ダイエット法の中にはこんな動作がこんなのにダイエット効果があるのって驚く時があると思います。
実は股割りにもダイエット効果があるのです。
股割りといえば、お相撲さんのトレーニングの一環として取り入れられており、怪我を防止するためにも避けては通れません。
スポーツをする人は練習の前や練習の後のストレッチは欠かせませんし、開脚ストレッチは絶対と言ってもいいほど高い確率で組み込まれていますよね。
開脚ストレッチの最終形とも言える股割りであり、怪我の予防やパフォーマンスの向上、疲労の回復にいいとされる股割りですが、実は怪我予防以外にもダイエット効果や冷え性の改善といった効果があるのです。
一説には、股割りをすることで身長が伸びるともいわれています。
今回はその効果の真相とどのような方法で股割りを行えばいいのか、ポイントをしっかりおさえてその辺を詳しく紹介していきます。
股割りとは
股割りとは、また開き・股裂きとも呼ばれ、相撲の稽古の一環であり、しっかりと開脚姿勢をとれるようにするための柔軟体操であり、主に怪我の防止を目的として行われます。
股割りはと、股関節部分の外転・外旋・屈曲といった構造動作ができているかどうかという単純な動作の練習です。
股関節の外転・外旋・屈曲ができていれば股割りができる、股関節の外転・外旋・屈曲ができていなければ股割りができないということです。
相撲以外のスポーツでは、ダンス、インクロナイズドスイミング、テコンドー、フィギュアスケート、ダンス、体操競技、ヨガなどでも行われることがあります。
また、股割りとまではいきませんが、スポーツをする人はストレッチを練習の前後に取り入れますし、開脚ストレッチは必ずと言っていいほど行われるストレッチの項目です。
股割りを準備運動として日常的に行うことで、完全に脚を開脚して座り込めるようになり、大相撲の力士などは、股関節の柔軟性が高く、頭が完全に床につくまで上体を倒すこともできるようになります。
力士の間でも、「相撲稽古の中でも、一番厳しい稽古」と言われるほど、股割りは大変な行為であり、完全に股割りができるようになるまで普通に人でたいたい一年程度かかるといわれています。
最近では、”クラシックバレエや相撲でお馴染みの股割りを追究した運動法――構造動作トレーニング MATAWARI”といった股割りにフォーカスしたDVDもあるほど、股割りは奥が深く重要視されているのです。
この構造動作トレーニングでは、股割りはれっきとしたトレーニングと位置づけ、構造動作トレーニングは身体にもたらす効果やその練習方法がストレッチの範疇を超えるものであるとしています。
股割りの主目的は股関節の柔軟性を高めて怪我をしにくくするカラダづくりですが、股割りをすることで怪我予防以外にも、ダイエット効果など様々な効果があると言われています。
股割りで得られる効果
股割りを行うことで、股関節の柔軟性が高まって怪我をしにくい体になりますが、股関節の柔軟性が高まると、その他にも様々なメリットがあります。
ダイエット効果
近年、股割りを行う女性が世界各国で増えています。アメリカを始め、オーストラリアやカナダ、中国で股割りをする女性が増え、「股割りダイエット」をする女性が急増しているのです。
股割り、つまり開脚をすることで、股関節周りの筋肉が刺激されて柔らかくほぐれます。
ほぐれた筋肉は血行が良くなるため、新陳代謝が上がり、消費エネルギーが増すため痩せやすいカラダとなりダイエット効果があるのです。
股割りは股関節周りの筋肉を柔軟にし、関節の可動域を広げてくれるため、日常生活でも消費エネルギーを高めてくれる効果があります。
股割りの開脚という行為は大臀筋、内転筋、ハムストリングの筋肉を伸ばして柔らかくするため、主に下半身の引き締め効果があります。
O脚の改善
O脚に悩んでいる人って意外と多いですよね?
