1.加齢とともに太りやすくなる理由

年を重ねるごとに太りやすい身体になるのは、若い頃に比べて基礎代謝が落ちてしまうからです。

 

▼基礎代謝とは?

生きるために必要な活動を維持するためのエネルギーのことをいいます。

私たちの身体は、生きるために日々様々な活動を行っています。活動というと、手足を動かしたり頭を使ったりすることを想像するかもしれませんが、臓器や脳もまた、生きるために呼吸をしたり、食べ物を消化したりしています。

こうした生命維持のための必要最低限の活動エネルギーが基礎代謝です。

基礎代謝は運動しなくても消費されるため、基礎代謝を上げることが痩せやすく太りにくい身体を作るためのポイントとなっています。

特に多くのエネルギーを消費するのが骨格筋(筋肉)で、全身の基礎代謝のうち、約22%がここで消費されます。ダイエットのために筋力を増やすべきと言われるのはこのためです。

 

▼女性は50歳が大きな境目に

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2005年版)について」を見ると、基礎代謝量は10代をピークに徐々に減少傾向であることがわかります。

特に女性の場合、50歳を境に大きく基礎代謝が減少。その下がり幅は、同年代の男性と比べても大きく、加齢とともに太りやすくなると感じる要因のひとつになっているようです。

また加齢によるホルモンバランスの変化(エストロゲンの低下)なども原因のひとつとして考えられています。

 

2.加齢で生じる女性の身体の変化

では実際に、歳を重ねると女性の体はどのように変化するのでしょうか。

 

▼男女共通の変化はお腹周り

まず変化するのはお腹周りです。実は男女問わず、加齢とともに脂肪がつきやすい部分でもあります。一見細身でも、お腹周りだけぽっこりしているのは、加齢によるところが大きいのかもしれません。

 

▼女性特有の変化は?

女性特有の変化として、全体的に体が丸くなるということが挙げられます。

若い女性の体は、比較的下半身に脂肪がつきやすい傾向があります。しかし40代以降になると、腕やお腹周りなど他の部分にも脂肪がつき始め、50代頃には下半身と上半身の脂肪の割合は同程度となります。

お腹周りに至っては、下半身以上に脂肪の割合が高くなるため、全身のシルエットが丸く見えるというわけです。体型を維持したいと考える女性にとっては、一大事といえるのではないでしょうか。

 

▼体型が変化するとどうなる?

加齢によって崩れた体型は、なかなかもとには戻りません。なぜなら若い頃に比べて全身に脂肪がつきやすいうえに、基礎代謝も下がっているので、自然に痩せることが難しくなるからです。

また、痩せるために食事を減らすと、栄養不足に陥る危険があります。栄養不足は万病の元。無理なダイエットが生命を脅かすこともありえます。

特に女性ではホルモンバランスの変化に栄養不足も加わることで、骨粗鬆症のリスクがあがると言われています。こうした事態を防ぐためにも、健康的に「痩せやすく・太りにくい身体」を維持する必要があるのです。

 

3.「痩せやすく・太りにくい身体」を維持するために!習い事で意識して筋肉を使おう

高齢になっても「痩せやすく・太りにくい身体」を維持するためには、筋肉量を増やし、使い続ける必要があります。高齢になって筋力が落ちるのは、運動量が減り、若い頃よりも筋肉を使わなくなったためです。使わない筋肉ほど、脂肪に変わりやすくなります。

日頃から筋肉を使っていれば、筋肉量は落ちにくくなり、基礎代謝量の著しい低下も防ぐことができます。痩せやすく太りにくい身体を目指すなら、普段から筋肉を意識して使うことが大切です。

とはいえ、筋肉を増やしたり維持するのは大変なもの。そこで、今からでも始められる筋肉量アップのための習い事としてピラティスをご紹介します。

 

▼ピラティスとは?

激しい運動をしなくても、インナーマッスルを鍛えることができる習い事です。もともと軍人のリハビリ用として開発されたという経緯もあり、緩やかな動きでインナーマッスルを鍛え、体の歪みを改善することができます。

体幹を鍛えることを目的としているため、加齢によってつきやすくなるお腹周りの脂肪対策にもおすすめです。ストレッチの要素が強いので、運動が苦手な人にもおすすめです。

年をとってもダイエット不要の体を維持するためには、筋肉をつけて基礎代謝を上げることが重要です。運動が苦手な人や、体力に自身のない人でも、ピラティスなど激しい動きを必要としない習い事で、筋力を上げることができます。

年をとるにつれて、私たちの体は痩せにくくなります。「どうしよう」と思っている今が一番若い時。これを機に、ピラティスなどの筋力をつける習い事を始めてみてはいかがでしょうか。友達を誘うと続けやすいかもしれませんよ。

 


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