オヤジ臭・ミドル脂臭・加齢臭など、30代以降の男性には様々な体臭の問題が起こります。
また、統計的に日本人の10人に1人はワキガであるとも言われています。
このように体臭といっても様々な種類がありますが、いずれの悪臭も発生経路としては決まっています。
それは誰の体にでもある3つの汗腺です。
・エクリン汗腺
全身に分布している汗腺で、1㎠に100個以上はあり、全身では230万個ほどあると言われています。このエクリン汗腺は運動などで体温が上がると汗を分泌し、皮膚表面で蒸発するときの気化熱で体全体の体温調整をしています。
エクリン汗腺の汗の99%は水分で、塩分も含んでいますが、基本的に健康な人であれば無臭であり、悪臭の原因にはなりにくいものです。
・アポクリン汗腺
脇の下、乳輪、へそ周り、耳の中、肛門、性器周辺といった体毛のある箇所に存在する汗腺です。男女ともに思春期から発達する汗腺で、ここから分泌されるのは、たんぱく質、脂質、糖質、アンモニアなど強い体臭の原因となる粘り気のある汗が分泌されます。
このアポクリン汗腺が遺伝的に多い人がいわゆるワキガ体質の人です。私自身も体毛が濃いほうなので、思春期以降はワキガに悩んできました。
このアポクリン汗腺は精神的な緊張状態や性的興奮時に汗を分泌するそうです。
動物でいうフェロモンの分泌に近いもののようです。
・皮脂腺
こちらは全身に分布していて、皮膚表面に脂肪分を分泌し、薄い膜をつくることで肌に潤いを与え、空気中の細菌類や乾燥から体を守る役割を果たしている器官です。皮脂腺から皮脂の分泌が少なすぎるとカサカサになり、多すぎるとベトベトした肌になり、ニキビなどのトラブルにもつながります。
あらゆる悪臭は3汗腺の分泌物の相乗効果!
ミドル脂臭、加齢臭、ワキガなどのキツイ体臭は「エクリン汗腺の汗」「アポクリン汗腺の汗」「皮脂腺の脂」が混ざり合い、皮膚表面の常在菌がそれらをエサとして分解することで、とても強い腐敗臭が生まれるのです。
(エクリン汗腺の汗+アポクリン汗腺の汗+皮脂腺の脂)×細菌類=悪臭
汗腺は体内のバロメーター
3つの汗腺から分泌される成分は当たり前ですが、体内で生成されたものになります。そのため体臭がきついということは体内の環境が悪化しているというサインとも言えます。
キツイ体臭がするという場合は、デオドラント剤とシャンプー・ボディーソープといった体の外部からケアだけではなく、根本的な改善には食生活を中心とした生活習慣全般を見直すことが必要です。
<ミドル脂臭などの体臭対策のために見直すべき習慣>
・肉類の過剰摂取
・ラーメン・ハンバーガー・スナック類の摂取
・野菜不足
・コーヒー、タバコ、お酒、香辛料などの刺激物の摂取
・不規則な生活のリズム
・運動不足
・過剰なストレス
etc
しかし、欧米化した食事を昔の日本人のような魚・野菜を中心にした質素な和食に切り替えたり、煙草やお酒・コーヒーといった嗜好品をやめたりするのは、なかなか難しいものです。
さらに、30代・40代の働き盛りのミドルにとっては、定期的な運動やストレスのない環境というのは現実的には難しいもの。
いきなり全ての習慣を変えるのはむずかしいですが、できることから一つずつ取り組みながらも、消臭効果と腸内フローラを整える整腸効果の高いサプリメントを併用して行くとよいでしょう。
対処療法であるデオドラント剤やシャンプー・ボディーソープのように即効性はありませんが、サプリメントは漢方薬のように体質からじわじわと変えて行く効果があります。