産後、どんよりと顔がくすんでしまった…という方、いませんか?
どんなにオシャレしても何だかパっとしないし、日焼け止めだけで過ごすことも多いからどんよりしたくすみは解消したいですよね。
実は産後 ”お肌のくすみ” が発生しやすい時期なんです。
一般的なくすみの原因
お肌に潤いが無くなったような、なんとなくパッとしない肌色…
出産経験に関わらず、くすみの原因として挙げられるのは下記8点です。
それぞれの対処法と共に見ていきましょう。
①紫外線くすみ
【特徴】
顔全体が日焼けのように黒ずんだり、茶色く見える
【こんな人は注意】
・紫外線対策を一年中行わない人
・タバコを吸う人
・ビタミンCやβカロチンなどを含む緑黄色野菜や果物をあまり摂らない人
【原因】
紫外線対策を怠ることで、紫外線B波が皮膚の表皮にメラニンを生成し
これがシミやくすみの原因になります。
加えて皮膚細胞の遺伝子を壊したり、酸化という形で皮膚に錆を生じさせたりすることで
皮膚表面の角質のターンオーバー(代謝)が遅れて、くすみの原因を作ります。
また皮膚の真皮にまで到達する紫外線A波が、真皮のコラーゲン線維やエラスチン線維を破壊して
肌の土台を壊してしまうので、たるみや弾力性が失われ、これが皮膚表面を凸凹にして、くすみや暗い影を作ってしまうのです。
【対策】
紫外線は一年中降り注ぎ、特に紫外線A波は窓ガラス越しでも透過するので、お出かけの時は、SPF30、PA++程度の日焼け止めを、できれば1年を通じて使用するように心がけましょう。
また紫外線の強い11時から15時くらいまでの外出を避ける、もしくは帽子、日傘などを利用しましょう。
②汚れくすみ
【特徴】
肌の表面がごわごわしたり、カサついているのに皮脂分泌がさかんで
黒っぽいテカリが気になる人。
【こんな人は注意】
・化粧を落とさないまま寝てしまうことが多い
・クレンジングをしっかり行わない
・3分以上かけて洗顔をしない
・洗顔料などをしっかりと落とさない
【原因】
化粧をしっかり落とさない、洗顔を十分に行わないことで、化粧汚れや皮脂などが肌に溜まってくすみを起こすタイプ。
さらにクレンジング剤や洗顔料をきちんと水で落としきれずに、皮膚表面に残してしまうと、それがくすみや肌荒れの原因になるので、しっかりと洗い流しましょう。
【対策】
化粧汚れをしっかりと落としましょう。マスカラやアイラインの汚れはアイメイク専用のクレンジング、口紅は口紅用のクレンジングなどでしっかり落とし、目元、口元のくすみを予防しましょう。
汚れくすみが気になる人は、定期的にピーリング剤を使って洗顔して、角質層を整えましょう。
③血行不良くすみタイプ
【特徴】
・肌の表面が冷たく、肌色も青黒っぽくくすんで見える人です。
【こんな人は注意】
・冷え性の人
・運動をしない人
・むくみやすい人
・便秘がちの人
【原因】
冷えや運動不足、ストレスなどで血液やリンパの流れが悪くなって、顔色が青く暗い感じに見えたり、茶色っぽくなったりすることがあります。
血液は皮膚に必要な酸素や栄養の補給と老廃物の運搬、リンパ液は水分の調節と老廃物の運搬という重要な役割を担っています。血液やリンパ液の循環が悪いと、皮膚細胞が栄養不足になり、ターンオーバーが遅れて、古い角質が残り、くすみの原因になります。
また血液中のヘモグロビンは鮮やかな赤い色をしており、この色が健康的な肌色に見せる要素のひとつですから、血流が滞らないようにしましょう。
ストレスや緊張が強いと、交感神経が働いて、血管が収縮して血行が悪くなりますから要注意です。
