201507/30

シミを消す方法の秘訣!シミを皮膚の外へ排出させるノウハウまとめ

紫外線、女性ホルモンの乱れ、ストレスなどにより、メラノサイト(色素細胞)が活性化し、メラニンを過剰に生成した結果、皮膚表面に現れる色素斑のこと。つまり、シミはメラニン代謝機能の異常であり、後天性の色素沈着です。

メラニンは、紫外線の害から守るために、皮膚細胞の身代わりになってチロシナーゼという酵素に酸化されてできたものです。さらに、メラニンの集まりであるシミは、その下にある皮膚を紫外線から守るために居座り続けるという説もあり、100%悪者というワケでもないようです。

しかし、そんな重要な働きをするメラニンであっても、美容上は見た目が良くありませんから、やはり「シミができないようにする、もしできても排出しやすい体にする」ことが、一番の美白の秘訣でしょう。

ではメラニンは、一生、体内に蓄積し続けるのでしょうか?

皮膚の仕組みはうまくできていて、過剰なメラニンは、皮膚の入れ替わり(ターンオーバー)で不要な角質細胞がはがれ落ちるとき、一緒に皮膚の外へ排出されます。

しかし、皮膚のメラニン代謝機能がスムーズに行われないと、シミとなって残ってしまうというワケです。シミができないようにするメラニン代謝機能が正常に行われるようにする、また排出しやすい体にするになるための具体的な対策法を紹介します。

1 紫外線だけじゃない!シミのできる4大原因

シミができるのは、紫外線の浴びすぎが原因というのは良く知られています。実は、シミは紫外線のほかにも要因があり、主なものは4つになります。そして、これらのうち単独で原因となるものもあれば、複数の原因が重複している場合があります。

シミができる4大原因

  1. 紫外線を繰り返し浴びる
  2. ホルモンのアンバランス
  3. 精神的なストレス
  4. 皮膚炎の治った跡

紫外線を繰り返し浴びる
シミの元となるメラニンは、皮膚自身がもっている紫外線防御機能の1つとして、メラノサイト(色素細胞)によってつくられます。過剰な紫外線を浴びて炎症を起こしたり、繰り返し紫外線を浴び続けると、恒常的にメラノサイトが刺激され続け、メラニンが作られ続けることに・・・。まず何より大切なことは、無防備に紫外線を浴びないようにすることです。日頃の紫外線対策をしっかり行いましょう。

ホルモンのアンバランス
妊娠・出産、生理不順、更年期障害、さらにピル(経口避妊薬)の服用などで、ホルモン、特に女性ホルモンの分泌バランスに、狂いが生じることがあります。それがキッカケとなって、種々のホルモン分泌に異常をきたすのです。

とりわけ、メラニンの生成を促したり、メラニンを拡散して色素沈着させるメラノサイト刺激ホルモン(MSHと略称)が脳下垂体中葉から分泌きれるようになり、シミが目立ってさます。妊娠に伴うシミは、通常では分娩後2~3ヶ月で自然に薄くなりますが、妊娠する度に繰り返してシミができると、消えずにシミがそのまま残ってしまうことが多いようです。

精神的なストレス
精神的な悩みが大きく、強いストレスが脳に加わり、それが反復したり継続すると、やがてシミが現れてきます。個人差やストレスの種類にもよりますが、強いストレスを受けるようなことがあって2~3カ月後にシミができてきます。

ストレスが加わると、脳下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモン(ACTHと略記してアクス)が分泌され、このホルモンが副腎を刺激して、副腎皮質ホルモンを分泌します。このホルモンがストレスに対して防衛の働きを果たすと考えられていて、動物には不可欠なホルモンなのですが、その反面ACTH(アクス)はメラノサイト(色素細胞)を刺激するので、メラニンの生成が促され、シミができるのではないかと考えられています。