股割りの動きを練習することでO脚を改善することができます。
O脚の原因にはさまざまあり、生まれつきO脚という遺伝的な原因を除くと、骨盤の歪みが主な原因であり、事故に遭って骨折などをするとO脚になる場合もあります。
両足の間にお尻を落として座る「女の子座り」やあぐらをかく、脚を組んで座るといった行為を頻繁に行っていると、骨盤は歪んでしまい、立ち方や歩き方が悪いと骨盤を歪める結果になってしまいます。
片方の足に重心をかけた立ち方や鞄を同じ側の肩にかけていることも悪いとされ、脚のかかとに体重を乗せた歩き方やヒールを頻繁に履いて歩くとスネやふくらはぎの筋肉が発達し、骨盤の歪みと繋がります。
これらは全て骨盤の歪みを生んでしまい、O脚になる原因となります。
股割りを行うことで、骨盤付近を中心とした下半身の筋肉や関節を柔らかくしてやることで、O脚の改善につながるとされています。
重度のO脚に悩んでいるという人は、
パフォーマンスの向上
股割りで筋肉や関節の柔軟性を高めることで、筋肉はしなやかとなり動きにより柔軟性を与え、関節機能は可動域が広がるためよりダイナミックな動きができるようになります。
股割りを行って関節機能の可動域が広がると、重心移動がスムーズに行えるようになります。
重心移動はどのスポーツでも極めて重要であり、重心移動がスムーズに行えるようになると、動きにキレが出るため、普段よりも素早い動きや今までできなかった動きができるようになります。
また、股割りは単に同じ開脚姿勢をとる開脚ストレッチの延長というものではなく、骨格筋を鍛えるれっきとしたトレーニングとも言えます。
骨格筋が鍛えられることこそ、重心移動を素早く行える重要なポイントであるため、股割りは運動機能の向上には欠かせないのです。
それほど骨格筋の発達、ならびに重心移動はスポーツという分野では大事であり、筋肉や関節の柔軟性というのは、単に怪我を防止するためだけに必要というわけではなく、スポーツにおけるパフォーマンスの向上にも役立っています。
日常生活動作が楽に行える
普段の日常生活での骨盤の動きに違和感がある、身体が疲れやすい。
そういった体の悩みを持つ人は意外と多いのでは無いですか?
股割りを練習して骨盤周りの骨格筋を鍛え広い股関節の可動域を手に入れると、そういった悩みも解決するかもしれません。
股関節の可動域が広いと、日常生活動作をストレスなく余裕を持って動作ができるようになります。
上記のような悩みを持っている殆どの人は、狭い股関節の可動域で日常生活動作に過多な負担がかかっていると言われています。
股割りを練習すると、関節機能の可動域が広がるので、身体に掛かる負担も軽減され各機能の機能回復及び、体の疲労の回復も早まりますし、長年、体のあちこちの痛みで悩んでいるといった問題も解決できる可能性があります。
冷え症・むくみの予防
股割りをすることで筋肉や関節の柔軟性が増し、硬く凝り固まっていた筋肉や関節が邪魔で思うように流れなかった血液の流れが良くなり、血行が促進されます。
血行不良はダイエットにも悪影響を及ぼしますし、さまざまなところでデメリットを生みます。
冷え症やむくみも血行不良が原因で引き起こされる症状であり、特に重力の影響を受け心臓からも遠い位置にある下半身の血流は悪くなりやすく、冷え症やむくみに悩まされている人は多いと思います。
血行不良により体温が下がってしまうことで起こる冷え症や、血流が悪いために体内の老廃物や余分な水分をうまく排出できず引き起こすむくみなどは、筋肉量が男性よりも少ないこともあり、多くの女性が悩みとして抱えている症状です。
股割りで骨盤付近の血行をよくしてやることで、下半身全体の血行不良を改善でき、結果的に冷え症やむくみといった症状を緩和してくれます。
むくみにお悩みの方は、
股割りの正しいやり方
股割りをするには股関節を柔らかくしてやる必要があり、きちんと段階を踏んで行わないと、関節を痛めたり、靭帯を損傷する恐れがあるため、正しい方法で行うようにしてください。
ウォームアップ
まずは股関節のストレッチをして股割りストレッチにに向けて準備運動をしましょう。
ヨガのポーズでも知られる合蹠(がっせき)前屈で股関節を柔らかくほぐしてやります。
股割りの第一歩となる基本動作なので、一つ一つの動作を慎重に行いましょう。
- 両足裏を合わせて床に膝を開いた状態で座る
- かかとをカラダに引き寄せて、足先を手で包むように持つ
- 息を吐きながら状態を前に倒す
- 前に倒した状態で30秒間キープする
- ゆっくり戻る
- 30秒間✕3セット行う
ハムストリングを伸ばす
運動の練習の前後によく行われるストレッチです。
など太ももの裏の筋肉であるハムストリングもしっかりと伸ばしておきましょう。
- 床に座って片足を伸ばし、もう片方の足は膝を曲げて伸ばした足の方に曲げる
- 両手を伸ばした足を掴むイメージで上体を前に傾ける
- 傾けた状態で30秒間キープする
- ゆっくり戻る
- 反対側も同じ要領で行う
- 左右各3セットずつ行う
しっかりしたストレッチを行うためにも、
股割りストレッチ1(中級編)
脚をしっかりと伸脚させて外旋させましょう。骨盤を押し出すというイメージが大切です。