便秘も血行が悪くなったり、リンパ液が滞ったりする原因になります。
【対策】
軽い運動や入浴で血行を促進したり、マッサージをして血流を改善しましょう。
体が冷えないように心がけ、いい睡眠で一日の疲れを取るようにしましょう。
便秘予防に、水分補給と食物繊維、乳酸菌などをしっかり摂り、朝食後にトイレタイムを作りましょう。
④乾燥くすみタイプ
【特徴】
肌表面がカサカサで、白い粉を吹いたように角質がポロポロと落ちて、細かいシワも多い人。
【こんな人は注意】
・1日に何度も洗顔する
・あぶら取り紙をたくさん使う
・保湿化粧品を使っていない
・乾燥した場所にいることが多い
【原因】
肌表面の角層は、常に10~20%の水分を保持しているのがベストコンディション。
しかしいろいろな理由で乾燥が進むと、通常約6週間かけて行うターンオーバーが早まって未熟な状態の細胞が表面に出てしまい、紫外線刺激に弱くなったり、皮膚表面のバリア機能が落ちたり、細胞同士をつなぐ隙間が大きくなって、はがれやすくなってしまいます。
乾燥は、空気が乾燥する冬や、エアコン、洗顔のしすぎ、タオルでこすりすぎたりすると起こります。
【対策】
洗顔後は、タオルで顔をゴシゴシこすらずに、水分を吸い取るように押し当てましょう。
スッピン状態で長時間いると、肌が乾燥するので、洗顔後はなるべく早く化粧水をたっぷり肌に含ませます。
また、空気が乾燥しているときは加湿器を使いましょう。
スチーム美顔器などでスペシャルケアすることも忘れずに。
⑤毛穴くすみタイプ
【特徴】
小鼻の横が黒ずんだり、頬や額、あごなどが部分的にくすんで、毛穴が気になる人です。
【こんな人は注意】
・ニキビや肌荒れの跡が気になる
・皮脂の分泌が多い(多かった)
・毛穴汚れを定期的に掃除しない
・ピーリング剤を使ったことがない
【原因】
皮膚の毛穴が開いて、そこに皮脂や化粧汚れが溜まると、黒にきびやくすみが生じます。
特に鼻や頬などは、毛穴が目立ち、くすみも気になるところです。
【対策】
毛穴が気になる部分は、念入りに洗顔しましょう。最初に毛穴周辺をスチームや蒸しタオルで温めてから洗顔し、洗顔後は冷たいタオルを当てて毛穴を引き締めたり、毛穴引き締め効果のある化粧水や美容液なども使ってみましょう。
⑥老化くすみタイプ【特徴】
肌の老化を感じ始め、肌の表面が余分な角質で固くなり、うす茶色になっている人です。
【こんな人は注意】
・肌のたるみやシワが目立つようになった
・寝不足が続き疲れが取れない
・肌全体の衰えを感じている
【原因】
加齢によって肌も老化し、コラーゲンやヒアルロン酸の生成力が落ちて、皮膚の新陳代謝が遅れ
古い角質が残ってしまうことにより生じるくすみです。
【対策】
食生活を見直して、皮膚の代謝を活発にするビタミンAや、カロテンやポリフェノール、ビタミンCなどの抗酸化力の高い栄養を含んだ食品を積極的に摂りましょう。
美肌成分をたっぷり含んだ美容液などで、皮膚からも栄養を補給して、肌の新陳代謝を正常に保ちましょう。また成長ホルモンの分泌が盛んで、美肌が育つ夜10時から午前2時ごろにしっかりと良い眠りが摂れるように心がけましょう。
⑦糖化くすみタイプ
【特徴】
ツヤが無く、顔色が黄色っぽい
【こんな人は注意】
・甘いもの、ごはん、パンなどの糖質が好きな人
【原因】
糖分の多い食事により、たんぱく質と糖質が結びついてしまいAGESという物質が増え、肌が硬くもろくなり、褐色化する。
血糖値を急激に上げる食事も糖化を招きやすい。
疲れた時、少しお腹が減った時に甘いものを食べるのはやめましょう。
【対策】