皮膚炎が治った跡
炎症を伴ったカブレの後にできるシミです。

中には聞いたことがある人もいると思いますが、「ベルロック皮膚炎」というのは、オーデコロンや香水を直接皮膚につけて日光に当たると、塗った形どおりにシミができる症状をいいます。

原因として考えられるのは、これらの芳香化粧品に使用されているベルガモット精油などに混在している蛍光性物質による刺激が引き金になって、そこへ紫外線の刺激が相乗的に働いたと考えられます。香水やオーデコロンは、直射日光が当たらない場所か、衣服や下着などに、染みにならないよう注意して、ほのかに匂う程度につけるのがベター。

1-2 意外に多いシミの種類 気になる治療法は?

皮膚科学的にシミを分類すると、

1. 後天性のシミ:肝斑、老人性色素斑、光線性花弁状色素斑、炎症性色素沈着など

2.先天性のシミ:母斑(太田母斑など)、ソバカス(雀卵斑)などの色素沈着

があります。

私たちはシミというと、まず加齢によるシミをイメージしますが、皮膚科医のいうシミは肝斑(かんぱん)のことで、加齢によるシミは正確には老人性色素斑(しきそはん)といいます。これらのシミを、外側からのアプローチで改善させるのに、主に3つの方法があります。

美白化粧品

メラニンの生成を抑制する美白化粧品は、いずれのシミもある程度は薄くすることが期待でき、比較的若い人にみられる。
淡い色調の光線性色素斑や肝斑は2~3カ月でかなりの改善が認められます。一方、老人性色素斑などのシミは、美白化粧品だけの手入れではシミが治ったと自覚するほどには至らない場合が多いといえます。


 

レーザー治療

美容医療分野で行われるレーザーは、シミを形成する細胞を破壊する根本的治療が期待できますが、一方では光熱作用による炎症反応を伴います。この刺激により肝斑ではシミがかえって濃くなりレーザー治療は不向き。また、他のタイプのシミにおいても一過性に色素沈着が生じる場合があります。

フォトフェイシャル

昨今は、ケミカルピーリングやIPLという光線療法もシミに対して広く用いられています。
IPLは、これまでのレーザー療法と違い、フラッシュランプを光源にしたフィルターで、530 ~1200nmと広域の広い光(ILP)を照射するフォトフェイシャルといわれる治療で、痴皮(かさぶた)を作らず比較的安心な治療として注目されています。

フォトフェイシャルやレーザー治療は、美容皮膚科が専門で行っています。内服薬・注射・点滴を併用することがありますし、美白化粧品も美容皮膚科でないと手に入らないものがあったりするので、気になる人はカウンセリングを受けてみても良いかもしれませんね。

2 今さらだけどここでおさらい!正しいシミのケア方法とは?

シミは完治するまでに日数がかかりますが、正しい手入れによって消える場合が多いので、過度に心配する必要はありません。ただし、美白化粧品を3ケ月以上使っても効果が現われない場合は、化粧品だけでは効果が期待薄のシミの種類なので、高級美白化粧品を次々と買い揃えるよりは、皮膚科医に相談することをおススメします。

  • 悪化を避けるためには、できるだけ日差しにさらさないように注意し、普段から日焼け止めやファンデーションで肌を守るようにする。
  • 美白効果のある化粧品で手入れを行うと同時に、メラニンの排出を促すために軽めのマッサージやパックも定期的に行う。
  • 皮膚の保湿を念入りにして、炎症によって傷ついた角層の保湿力を補う。
  • 睡眠不足や過労、ストレスは、シミの悪化原因にもなるので、できるだけストレスコントロールできるような生活を送るように心掛ける。

2-1 毎日のバスタイム 何気ない習慣がシミを悪化させていた!?

シミは、毎日のバスタイムでやりがちな、何気ない習慣で悪化しやすくなります。せっかく、紫外線対策や保湿、リラックスに努めても、このNG習慣があると台無しになりかねません。ぜひ、今夜から改善するようにしてください。

顔をこすることはNG!

