックの白玉和音もイーノらしいなじみのいい音色で、9種類選択できる「Mood」によって微妙に音が変わる(画面のバックの色も一緒に変わる)。ずっと同じ音が出ているように聴こえるけどよく聴くと6度や9度の音が入ったり無くなったりビブラート(音程の揺れではなくて音量の揺れになってる)が変化したりしてる。
エレピ風の音はフェンダーみたいな音ではなく、雨だれのような音色。画面下から上に単純にスケールに(ピアノ鍵盤のように)なっているわけではなく、一番下を触って出る最低音の次に高い音は5度上で、その次はオクターブ上、その次は9度、オクターブ上の3度、増4度、5度、6度、減7度...などなどと出る音が限定されている。これはつまり、ほぼ倍音系列になっている。「Mood」の選択によっては倍音系列からはずれた音が含まれる。短調(ドリアンスケール)の系列もある。
これは僕でもプログラミングならできる。でもスケールの選び方、バックの音色、白玉和音に追加される非和声音とその出現タイミングと揺れ、などなど総体としての完成度と美しさはさすがイーノ。僕なんか足下にも及ばない。触ってみるとそのすごさがわかる。しかもイーノを身近に感じることができる。イーノ ファン(いやフリーク、フェチ、それともオタクか)としては喜ばしい。
一昨日の夜、ダウンロードして遊び始めて「Music for Airport」風、とかFripp&Eno「Evening Star」に出てくるハーモニクス風とか、ループを最短にしてJohn Hasselとの「Possible Musics」風とか一人で言って遊び出したけど、長いループにして、ループ一回につきひとつ音を増やしていく、というのをやり出したら時間が経つのは本当にあっという間。気がついたら2時間以上、枕を腰に当ててベッドに座った格好のままだった。腰が痛くなった。他のiPhone/iPodアプリに較べてバッテリの消費量が少ないのでかなり長い時間遊べる。
できればエレピ風の音色は他に選べるとよかった。バージョンアップに期待。
2008-12-10 23:11 nice!(0) コメント(4) トラックバック(0)
450円でそこまでできるんですか。
ほしい・・・・いや、iPhone/iPod
もってないので、あっさりあきらめ。
ところで、それ、買って、自分で作ったループを覚えさせられるんでしょうか。
さらにところで、イーノ&バーンの27年ぶりのセカンドアルバムが好評ですね。こっちは聴きたい。
さらにところで、アルゼンチンからとんでもない新人が出てきた。今、はまってます。
by つる美(2008-12-11 18:51)
コメントありがとうございます。Bloomには「Freeze」というボタンがあってそれをチェックするとそのループがずっと繰り返されます。残念ながらバッテリが切れるとチャラになります。
イーノ&バーン知りませんでした。イーノの他人とのコラボは出来不出来の落差が激しいので内容確認してからにしたいです。
新人知ってます。今年のベルリンフィルのヴァルトビューネを振ったドゥダメルでしょ?30歳前でロスフィルの監督ですからね。あれ?彼はベネズエラでしたっけ?
それで作った音楽は、だれが作ったにせよ、イーノ作、ですね。
イーノ&バーン好評のようです。(音、確認します)
グスターボ・ドゥダメルはベネズエラですね。
私がはまっているのはfactor Burzaco
新人グループといっても只者ではないと思って調べてみたらやっぱり只者ではありませんでした。
おそらくまだ本国以外では無名のようですが。
チェコのSer Un Peyjaleroなみの破壊力かと。
by つる美(2008-12-12 10:25)
さすが、ドゥダメルご存知でしたか。factor Burzaco「Ser Un Peyjaleroなみの破壊力」ですか。それはすごい。次回の荷物に期待します。