皮膚炎・ニキビなど肌トラブルを解決?!女性に嬉しい漢方薬・十味敗毒湯とは?
皮膚の赤みやかゆみ、皮膚炎・ニキビにも効果的な十味敗毒湯のご紹介です
皮膚の赤みやかゆみ、皮膚炎やニキビにまでも効果的
大人の肌トラブルって若い頃に比べると本当に厄介……小じわや乾燥の悩みも増えてくるし、皮膚炎やニキビなどの困った疾患もなかなか治ってくれない。薬や化粧水を変えても全然効果が出ないし、ずっとストレスを抱えたままになってしまいますよね。
そんなお肌の悩みを持った女性の皆さん、今度から漢方に挑戦してみませんか?十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)は皮膚の赤みやかゆみを発散し、腫れや化膿を抑えてくれる効果のある漢方。
膿を持つような皮膚疾患のある方や、じんましん・水虫に非常に効果的となっているんですが……実はこの漢方、なんとアトピー性皮膚炎やニキビにまでも効果アリ!なかなか治りにくい肌トラブルにも有効で、女性のための漢方なんて言われたりしているんですよ。
十味敗毒湯の特長
十味敗毒湯は皮膚の赤みやかゆみの発散と、腫れや化膿を抑えるのに効果的な漢方。アトピー性皮膚炎や化膿を繰り返すニキビ、じんましんや水虫によく用いられていて、さらに化膿しやすい人の体質改善にも有効となっています。
漢方では何らかの原因で肌がふさがれ、体の水分と熱が正常に排泄されないと肌トラブルが起こると考えられていて、十味敗毒湯はまさにそんな理論から作られたもの。
患部が湿潤型でじゅくじゅくしているときに、肌をふさいでいる余分なものを出し、それと同時に水分と熱を発散させて肌を正常にしていく処方になっているんです。
ちなみに十味敗毒湯は様々な皮膚疾患に有効となっていますが、中でも特に評価が高いのがニキビに対して。その理由は十味敗毒湯が化膿していく傾向のある皮膚症状を比較的短い期間に良くするよう働く処方なので、赤みを帯び化膿したニキビなどに向いているからだそうなんです。
ある臨床試験では、十味敗毒湯のニキビに対する効果は抗生物質と同等あるいはそれ以上の効果がある、という報告までされているほどなんですよ。なのでなかなか治らない大人ニキビにも非常に効果があると言われているんです。
味、飲みやすさについて
十味敗毒湯はその名の通り10種類もの多くの生薬から構成されていて、以前から「飲みにくい」と言われている漢方薬でした。実際の味も口に入れた瞬間は甘いのですが、後から苦みや臭みが出てくるので、確かに初心者の人などには非常に飲みにくいと感じるかもしれません。
ただ十味敗毒湯は冷やすと甘みが強くなりかなり飲みやすくなるとの意見も。漢方薬というのは基本的にお湯などで飲んだ方が良いものですし、十味敗毒湯もお湯で飲んだ方が効果が期待できると思うのですが、どうしても飲めないという場合は水と一緒に飲んでみるのが良いでしょう。
実際愛飲している人の中には「慣れてくると飲める」という人も多いので、水と飲んで段々味に慣れてきたら常温の水→お湯というように少しずつ変えていくのも良いかもしれませんね。
混合されている10種類の生薬
先程もお話した通り、十味敗毒湯はその名の如く、下記の10種類の生薬を配合。鎮痒作用・抗菌作用のある「ケイガイ」。解熱作用の「ボウフウ」。
鎮静・鎮痛・補血・強壮作用の「センキュウ」。発汗・鎮痛・解毒・抗潰痕作用の「ドッカツ」。鎮咳・去痰作用の「キキョウ」。緊張を緩める効果がある「カンゾウ」。皮膚の化膿性疾患・打撲のうっ血に用いられる「ボウソク」。
利尿・健胃作用のある「ブクリョウ」。体を温め消化機能を整える「ショウキョウ」。体の熱を冷まし気のうっ滞を除く「サイコ」。以上の生薬となっています。
ちなみに生薬の中の1つボウソクの代わりに「オウヒ」が使われることもあり、現在は「ボウソクが含まれる十味敗毒湯」と「オウヒが含まれる十味敗毒湯」の2種類が存在するようです。
- ケイガイ
- ボウフウ
- センキュウ
- ドッカツ
- キキョウ
- カンゾウ
- ボウソク(オウヒが使われることも)
- ブクリョウ
- ショウキョウ
- サイコ
体力・健康に不安がある人、妊娠中の方は注意を
十味敗毒湯は体がひどく弱っている人には向いていない漢方薬なので、持病を持っている方や体力・健康に不安がある方にはあまりオススメできません。
配合されている生薬の1つ、センキュウには腹痛・下痢・嘔吐・食欲低下といった胃腸障害の副作用が起こる可能性があると考えられているので、元々胃腸が弱い人もなるべく服用はしない方が良いでしょう。
また、添付文書上では妊娠中の投与に関する安全性もまだ確立されていないので、妊娠中の方や赤ちゃんを産んだばかりの女性も注意をしてください。最悪、妊娠・授乳に大きな影響をあたえるかもしれないので、服用する前には必ず医師に相談するようにしてくださいね。