食生活の見直し、糖化に対応した美白コスメを使用する。
AGESの生成にブレーキをかけるカモミールティ、緑茶、ウーロン茶、どくだみ茶も効果的です。
⑧たばこくすみタイプ
【特徴】
肌全体が茶色っぽくくすんで、唇まで茶色っぽい、タバコを吸う人です。
【こんな人は注意】
・タバコを吸う人
【原因】
タバコを吸うことによって生じるくすみ。タバコに含まれるニコチンが、皮膚の毛細血管を収縮させて血行を悪くします。その結果、皮膚に必要な酸素や栄養が行き渡らなくなり、老廃物も溜まりやすくなるのです。またメラニン色素の生成を抑制する抗酸化力の強い美肌成分ビタミンCが、タバコ1本吸うごとに2mgも失われます。またタバコには数百種類の発ガン性のある化学物質もあり、皮膚細胞を破壊するリスクを負うことにもなるのです。
【対策】
すぐに禁煙することです。また失われたビタミンCを、サプリメントや野菜、果物でこまめに補給しましょう。
一般的にはこのようなことが原因でくすみが発生し、
それぞれの対策で解消することができます。
産後はこれに加えて、下記のことが原因になってきます。
産後の肌くすみの原因
ホルモンバランスの崩れ
妊娠をすると女性ホルモンが多く分泌されるので、肌につやが出て明るくなりますが、出産と同時にホルモンバランスがうまく保てなくなります。
日常生活の中でも体内ではホルモンが分泌されており、体の隅々まで影響を与えています。
このホルモンのバランスが出産後、崩れてしまうことが多いので、それが原因で、肌の入れ変わりであるターンオーバー周期が狂い、古い角質がどんどんたまってしまう「角質堆肥」が起こってしまい肌がくすんでしまうのです。
ストレス
出産と同時に始まる睡眠不足や精神的、肉体的負担が肌の本来持っている免疫力を下げ、肌を健康に保つ機能を低下させます。
肌を健康に保つバリア機能が低下するので外部からの刺激などがあると本来肌を防御するべき皮脂膜の機能が上手く働かず、トラブルを起こしやすくなります。
外部刺激が肌内部に侵入しやすくなるので、肌の角質層の水分が維持出来なくなって乾燥肌になったり、敏感肌、シミや黒ずみ、吹き出物などの肌トラブルになるのです。
特に産後は、メラニン色素の生成が活発になるので、肌のくすみの原因になるシミや黒ずみの出来やすい肌体質になります。
産後の肌に一番影響を与えるのは、ホルモンバランスの崩れとストレス。
産後の女性でなくても、ホルモンバランスが崩れたり、ストレスがあると肌が荒れやすいものですが、産後の女性は身体がまだもとの状態に回復していないので、これらの影響を受けやすいのです。
くすみの予防、改善には
これらの原因が重なって発生してしまうくすみ。
しっかりと予防、改善するためには総合して下記4点に気をつけると良いでしょう。
しかもこのくすみ対策は、産後に起こる「肌荒れ、産後太り」など様々なトラブルにも有効と言えますので、やっておいて損はありません。
1.とにかく保湿
肌くすみの原因で一番大きいのは、肌に水分量が足りていないことです。
肌の角質層の細胞一つ一つがしっかり潤っていれば、外部からの刺激や攻撃があっても少々のことではトラブルになりません。
肌を守るためには肌の水分量を常に補っておくことが大切です。
特にお風呂上り、毛穴はお風呂の暖かさと蒸気で開いている状態。
肌の奥まで保湿出来るチャンスです。
お風呂上り、顔にはまずたっぷりの化粧水を。
そしてしっかり化粧水がしみこんだ肌に蓋をするように乳液をたっぷり塗りましょう。
この後、美容液やクリームでしっかりケアをすれば完璧です。