こする刺激でシミが濃くなるので、肌に触れるときはあくまでソフトに。マッサージもソフトタッチで、時間の通常より短めにしておきましょう。

ポイントメイクは専用リムーバーを使う

落ちにくいマスカラやアイラインを、普通のクレンジングで無理に落とそうとすると、ゴシゴシこすってしまうことになります。

シャワー洗顔はNG!

シャワーの温度は高すぎるし、水圧もお肌の刺激になります。洗顔は熱いお湯を避けて、25~30度のぬるま湯が鉄則。

ぬるめのお湯でゆったり入浴する

湯船に入らないシャワー派も多いですが、身体を温めると血行が促進されて、シミ・くすみに効果があります。

3 くすんでいると一気に老け見え!くすみの原因と予防改善法とは?

くすみとは一体どういうものなのか?

くすみとは肌状態を表す用語で、乾燥や血行不良、疲労、不規則な生活などによって黒ずんで見える状態をいいます。なかでも若年層におけるくすみは、体調不良や睡眠不足、生理周期によって現れる一時的なもので、年齢が高くなるほど肌の悩みに占めるくすみの割合も増加傾向にあります。

シミとくすみは、美容雑誌・メディア等でよくセットで使われていますが、両者は異なる性質ものです。シミは皮膚の異常・疾患の1つですが、くすみは皮膚疾患ではないので皮膚科で治すことはありません。

では、どのような状態をくすみというのでしょう?
くすみの定義

  • 明るさが無くなる
  • 赤み(血色)が減る
  • 黄みが増す
  • 透明感が減る
  • ツヤが無くなる

以上の状態が現れることをいい、その原因を、皮膚科学の面から考えると次の5つの要因が考えられます。

3-1 疲れてなくても疲れ顔!?くすみの5大原因はこれだ!

1.加齢や疲労によって起こること

血液中のへモグロビン(血液色素のことで、赤色をあらわします)が減って、皮膚の赤みが減り黄みが増し、明るさも低くなります。

2.毛細血管の血液の流れが円滑でなくなる

血行が悪くなると、酸素や栄養が届かず、老廃物の排池が滞り、肌色が暗くなります。

3.加齢や反復して紫外線に当たる

皮膚のメラニンが増えて、部分的にメラニンが沈着し黄ばみが表れる。

4.加齢や冬季の乾燥や新陳代謝の低下

ターンオーバーが乱れて、角層が厚くなり(角質肥厚)、透明感が低下します。角層の水分量が減り、皮膚のキメが粗くなり、ツヤも無くなります。

5.洗顔が不十分で、皮膚表面の汚れが十分とれていない

皮脂やメイクの汚れが肌に残っていると、肌が荒れてツヤが無くなります。また、皮膚表面の皮脂は時間が経つと酸化され、有害な過酸化脂質に変化し、皮膚の状態にも悪影響を及ぼします。

4 くすみのお手入れ 5つのポイント

くすみそのものは皮膚疾患ではないので、基本的にケアは自分で行います。超音波式の家庭用美顔器を利用すると、肌負担を少なく毛穴の汚れを浮かせ、血行も促進できるというメリットも。

  1. 正しい洗顔で、汚れを肌に残さないようにする。
  2. 皮膚への保湿を十分に行い、乾燥を防ぐ。
  3. 朝の手入れにUVケアを加え、朝晩美白化粧品を使用する。
  4. ターンオーバーをスムーズにするため、パックやマッサージで新陳代謝を促す。
  5. メイクアップにより肌色を明るくし、ピンク系の色を補う。

5 もっとも身近なスーパー美白成分“ビタミンC”の効果とムダにしない摂り方

シミやくすみ対策の食品といえば、メラニンの発生を抑え、美白の効果も高いビタミンCが有名ですよね。ビタミンC(化学名アスコルビン酸)には美白以外の色々な効果があり、まさにスーパー成分なのです。