股割りストレッチ2(中級編)
開脚をして前屈をした時に背中を丸めるのではなく、上体を一直線にして前に倒していくことが大事です。
脚をしっかりと伸脚させてなるべく両足を外旋させることを意識することがポイントです。
また、前屈中の呼吸にも注意しましょう。
股割りストレッチ3
- 背筋を伸ばして立ち、肩幅より少し広めに足を開いて外旋させる
- つま先を30°くらい外に向ける(角度を広げるほど負荷が増し、力士はは90°まで開くことができる)
- 膝をつま先の方向に曲げながら、腰が丸まらないよう垂直に腰を落とす
- 膝が内側に入ったり、背筋が曲がったりする膝を90°まで曲げた状態で10秒ほどキープする
- ゆっくりと腰を上げてやって元の姿勢に戻る
- 10回行う
股割りの際の注意すべきこと
股割りは相撲界では怪我を予防するための稽古とされていますが、股割りが行えるまでの道のりは険しく、力士の中でも股割りが稽古の中で一番ツラいという人もいるくらいです。
早く股割りができるようになりたいと思う一心でストレッチを行ってしまうと、かえって股関節を痛めたり、靭帯を損傷する可能性があります。
決して無理はせずに、自分のペースで股割りストレッチを行うようにしてください。
股割りができるまでにかかる期間
股割りのストレッチを行って、股割りがしっかり出来るようになるにはどれくらいの期間を要するのでしょうか。
完全に股割りができるようになることを目指していざ股割りストレッチを行おうとしても、カラダの硬い自分に股割りはできるのかなと心配に思ってしまうかもしれません。
しかし、そのような心配は一切する必要がありません。
股割りは的確なストレッチを継続的に行えば、誰でも股割りをすることができます。
ただし、かなりの時間を要します。
学生時代にスポーツをやっていた頃に行っていたストレッチ程度では、それほど期待する効果を得ることはできません。
生まれつき体が柔らかい人が、カラダが硬くなるのを防いだり、柔軟性を維持する、または怪我の防止の為であるなら、毎日10分程度やっていれば問題ありません。
しかし、カラダがもともと硬い人では1日2~3分程度のストレッチでは股割りをすることはできず、せいぜい血行が良くなる程度です。
ではどのくらいの期間を要するかというと、年齢や現時点での柔軟性で多少の違いはあり、人によって個人差がありますがだいたい、10~20代で半年~1年で胸が地面につくようになり、
30~40代であれば1年~2年、50歳以上は1年~3年ほどで胸が地面につくようになります。
この股割りが完全にできるようになるのには、かなりの個人差があるため、あくまで目安として捉えておいてください。
「股割りで身長が伸びる」は本当?
「30歳を過ぎたけど1年間股割りを続けたら身長が伸びた」「股割りをして2カ月で身長が5cm伸びた」というような口コミをよく見ますが、実際のところどうなのでしょうか。
驚くことに、この身長が伸びたという人のほとんどが、とうに成人を迎えた20代から50代の人であるということです。
身長は成人になって伸びることは稀有なケースであり、成人を迎えると身長を伸ばしてくれる成長ホルモンの分泌量が減り、この成長ホルモンが骨の両端にある骨端線という部分に働きかけることで骨が伸びて身長が伸びるのですが、骨端線は個人差はありますが普通であれば17〜18歳の段階で閉じてしまうのです。
ですから、20歳をとうに迎えた大人の身長が伸びるということは非常に少ない事例なのです。
ざっくりと調べてみましたが、股割りで身長が伸びるということに関して、しっかりとした研究データや医学的根拠は見当たりませんでした。
しかし、口コミでは実際に「本当に身長が伸びた」という人が多数存在するため、あながち全く信憑性がないとは言いきれないのです。
考えられる要因は、股割りをすることで骨盤の歪みが矯正され、歪んでいた骨盤が元の正しい位置に戻るため、歪んでいた分の長さが加わり、その分身長が伸びたということみたいです。
ですから「身長が伸びると」いうよりも、「本来あるべき身長に戻る」という表現の方が正しいのかもしれません。
体が硬い人には特に効果的なようで、効果の大きい人であれば2か月で5cmも伸び、普通の人であれば1年で3〜5cmの身長アップが期待できるみたいです。
低身長で悩んでいる方やバスケやバレーといった高身長が武器になるスポーツをやっている人などは一度試してみてください。
股割り以外ではぶら下がり健康器でも身長が伸びるとまではいかないですが、姿勢改善によって本来の身長分伸びるとも言われています。
まとめ
股割りストレッチを行うことで、柔軟性を高めてダイエット効果やO脚の改善、冷え症やむくみの症状の緩和とさまざまなメリットを得ることができます。
スポーツをやっている人にとっては、練習前や練習後に股割りの動作を行うことで怪我から身を守るだけでなく、柔軟性のアップが各競技のスキルアップにも繋がるため、日常的に取り入れるといいです。
ダイエットをしようと思っている人の中には、走ったり筋トレをするのが苦手という人も多いと思いますので、股割りはそういった方たちにもおすすめです。
あなたも明日から股割りストレッチを始めてみてはどうですか?