FROM おのころ心平
ニキビや吹き出物は、
上半身にできやすいですよね。
顔や首、背中でも
上のほうにできることが多いです。
これは「気」が上昇している証拠です。
気が「上」と「表面」に
集まっているのです。
肌は、カラダの表面を覆う表皮層と、
その下にある真皮層(しんぴそう)に
分けられます。
ニキビのココロをつかまえるためには、
表皮が「顕在意識」、真皮が「潜在意識」
に対応していると考えると
わかりやすくなります。
真皮層=潜在意識での葛藤が、
もう、表まで溢れてしまいそう、
というのがニキビや吹き出物の訴え
と考えることができるのです。
自己表現したい、
でもその方法がつかめない。
若いときのニキビは
まさにそれを象徴しています。
さて、ニキビや吹き出物に
まったく縁のない人もいますよね。
それは、真皮層で自己解決できている人。
表皮に吹き出物を持ち出さないのです。
ニキビができる仕組みについて
少し説明します。
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の
3層構造になっていて、
ニキビができる「毛包(もうほう)」は、
中間層の真皮にあります。
毛包の出口が毛穴です。
いちばん上の表皮にある毛穴が
汚れでフタをされてしまうと、
その下の毛包に脂がたまって、
ニキビの発生につながるわけです。
皮脂腺も真皮にあるのですが、皮脂腺は
毛包と枝のようにつながっています。
真皮にはほかにも汗を出す「汗腺」も
あって、皮脂腺の出す皮脂と、
汗腺の出す水分とが上手に混ざって、
皮膚表面の「皮脂膜」をつくっています。
この「皮脂膜」は、紫外線などの刺激
からお肌を守ってくれています。
肌のうるおいが保たれているのも
皮脂腺のおかげ。
ところが、ニキビができる場合、
この、油分と水分のバランスが崩れて、
油分が多くなるということが起きるのです。
皮脂腺の出す皮脂の中には
トリグリセリドという脂があって、
これがアクネ菌の栄養分になります。
アクネ菌は繁殖すると、
毛包内で炎症を起こしますから、
化膿させたり、
いわゆるニキビの芯をつくったりします。
ニキビをなんとかしたい!というときは、
アクネ菌をやっつけるという方法もある
んですが、元をたどれば、
皮脂が多くなる体質のほうが原因です。
皮膚の皮脂腺を発達させてしまうのは
「アンドロゲン」というホルモンが
関係しています。
これはいわゆる「男性ホルモン」と
呼ばれているもの。
皮膚にはこのホルモンの「受容体」が
あって、皮脂腺を発達させるわけです。
女性にもアンドロゲンはあって、
卵巣からも、副腎からも分泌されます。
女性の場合、とくに黄体期(排卵後から
月経までの期間)に多くなります。
その時期は、皮脂腺が刺激を受けて、
皮膚がオイリーになりやすいのです。
つまり、黄体期は
ニキビができやすい時期ということ。
基礎体温も高くなりますので、
カラダが弛緩し、
お肌のハリがなくなったり、
体重が減りにくかったりもするのです。
女性にとって、アンドロゲン(男性ホル
モン)とプロゲステロン(女性ホルモン)、
この二つのホルモンの拮抗は、
そのままその人の男性性と女性性の
バランスを示しています。
ニキビができやすい人は、
本来ゆっくり過ごすべき黄体期に
男性性が強い行動をとっている
と言えるかもしれません。
そういう人には、
戦闘モードが抜けなくて、
誰かとつながりたいけどできない、
自分を解放しきれないところがある
場合が多いのです。
状況を変えていくには、
まず思いを伝えることですが、
それができなくて、伝えられずにフタを
されてしまった片思いが、
しつこいニキビにつながったりもします。
この体質を変えるには、
戦闘モードを脱ぎ捨てて、自分の気持ち
に正直になることがいちばんです。
また、女としての自己表現
(女の美しさは、こうあらねばならない)、
男としての自己表現
(男とは、こうあるべき)
に葛藤が強いほど、真皮層をはみ出して、
表皮まで出てきてしまう可能性は
高くなります。
つまり、女性であれば、
「自分らしい」美しさに
ちゃんと向き合う、ということです。
誰が決めたかわからないような、
理想の美、みたいな幻想に引きずられ
すぎると、それに見合わないままの自分
を自己否定してしまうことになります。
心理学的に言うなら、
エレクトラ・コンプレックスというのも、
顔のニキビに影響します。
女としての母親との競争で、
母よりも美しくなってはいけない、
という潜在的な自己否定が、ニキビを
つくってしまうこともあるのです。
どうして私はニキビや吹き出物が
多いんだろうと思ったら、
潜在的に隠されたココロの葛藤を
しっかりとつかまえましょう。
カラダに向き合うということは、
自分のココロに向き合うことでも
あるのです。