3本の源泉を誇る偕楽園では、肌触りの違う温泉をのんびり楽しむことができます。

当館には「走り湯」、「逢初の湯」、「馬の湯(第二走り湯)」という3つの源泉がございます。

「走り湯」と「逢初の湯」を楽しんで頂ける大浴場からは、相模湾を中心に大島・初島が一望でき、特に早朝は美しく、感動的な日の出がご覧頂けます。

また、走り湯の露天風呂や貸切家族温泉風呂もございます。豊富な温泉を心ゆくまでお楽しみください。

偕楽園、3本の源泉について。
大浴場「走り湯」伊豆山1号線
「逢初(あいぞめ)の湯」伊豆山63号線
露天風呂、
貸切家族温泉風呂
「馬の湯(第二走り湯)」伊豆山78号線

当館は2種類の泉質、3つの源泉を持っています。露天風呂、大浴場にてそれぞれの温泉をお楽しみくださいませ。
なお、源泉かけ流しにてお入り頂けるよう心がけておりますが、源泉の温度により、加水させて頂いている場合がございます。

走り湯、伊豆山1号線

走湯山(そうとうさん)は湯の沸き出る所があり、「走り湯」と呼ばれていました。

699年、伊豆大島へ配流になった役(えんの)行者、小角(おづぬ)が海岸に上陸し、湯滝を浴び神仏に祈る修行をしました。このことがきっかけとなり、伊豆山に山岳修行者(修験者)達が集まる修行場となっていきました。

その後も源頼朝・北条政子をはじめ、豊臣秀吉の小田原征伐により伊豆山が焼け野原となった際にも、大名はもとより茶人千利休や古田織部なども参拝の際に入浴しました。

江戸城構築のために沢山の大石が伊豆山から運ばれた際に怪我人が絶えず、走り湯での治療が盛んになり、治療効果がずば抜けていたと言われ、ますます評判になりました。

走り湯はかつて一昼夜に7千石(1296t・毎分900リットル)の湯を噴き出し、源泉温度が70度ほどあったといわれていますが、乱掘が続いた結果現在は毎分180リットル、70度ほどとなっています。

走り湯の1,300年以上の歴史の中で、関東大震災のときのみ噴出が止まり、土地の者たちが鉄棒でつつきまた湯が出るようになり、この際、物凄い音が地底から響いてきたので皆一斉に逃げ出したという逸話があります。

日本三大古泉とは、熱海伊豆山走り湯温泉、四国松山道後温泉、神戸六甲山有馬温泉となっています。

逢初(あいぞめ)の湯、伊豆山63号線

当館より約1km山手、伊豆山般若院裏にあり、昭和37年に前社長・牧野麟祥が掘削しまし、源頼朝・北条政子の古事「逢初橋」に基づき「逢初の湯」と名づけました。

温泉の泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩泉(弱アルカリ泉)で、源泉の温度70.3度、PH8.3となっております。塩泉の中でも硫酸が付くものは古湯ということでもあり、アルカリ成分、メタケイ酸値の高さから「美人の湯」と言われ、特に女性の方に好まれている温泉です。

馬の湯(第二走り湯)、伊豆山78号線

走り湯神社より50mほどの場所に、昭和38年掘削されました。

ここはかつて、走り湯神社から伊豆山神社へ上がる神馬の洗い場であったため、「第二走り湯(馬の湯)」とさせて頂いております。

温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム塩化物泉(弱塩泉)で、源泉の温度71.6度、PH7.8となっております。走り湯とほぼ同じ成分を持っており、あたたまりの湯として、また怪我や術後のケアにもよく効くといわれています。

 
・温泉成分について
当館の温泉で多く含まれているものの多くは塩化物泉と硫酸塩泉です。
塩化物泉は「あたたまりの湯」とも言われ、皮膚に塩分が付着して汗の蒸発を防ぐため、保温効果があります。
神経痛やリウマチに優れた効果があります。
硫酸塩泉は「傷の湯」とも言われ、きりきず・やけど・高血圧に良いとされています。

・美肌効果
美肌効果の成分としてメタ珪酸(珪素)という成分があります。珪素はお湯をまろやかにすると言われており、ファンゴ(火山灰)の主成分です。熱伝導が低く、保湿効果が高く肌の表面を滑らかにし、表皮表面の角質を促進するといわれています。この成分は単純泉に多く含まれるといわれますが、熱海温泉は塩化物泉であってもこの成分を含む源泉が多いのが特徴です。

・効果的な温泉の入り方
温泉は、通常の入浴よりも身体への影響が大きく出ます。その成分を十分に楽しむための入り方です。
  1. かぶり湯をたっぷり行い、半身浴からじょじょに入る。
  2. 循環不全を防ぐため、運動や長時間の移動の後は十分に休んでから入る。
  3. 消化不良を防ぐため、食後すぐの入浴は避ける。
  4. 一回の入浴で浴槽に入るのは2度まで。これは湯あたりを防ぐためでもありますが、温泉の成分は2度の入浴で十分浸透します。
  5. 入浴後は、たっぷりと水分補給と休息を。温泉は温熱効果が高いため、普段の入浴よりも身体が温まっています。そのため、身体の循環や発汗が促されていますので、水分補給は大切です。

また、その他温泉養生の為の運動などもあります。ご興味のある場合はぜひお声をかけてください。


NPO AMIC認定
温(オン)シェルジュ・熱海養生法インストラクター
牧野 文江