2.バランスの良い食事をとる
肌のくすみや黒ずみは肌のターンオーバーが遅れているサイン。
そのため、できるだけターンオーバーを正常に戻し、回復力のある肌に導くために栄養バランスの良い食事を取ることが大切です。
下記は、積極的にとって欲しい栄養素です。
【良質なタンパク質】
まず、健康な肌のためにはたんぱく質が必要です。
動物性のたんぱく質は必須アミノ酸が多く含まれていますし、お肌を美しくします。
ただし、脂肪を多く含んでいるので、動物性のたんぱく質だけに偏らず
植物性のタンパク質もバランスよく食べる必要があります。
■動物性たんぱく質:肉類、魚介類、玉子、乳製品…等
■植物性たんぱく質:納豆、豆腐、豆乳…等
【ビタミンC】
肌の黒ずみやシミの原因になるメラニン色素の増加を抑えてくれるのはビタミンCです。
ビタミンCは肌の老化を防ぎ、酸化から肌を守り、美肌に必須であるコラーゲンを多く作り出すので肌のつやが増します。
■ビタミンC:ブロッコリー、カリフラワー、パプリカ、キャベツ、レンコン、いちご、かんきつ類…等
【酸素&鉄分】
血液中に鉄分が不足することによって、全身に酸素がいき渡りにくくなります。
酸素不足は肌の黒ずみやくすみの原因になります。
女性は妊娠出産、産後に渡り鉄分不足に陥る人がいますし、
生理によって鉄不足になる人もいます。
■鉄分:レバー、マグロ、牡蠣、あさり、小松菜、ヒジキ、がんもどき…等
【添加物の少ない食品を選ぶ】
産後は時間が無い分、つい外食をしたり出来合いのものを買ってきたり、
冷凍食品を活用するタイミングも多いかと思います。
食品添加物を多く摂取するとそれらに含まれる毒素などを取り除くために肝臓や腎臓に負担がかかります。
内臓に負担がかかると肌荒れを起こしたり、しみやくすみ、たるみの原因になります。
食事は食材から吟味したものを使って、自分で作ったものを食べるのが一番安全です。
授乳中のママは、母乳を通して直接赤ちゃんに悪影響がでる恐れもあるので、できる範囲で食品添加物を摂取しないようにしましょう。
3.たっぷりと睡眠時間を取る
肌を美しく保つためには、食事とともに睡眠時間が非常に大切です。
特に22時から2時までの間は肌のゴールデンタイムと呼ばれ、しっかり睡眠を取るようにすることが大切です。
眠りに入る時間も毎日規則正しい方がよいでしょう。
また、眠りの質も大切です。
出産直後は夜中の授乳などでゆっくり眠れませんが、ミルクをつくって飲ませるのを家族に少し手伝ってもらったりするとずいぶん楽になります。
4.紫外線対策
出産後すぐはほとんどの人が赤ちゃんと部屋にこもりきりになるので、紫外線対策に無防備になっている人が多いですが、家にいても無意識に紫外線を多く浴びています。
洗濯ものを干したり、ごみ出しをしたりする間に紫外線を浴びていますので
日焼け止めクリームや帽子は忘れないようにしましょう。
妊娠で大きくなった子宮は、約6週間という時間をかけて元の大きさに戻っていきます。
また、それまで妊娠を継続させるために大量に分泌されていた女性ホルモンの量も一気に元の量に戻っていきます。
その急激な女性ホルモンの変化は、肌にも様々な影響を及ぼします。
産後2ヶ月(産褥期)はゆっくりと体を休める必要があります。
その産褥期に無理をすると後になって体の不調を訴える人が多く、
それは肌に関しても同じことが言えます。
既に産褥期を過ぎている方はこれからでもしっかりを対策を。
これから出産を控えている方、今産褥期の方は予防の意味も含めてしっかりと対処して
透明感に溢れた綺麗な素肌を手に入れましょう!