小島明香 - Profile -


小島 明香(旧姓:佐伯)

昭和46年12月13日生まれ 熊本市出身
平成6年3月愛媛大学農学部生物環境保全学科 生態系管理学研究室 卒業
平成6年4月~
平成9年7月
財団法人化学及血清療法研究所所属
平成10年4月建設会社の有機肥料部門に所属。有機肥料製造をおこなう
平成12年6月ASUKA E&N PROJECTとして独立し、酪農家と共同で有機肥料(堆肥)製造販売をおこなう。
平成13年4月~
平成14年3月
熊本県立農業大学校にて新規就農講座受講
平成14年
4月~9月
熊本県インキュベーション施設入所
平成14年~有機栽培農家や園芸農家向けのぼかし肥料製造を開始。
平成15年製造したぼかし肥料を使用した米が、全国米食味コンクールにて品種別味部門で金賞を受賞。
平成16年阿蘇にて無農薬、無化学肥料で赤米の生産開始。
平成17年~農業生産法人阿蘇デザインファーム設立
平成23年阿蘇オーガニック・トスカーナ株式会社設立
平成21年~阿蘇市民農園ネットワーク推進協議会委員
平成22年~阿蘇市「健康づくりの郷」実行委員会委員
平成22年~阿蘇健康ダイエット村プロジェクト
平成22年第5回熊本商工会議所女性会 輝女受賞
平成22年第9回全国商工会議所女性会連合会 女性起業家大賞特別賞 受賞
平成22年平成22年度熊本県農業コンクール大会 食と農部門優良賞 受賞

転勤族のサラリーマンの家庭に育ち、農業とは無縁の家系でまさか農業をするとは思いもしていませんでした。小学校の頃、転勤先の新しい社宅にうつり住んだとき、突然アレルギーになってしまい、また、原因不明の出血や、白血球の上昇などがおこるようになってしまいました。その症状は1年程度で改善しましたがアレルギーは治りませんでした。当時は原因がわからなかったのですが、最近になって、化学物質過敏症だったのではないかと思っています。

熊本にもどり、アレルギーは治らなかったのですが、母が当時はとてもめずらしい有機野菜や、無添加の調味料などを選んで購入するようになり口にするものはもちろん、洗剤、シャンプーなど、日用品にもとても気をつけて選ぶようになりました。

そのような生活環境から、化学物質による人や環境への影響などに関して興味を持ち始めました。それが高校生のころです。そして、環境などについて学びたいと思い、当時環境専攻の学部があった愛媛大学農学部に進みました。

大学では農学の内容のほかに、環境化学や環境微生物学などを学び、研究室では生態系管理学で、主に微生物の培養などをおこないました。

卒業後は環境関連企業に就職することができず製薬メーカーに勤め、環境関連の仕事とは無縁の仕事をしていました。そして寿退社、離婚を経験。その当時の就職先で出会った有機肥料製造が、再び「自然の循環に即した人間活動をおこなってゆくことがとても大事で、循環社会を担う仕事をしていかなければ」という想いをよみがえらせました。

農家の方ともいろいろと接する機会が増える中、自然の大切さを学び、自然の恩恵をもっと大切にしなければいけないと感じたとともに、農業のさまざまな問題や取り組まなければいけないことなども見えてきました。堆肥製造では、消費者であるだけではまったく見えない、畜産廃棄物の問題を目の当たりにし、改めて循環農業が大事で、生産者だけでは解決できない問題が多くあるのではないかと疑問もたくさん持つようになりました。そんな中、農学部を卒業はしていましたが、環境が専門だったので、実際に生産を学び、有機質の循環を含め、農業で生かすことができないかと、「新規就農支援講座」を受講しました。

また、廃棄物とされていた米ぬかや魚粕、油粕、大豆粕などを活用し、近くの竹山から微生物をとってきて発酵させ、ぼかし肥料の生産に取り組み始めると、堆肥だけでなく、有機質の循環の環がさらに広まり、そのような資材を使った農業の大切さをさらに感じました。

そのような活動の中から、阿蘇の恵みである天然ミネラル「リモナイト」に出会い、農業への道がひらかれることになりました。

農業法人設立はゼロからの出発で壁もおおくありました。

農業は単なる職業ではなく、とても大きな社会性があります。命の源である土と水の大切さを伝えるべく、女性ならではの視点で食育や環境教育を取り入れた体験農業などに取り組みながら、企業として運営が可能な仕組みづくりを、試行錯誤ですがおこなってきました。

そして、生産者は生産者でプロであるべき、販売者は、生産者の気持ちを最大限に消費者に伝える人であるべき、と感じ、昨年末、販売、企画提案を主とする阿蘇オーガニック・トスカーナを設立しました。

熊本には素晴らしい農産物がたくさんある、といわれます。

しかし、それは素敵な生産者がたくさんいらっしゃるからこそ。もっと農業をおこなっている「人」にスポットをあて、つなぎ、さらにはぐくんでいく、橋渡しをできたらと思っています。

メディア掲載