ただビタミンCは、加熱調理で壊れるだけでなく、水洗いだけでも流れ出てしまうような、とても不安定な成分なので、せっかくのビタミンCを知らずにムダにしてしまっているかも。ビタミンCの特性を知って、効率的に摂れるようにしましょう。

5-1 こんなにあった! ビタミンCのスーパーパワー

  • 還元美白作用で、メラニンの色を薄くする。
  • 強力な抗酸化作用で、体内の活性酸素を除去する。
  • メラニンの生成を抑制し、シミやくすみを改善させる。
  • コラーゲン生成を促進し、皮膚、血管、粘膜を強くする。
  • 酸化したビタミンEのリサイクル(ビタミンE還元作用)をする。
  • 鉄分の吸収を促進し、鉄欠乏性の貧血を予防する。
  • 免疫機能を維持して、風邪や感染症にかかりにくくする。
  • 抗ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)の生成を促進し、ストレスを和らげる.
  • 抗ヒスタミン作用で、かぶれやアレルギー性皮膚疾患による炎症を緩和。
  • カルニチンの生成を促し、細胞分裂・代謝を促進する。
  • コレステロール値を下げ、動脈硬化を防止する。
  • がん細胞の増殖を防ぐインターフェロンの生成を促進する。
  • 発がん性物質ニトロソアミンの生成抑制と、その毒性を弱める。

5-2 効果をムダにしない ビタミンCの摂り方

  • 一度に多く摂取するより、1日数回に分けて摂取する方が効果的。
  • 水溶性で熱に弱いので、手早く料理するなど調理方法の工夫を。
  • 野菜などを水で洗う際は、溶け出してしまわないように手際よくサッと洗う。
  • 煮物料理は、汁にビタミンCがたくさん溶け出しているので、汁も一緒にとると無駄なく摂取できる。
  • 料理は温めなおしで何度も火にかけると、熱に弱いのでそのつど消失してしまうので注意。
  • 油を使ってサッと炒めると、調理による消失を少なくできる。
  • イモ類は適度にビタミンCを含み、量的にも多く食べられる食材です。
  • タンパク質の一種であるコラーゲン生成を促すので、タンンパク質と一緒に摂る。
  • 海藻や野菜に含まれる鉄分(非へム鉄)と一緒に摂れば、吸収されにくい鉄分の吸収率がグンと上がります。
  • ビタミンEと一緒に摂ることで、ビタミンEの抗酸化力はいっそう高まる。

5-3 ビタミンCが多い食品

ビタミンCの多い食品と、食品のビタミンCの含有量(食品100g当たりのビタミンCの含有量)
キウイ69mgパセリ120mgかいわれだいこん47mg
オレンジ40mgキャベツ41mgかぶ47mg
トマト15mgレモン100mgつまみ菜47mg
ブロッコリー54mgブロッコリー54mg焼きのり210mg
ピーマン170mgパパイヤ50mg抹茶60mg
イチゴ62mgハム49mgわかめ27mg

キウイ・オレンジ・トマト・ブロッコリー・ピーマン・イチゴ・パセリ・サツマイモ・・・など、フルーツ・緑黄色野菜・イモ類を意識して摂るようにしましょう。

※タバコを吸ったり、精神的なストレスでビタミンは大量に消費されるので要注意!

まとめ

シミとくすみは、美白化粧品の利用で改善を期待できるところが共通しています。ただ、1000円の美白化粧水と10万円の美白化粧水では、効果も100倍違うのかといえばそうではありません。自分の許容範囲の価格帯でOKです。

もし、それまでの美白化粧品で何かしらの効果が得られず、高級といわれる価格帯の化粧品に手を出すなら、その前に日常生活や食生活から見直してみてください。美白化粧品は、できてしまったシミ(老人性シミ・肝斑)を除去するのに限界があるので、美容皮膚科や薬剤師などプロのアドバイスを聞く方が、より早い解決が見込めるかもしれません。

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