わきがとは、正式には腋臭症
ワキガや多汗症などの症状に悩んでいて、病院を診断された際に処方されるお薬が「プロバンサイン」です。
今現在は、プロバンサインは生産終了になっており、手に入れることはできないと言われていて、別名「臭化プロバンテリン」とも呼ばれ、ワキガにも効果があると言われている内服薬です。
また、プロバンサインのジェネリック医薬品として『プロスパス』というお薬もあります。
「プロバンサイン」や「プロスパス」には多汗症に効果があります。
汗を元からかかないようにし、ワキガの臭いを抑えてくれる「プロスパス」についてご説明していきます。
プロスパスとは?
「プロスパス」とは、本来は多汗症で使われるお薬で、プロスパスはワキガの特効薬ではありませんが、ワキガにも大きな効果はあります。
人間の汗が分泌される仕組みというのは、アセチルコリンという神経伝達物質の働きによっておきます。
プロスパスは、この神経伝達物質のアセチルコリンの働きを制御する効果があり、プロスパスを服用することで発汗が止まります。
プロスパスでのワキガ対策をするということは、汗を止めることでワキガの臭いをさせないようにします。
ワキガの臭いのもとは、アポクリン腺から出される汗が、皮膚の常在菌の餌になって繁殖をして臭いが発生します。
汗をかかなくなってしまえば、ワキガの臭いは解消されます。
プロスパスは本来は多汗症の治療薬で、プロスパスを服用すると汗は止まります。
仕事などでどうしても汗を止めたい人におすすめです。
しかし、ワキガの症状でプロスパスを服用するには注意点があり、プロスパスを服用する事で、副作用が強く出てしまうことがあります。
プロスパスの服用を続けても、プロスパスはワキガを治す薬ではないので症状が治ることはありません。
汗を抑えることでワキガの臭いを抑える効果があります。
ここから先は多汗症に関わる汗のメカニズムなどを解説したいと思います。
汗をかく仕組み
多汗症を知っておく上で、まずは汗をかく仕組みを知っておくことが重要です。
汗のかく仕組みを知っておくことで、多汗症の治療法を理解できると思います。
まず、汗が出る箇所(汗腺)は2つあります。
まず1つ目の汗腺は、
「エクリン汗腺」と呼ばれる汗腺です。
エクリン汗腺は多汗症と強く関係している汗腺です。
人間は体に熱を持つと、体温を調節するために汗を出します。
エクリン汗腺はその余分な熱を取るための役割を果たしていて、全身に存在します。
特に、額やわき、手足に集中していて、エクリン汗腺が発汗するという仕組みには、体の様々な器官を管理している自律神経が大きく関わっています。
自律神経には、体を動かすためのモードへに切り替える「交感神経」と、体をリラックスさせるための神経の「副交感神経」の2種類あります。
この2種類のうち、エクリン汗腺をコントロールしているのが、「交感神経」です。
交感神経が体温の上昇(発熱や運動)を察知すると、エクリン汗腺に指令を送ります。
その指令をエクリン汗腺が受け取ることで、血液から水分を抽出し、汗を作り出します。
緊張や精神的ストレスを感じた時も、交感神経を刺激する事になりますので、同じように発汗します。
この発汗の作用から、多汗症の原因は交感神経からの指令が、エクリン汗腺に過剰に伝わることにより、多量の汗をかくのではないかと考えられています。
そのため、多汗症の治療をする際の方法として、交感神経からの指令を遮断する方法もあります。
また、エクリン汗腺から発汗する汗は99%以上水が含まれているので、触った感じはサラサラで無臭です。
大量の汗が出たからと言って汗が臭うということはありません。
そして2つ目の汗腺は、イヤなニオイの原因となる
「アポクリン汗腺」と呼ばれる汗腺です。
アポクリン汗腺から排出される汗は、嫌な臭いを発し、ベタベタしています。
元々、異性に性的なアピールをするときの名残だと言われている汗腺です。
アポクリン汗腺が人間の体に集中している部分は、耳、脇、おへそ回り、鼻、などです。このアポクリン汗腺からの発汗に関わっているのが、「アドレナリン」という脳内物質が深く関わっています。
アドレナリンには、人間の感情を大きく左右する物質で、怒り、悲しみ、喜びといった感情の変化があることで分泌される仕組みになっています。
そうすることにより、アポクリン汗腺から汗が分泌されるようになっています。
アポクリン汗腺から出てくる汗のニオイのもとは、タンパク質が多く含まれていることが臭いニオイの原因になっています。
このタンパク質が、皮膚にある菌と結合されることにより、ニオイのもととなる原因に変化してしまいます。
このニオイが原因の症状がよく耳にする、「ワキガ」と呼ばれる症状になります。