後天性真皮メラノサイトーシスの原因や治療法。(ADM/両側性遅発性太田母斑様色素斑)【イラスト画像あり】
2017/04/16
スポンサーサイト
顔にシミができた時、全てがただのシミだと思ってはいけません。別名ADM(Acquired:後天性 dermal:真皮性 melanocytosis:メラノサイトが増える状態)とも呼ばれる後天性真皮メラノサイトーシスは、シミではなくアザの一種になります。またの名を両側性遅発性太田母斑様色素斑という疾患名で呼ばれる場合もあります。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)はどこに出来るの?|ADMの出来る場所
ADMができるのは左右対称に額の両端やほお骨の部分、鼻翼部などです。1~3ミリの粒の様な灰褐色の点々とした色素斑がまとまって出てきますが、目視では褐色がかった茶色から黒に見えます。ADMは表皮にメラニンが現れる他のシミとは違い、真皮内にメラニンが増加しているため普通のシミよりも治りにくいものです。
なぜ後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)ができるの?|ADMが出来る原因
なぜADMができるのかというと、遺伝的な要素があると言われています。女性で20~30代が多く、ホルモンバランスが乱れたり、加齢によるものや紫外線による光での老化や、過剰なスキンケアや刺青などの人為的な刺激などがあげられます。他のシミとはでき方が違うため治りにくいのです。
その理由は、通常健康なお肌なら表皮はターンオーバーして28日間ほどで新しい肌に生まれ変わりますが、真皮はターンオーバーがないため細胞が新しく生まれ変わるために6年ほどかかってしまいます。つまり、メラニンが増加してしまうとそのまま蓄積していきメラノファージが残ってしまうのです。これを利用したのが刺青です。刺青はターンオーバーのない真皮まで色素を入れているため消えないのです。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)はどうやって治療したらいいの?|ADMの治療法
ADMは真皮にできた、言わばメラニンの塊たちを取り除けばいいので、真皮まで届くレーザー治療が最善策で有効です。レーザー治療は黒い色素のみに反応して、焼いて破壊して細胞がまた生まれ変わるのを待つという治療法なので、他の健康な細胞はほぼ傷つけません。ただし、通常のレーザーでは照射が弱く届かないので、より強く深く照射できるQスイッチレーザーなどで3回以上は治療を行うようにしましょう。レーザーの種類は3種あります。
Qスイッチルビーレーザー
694nmの波長でメラニンに反応します。様々な色素性病に使用されるレーザーです。
出典:FRAU 2016年4月号
Qスイッチアレキサンドライトレーザー
755nmの波長のレーザーで、永久脱毛などによく使用されます。
QスイッチYAGレーザー
基本波の1064nmの長い波長を持つレーザーで高調波の532nmの半分の波長でも治療でき、真皮まで届きます。532nmは真皮の色素性病変に有効ですが、レーザー治療の後はしっかりスキンケアをして炎症後色素沈着を予防しましょう。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)のセルフチェック
この5つが自己チェックできる基準になります。もちろん上でも述べたように美容外科や皮膚科で状態をカウンセリング・診察してもらい、適切な治療をすることが1番大切です。正しい治療を受ければ綺麗なお肌になるので、根気よく改善していきましょう。
スポンサーサイト