「体臭チェック」でセルフ健康診断
「どんな人にも体臭はありますが、体から甘ったるい“バナナ臭”や“ココナッツ臭”がするのは危険のサイン。糖尿病の人の体臭に多く、すい臓から出るインスリンが少なくなると、体内の脂肪が脂肪酸に変わり、さらに脂肪酸が“ケトン体”に変化します。このケトン体が、甘いニオイの正体なのです。また、あまり食事をしないでいると、エネルギーが不足して脂肪酸の分解が追いつかなくなり、やはりケトン体が生成されていきます。そのため、甘い体臭は“飢餓臭”“ダイエット臭”ともいわれ、不健康な状態を示すニオイなのです」
「ニオイでがんを発見する“がん探知犬”の試みがあるように、病気になると通常とは違うニオイがしてきます。たとえば、R25世代に多いのは、働き過ぎで肝機能が低下して起こる“疲労臭”。肝臓が無毒・無臭化するはずのアンモニアが血中に混じり、汗や皮膚ガスとして排出されてニオいます。また、べたべたする寝汗を大量にかいて、それがニオう場合は、結核や白血病の可能性も。腐った肉や腐った卵のようなニオイ、または若いのに加齢臭のようなニオイがする場合も異常のサインです」
匂いと病気に関する雑学
赤ちゃんのおしっこからメープルシロップの臭いがしたらヤバイ
赤ちゃんは外敵を作らないように自然と好かれる臭いを発している。顔が丸いの目が丸いのもかわいく見せて、外敵から身を守るため。
メープルシロップ尿症という病気がある。生まれつきアミノ酸の代謝がうまくいかないという症状。
赤ちゃんからチーズの匂いがしたらヤバイ
赤ちゃんは普通、ミルクのにおいがする。しかしチーズのにおいがしていたら「ロイシン」という物質が分解できていないことが考えられる。分解されないロイシンはイソ吉草酸(いそきっそうさん)(チーズ臭の素)という物質になる。それが血液中を巡りニオイを発する。
イソ吉草酸血症という病気であり、脳障害がおきる危険性もある。
口からボロ雑巾の匂いがしたらヤバイ
口臭からは常時200種類ほどのガス出ており、病気との因果関係がある。肝臓病を患った人の口臭はアミン臭と呼ばれる。「ネズミ」「ボロ雑巾」「魚の臓物(ぞうもつ)」「洗濯の生乾き」の匂いにたとえられる。
溶けたキャラメル状の湿った耳垢はワキガ
ワキガの原因は脇にあるアポクリン腺の多さになる。アポクリン腺が多い人は、同じような腺が耳の中にも多く存在する。湿った耳垢の人はワキガの可能性が高い。
耳垢と縮毛と脇のニオイは同じ遺伝子の特徴ともいわれている。
ダイエット中にバナナの匂いがしたら不健康
過激な食事制限のダイエットをしたら、体の皮下脂肪が急激に分解される。
脂肪は分解されると脂肪酸という物質になる。脂肪酸が燃えることによって痩せていくが、過度な食事制限をすると、脂肪酸を燃やす燃料が足りず血液中に残ることになる。
すると脂肪酸は「ケトン体(バナナ臭の素)」という甘い物質に変わる。
ケトン体のにおいは汗をかいたときや口臭、おしっこのときにかもし出される。
バナナ臭がする状態が続くとホルモン分泌の悪化や生理不順にもなる。
太ってる人のバナナ臭は糖尿病の危険
糖尿病の人は筋肉や臓器に糖分を取り込む為のインスリン分泌能力が低下している。この結果、血液中に糖分がたっぷりあるのにそれを使えないので、身体が飢餓状態と同じ事になる。すると、ダイエットのときと同じように脂肪酸が燃焼できず、ケトン体に変わる。
糖尿病の人おしっこは糖が含まれているため、アリが寄ってくると言われている。
妊娠中に口臭の強い女性は早産になりやすい
妊娠中は食事量も増し行動も不精になりがちで歯周病になりやすい。歯磨きをして出血するような状態にあると、歯周病菌が体内に入り、プロスタグランジンという毒素が作られる。
プロスタグランジンは陣痛促進剤にも使われる成分で、子宮を収縮させる作用を持つ。その結果、早産になる可能性が高まる。
妊婦が硫黄のような口臭を感じたら、歯周病の治療をすぐに行ったほうがいい。
糖尿病と膀胱炎~尿の臭い
尿の臭いは、尿特有の芳香臭があり、健常な方は大体同じ匂いがします。膀胱炎や糖尿病の病気になっている場合は尿の臭いが変化します。
膀胱炎の場合、尿中の尿素が膀胱内で細菌によって分解されるため、新鮮な尿でもアンモニア臭がします。
糖尿病の場合は、ケトン体が尿中に大量に含まれていると、果物のような甘酸っぱい臭いがします。このような尿の臭いがした場合は、病気になっている事もあるので、早めに病院で診察する事が大事です。
気管支や肺などの呼吸器に病気(肺壊疽など)
貧血
酸素不足になる為に乳酸が発生し、アンモニアと一緒に汗から出てくる為、アンモニア臭がします。
糖尿病の場合
尿から血糖のコントロールの悪いときなどにケトン臭がにおいます。(甘酢っぱい臭い)
蓄のう症