正しい洗顔方法で肌のキメを整えよう!

ほとんどの人が毎日のように行っている“洗顔”ですが、きれいにしっかり洗えていると思っていても、間違った洗顔方法で肌に必要な成分まで失い、肌のキメを整えるどころか、乾燥肌や敏感肌の原因を作っている可能性があります!

正しい洗顔は、肌が本来持っている美しさを引き出してくれますよ。

スポンサードリンク



洗いすぎかも?間違った洗顔でキメが乱れる!

何気なく自己流でやってしまいがちな“洗顔”ですが、キメの整った肌を手に入れる為には、とても重要なスキンケアです。侮れないですよ!

 洗顔は何のためにする?

そもそも、洗顔はなんのためにするのでしょうか?

その目的は「ターンオーバーを妨げないように、汗やホコリ、古い角質、酸化した皮脂、メイクなど、肌についた汚れを取り除くこと」です。

肌を清潔に保ちターンオーバーを妨げないようにするこが目的なので、汚れだけを取り除けばいいのですが、“洗顔すること”で肌をきれいにしよう!と頑張っている人は、洗顔する度に肌に必要な成分まで失ってしまっている可能性があります。

肌の表面は角質層で覆われていますが、その内部には「天然保湿因子(NMF)」と「細胞間脂質(セラミドなど)」が存在しています。必要な皮脂、天然保湿因子、細胞間脂質は、外部からの刺激から肌を守り、肌内部の水分の蒸発を防ぐ役割をしており、このバリア機能はきれいな肌を保つ上では欠かせないものです。

しかし、洗顔をすることで、このバリア機能までも取り除いてしまっている人が多いようです。

 

肌のバリア機能が低下するどうなる?

洗顔により必要な皮脂、天然保湿因子、細胞間脂質が洗い流されてしまった場合、皮脂は30分程度で元の状態に戻りますが、天然保湿因子、細胞間脂質は、元に戻るのに一晩~数日掛かってしまいます。

朝、晩と間違った洗顔続けていると、バリア機能が正常に戻る暇がありません!

しかも、洗顔後に化粧水や乳液で保湿しても、すぐには元に戻らないのです。

バリア機能が低下していると、外部からの刺激に弱くなってしまうので、アレルゲンや紫外線の影響を受けやすくなりますし、普段かぶれないような成分に反応してしまうことも!敏感肌なってしまったり、肌に水分を留めておけなくなりますので、肌が乾燥して乾燥肌になってしまったり、乾燥すると皮脂で補おうと肌が頑張るので、オイリー肌になってしまったり、キメの整ったお肌とは無縁な状態になってしまいます。

逆に考えると、不要な汚れだけを取り除くような洗顔を続ければ、肌のバリア機能が失われることなくターンオーバーも正常になるので、肌が本来持っている力よって健康的なキメの整ったお肌にすることができます。

スポンサードリンク



正しい洗顔の方法をマスターしよう!

肌表面を覆っている角質層、そこには天然保湿因子(NFM)と細胞間脂質(セラミド)が存在していますが、NFM、セラミドはどんな高級美容液よりも優れた天然保湿成分です。

この優れた天然保湿成分を失わないように、とにかく“肌にやさしく”洗顔することが大事です!

 

洗顔の回数

どんなに優しく洗っていても洗顔をしすぎると、肌に必要な成分まで流れてしまいますので、朝と晩の一日二回までにしましょう!

夏など汗をかいた時には、一日に何度も洗顔したくなる人もいるかもしれませんが、汗であればぬるま湯ですすげば十分に流すことが可能ですので、洗顔料は使用せずに、手ですくったぬるま湯に顔を付ける感じで、肌に触れないように汗を洗い流すようにしましょう。

 

お湯の温度

洗顔の時には、人肌より少し冷たい32度くらいが適温です。これは、ちょっとぬるすぎるかな?と感じるくらいの温度です。

皮脂は30度くらいで溶け出しますが、洗顔で取り除きたいのは余分な皮脂だけですので、ぬるめのぬるま湯で余分な皮脂だけを浮かせて洗い流します。

 

熱めのお湯で洗ってしまうと、必要な皮脂まで流してしまい、肌が乾燥してしまいます。逆に冷水で洗ってしまうと余分な皮脂が固まって浮きにくくなり、毛穴も閉じてしまいますので毛穴の汚れもきれいに落とすことができません。

 

正しい洗顔の手順

①手を洗う

当然ですが、手で顔を洗うわけですから、手が汚いと顔も汚くなってしまいます!

汚い手では、洗顔料の泡立ちも悪くなりますので、まずは手を洗いましょう。

 

②ぬるま湯で素洗いする

洗顔料を使用する前に、古い角質やほこりなど、ぬるま湯だけで落ちる汚れを落とします。

洗顔料は肌に乗せているだけで、皮脂や汚れを吸着します。乗せている時間が長くなると、必要な皮脂まで奪われてしまいます。

洗顔の時間を短くする為にも、素洗いをしましょう。また、ぬるま湯で素洗いすることで、毛穴が開くので、洗顔料で効率よく汚れを落とすことができます。

 

③洗顔料を十分に泡立てる

洗顔料をしっかりと泡立てることで、手が肌に直接触れにくくなり、優しく洗顔料することができます。

泡が手と顔の肌との間でクッションなるくらいに泡立てます。目安は卵一個分以上。キメが細かい程良いです。

 

手だけで泡立てるのが苦手な場合は、泡たてネットを使用するとよいのですが、その際には注意が必要です!

泡たてネットを使用して泡立てる場合、手で泡立てるのに比べて含ませる水が少なくても簡単に泡が作れてしまいます。

水分の少ない、洗顔料の原液に近い泡は、すすぎの時にヌル付きが取れにくく、肌をこすってしまう原因になります。

泡たてネットを使用する場合は、しっかりと水分を含ませて泡立てるようにしましょう。

④皮脂の多いところから洗う、洗う時間は2分以内

洗顔料は肌に触れているだけで、皮脂を吸着していきますので、皮脂の少ない部分が洗顔料に触れている時間をなるべく短くするために、洗う順番は皮脂の多いところ→皮脂の少ないところとなります。

ですので、まずは作った泡をTゾーン(おでこ、鼻、顎)に載せて、肌に指が触れないように、手と肌の間で泡を動かすようにして優しく洗います。

次に頬に泡を乗せて、やはり指が触れないように優しく洗います。

目元、口元は皮脂の量が少ないので、最後に洗います。始めに素洗いしていますので泡を乗せるだけでも十分です。

 

洗顔料が肌に乗っている時間が長いと、折角優しく泡で洗っても、ゴシゴシ洗いと同じ状態なってしまいます。

泡洗顔を台無しにしない為に、手早く2分以内で洗顔します。

 

私は、出産後は洗顔に時間を掛けていられないので、さっと済ませるようになったのですが、洗顔料の乗っている時間が短いのがいいのか、以前より洗顔後に潤いを感じていますし、特に肌トラブルもありません。

 

⑤ぬるま湯でしっかりとすすぐ

洗顔料が肌に残らないようにしっかりとすすぎます。洗顔料が肌に残ってしまうと、肌トラブルの原因となります。

あごや、髪の生え際などのフェイスラインはすすぎにくい部分ですので、特に意識してすすぎましょう。

20回くらいすすぐのが理想です。

 

しっかりとすすぐのですが、ここでもあくまで肌には優しく!

手ですくったぬるま湯に顔を付け、擦らないように優しく泡を落とします。

 

⑥やさしく水分をふき取る

タオルでゴシゴシと擦ってしまうと、優しい洗顔が台無しになってしまいます!

水分をタオルに吸わせるように優しく顔を抑えて水分を拭き取ります。

使用するタオルも清潔な物を使いましょう。

 

⑦すぐに保湿する

洗顔後は水分が蒸発しやすくなっています。キメの整った肌には乾燥は大敵ですので洗顔後はなるべく早く、化粧水などでしっかりと保湿しましょう。

 

朝の洗顔 洗顔料は使用する?

これは、意見が分かれるところですが、肌質や体調、季節毎に自分の肌と向き合って決めていくのがいいと思います。

 

夜に寝ている間も、皮脂は分泌されています。酸化した皮脂はターンオーバーを妨げるなど、肌に悪影響を及ぼすので、取り除く必要があります。

皮脂はぬるま湯では落ちないので、洗顔料で落とす必要があります。

一方で、寝起きの肌はあまり汚れておらず、寝ている間にセラミドなどの天然保湿成分などが作られ、肌が再生する為、朝に洗顔料で洗い流すのは勿体無いことです。

 

元々がオイリー肌の人や、夏気温が高くなることで、皮脂分泌量が多くなっている場合は、皮脂の酸化が気になりますので、朝もバリア機能をなるべく失わないように優しく泡洗顔をしましょう。

乾燥肌、敏感肌、乾燥が原因のオイリー肌の人は、洗いすぎが原因な場合が多いですので、朝は洗顔料を使用せずに、ぬるま湯だけで洗うことで、肌の状態が良くなる可能性があります。

天然成分の石鹸を使用すれば、洗顔フォームよりはずっと肌にはいいのですが、そのほとんどが、弱アルカリ性です。

肌は弱酸性なので、アルカリ性の石鹸を使用すると、肌は弱酸性に戻ろうとします。健康な肌の場合は、弱酸性に戻る行為が肌を鍛えるのですが、トラブルのある肌にとってはこれが肌への負担なり刺激になってしまいます。ですので、とくに肌トラブルがある人は、朝をぬるま湯だけの洗顔にして、洗顔料の使用回数を減し、肌への刺激を減らすことが肌質改善に効果的です。

また、冬になって乾燥が気になってきたら、ぬるま湯だけの洗顔にしてみたり、Tゾーンのテカリが気になる場合は、テカリが気になる部分だけ泡洗顔をしたりするなど、自分の肌の状態を見て洗顔料を使用しましょう。

 

私も、朝はぬるま湯だけでの洗顔を試したことがあるのですが、普段からどちらかというとTゾーンの皮脂が気になるタイプなので、二日目にはTゾーンの脂っぽさとテカリが気になってしまいました。ですが、頬などはしっとり良い感じでしたので、Tゾーンだけ少し泡を乗せる感じだと程良い感じになり、洗顔後に化粧水をつけ忘れてしまうくらいです。

 

夜の洗顔と注意点

夜は、皮脂、汗、ほこりなど日中活動したことで汚れが溜まっています。女性の場合はメイクをしている場合が多いですので、クレンジングでメイクを落としてから、正しい洗顔方法でやさしく洗顔します。

 

熱いシャワーでの洗顔はNG

夜の洗顔はお風呂の時に行っている方が多いと思いますが、その時には、注意が必要です!

お風呂で洗顔していると、ついつい熱いシャワーのお湯で洗顔もしてしまう事が多いと思います。ですが、お風呂であっても正しいすすぎの温度は32度くらいのぬるま湯です。

少し面倒ですが、バリア機能を守ってキメの整った肌を手に入れる為に、洗顔の時はシャワーの温度に気を付けてみて下さい。

 

さらに、これもついついやってしまいがちですが、直接シャワーを顔に当てるのもNGです!

折角優しく洗っても、シャワーの水勢は肌への刺激になり、必要な成分まで流れてしまいます。

手で一度すくってからすすぎましょう。

 

クレンジングは最小限に!

日中メイクをしている場合、夜の洗顔の前にクレンジングをする事になります。

洗顔はとにかく優しくとお伝えしてきているので、予想出来ると思いますが、クレンジングはクレンジング剤の洗浄力はとても強いですし、肌を擦ってメイクを落とすことになるので、肌にとっては刺激が強く、バリア機能もゴッソリと取れてしまいます。

 

肌の事を考えると、出来ればクレンジングをしない方がいいのですが、メイクをしている場合はそういうわけにはいきませんよね?

 

そこで、肌に出来るだけ刺激が少ないものを選べばいいにでは?と思ってしまいますが、肌への刺激が少ない物は、洗浄力が弱くなるので、クレンジング剤が肌に乗っている時間、肌を擦る時間が長くなってしまって、逆効果なることもあります。

オイル、クリーム、リキッドなど色々な種類がありますが、どんなクレンジング剤を使っていても、肌にとっては負担になりますので、クレンジングに掛ける時間は短いほうが良く、1分以内が理想的です。

 

ですので、ナチュラルメイクで、どんな種類のクレンジング剤でもきれいにメイクが落とせる場合は、クリーム、ミルクなど肌へ刺激が弱いものを使用し、しっかりメイクの場合は、オイル、リキッドなどの洗浄力の強いもので、出来るだけ手早く済ませるようにします。その際は、クレンジング材をたっぷり使用することで、肌への摩擦を軽減しましょう。

 

ウォータープルーフのマスカラはオイルでも落としにくいですよね?色素沈着を気にしてきれいに落とそうと擦っていませんか?

 

色素沈着は擦ることによって、メラニン色素が生成される為に起こっています。

アイメイク用のポイントリムーバーを使用したり、コットンにしみこませたクレンジングオイルで予め10秒くらいパックしてから、全体のクレンジングを行ったりするなど、出来る限り擦らずに短時間でクレンジングすることを心掛けましょう。

 

クレンジングはしない方が肌にはいいので、特にしっかりメイクの人、肌にトラブルがある人は、お休みの日は洗顔料やお湯だけで落とせるようなナチュラルメイクにすることで、肌に再生する時間を与えることができますよ。

 

ですが、しっかりメイクをした日には、必ずクレンジングしてから寝て下さい。そして、ナチュラルメイクやノーメイクの日も洗顔をしてから寝るようにしましょう。

酸化した皮脂やメイクは肌への刺激となり、老化の原因になります。ターンオーバーも妨げられますし、毛穴も詰まったり開いたり、清潔にしないと菌も繁殖してニキビや肌荒れの原因になります!

私は、宿泊勤務をしていた事があり、勤務が終わる朝までメイクを落とせない事もよくありました。睡眠が取れていないのもありますが、翌日の肌は明らかにゴワゴワで、乾燥している感じがするのに、Tゾーンだけ脂っぽいという最悪な状態。今はほとんど出来ることのないニキビが、そのころは定期的に出来ていました。

みなさんはこうならないように、疲れている時こそメイクしたままで寝ないように、気を付けてくださいね。

 

まとめ

肌のキメを整えるには、どのように洗顔するかはとても重要なことです。毎日行うスキンケアですので、やり方によってキメの整い方も変わってきます。

思っている以上に肌はデリケートですので、洗顔は摩擦や刺激を加えないように、とにかく“優しく”が基本です。

汚れや酸化した皮脂など、不要なものが取り除かれれば十分なので、朝の洗顔を肌質やその日の肌の状態によって変えてみるのも価値ありですよ!

自分の肌が持つ保湿成分やバリア機能をできる限り失わない正しい洗顔方法で、キメの整ったきれいな肌にしていきましょう!

スポンサードリンク



シェア!

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です