どの香水なら自分のワキガに合う?
ワキガに悩む方にとって、香水は大切です。香水をうまく活用することにより、ワキガの臭いを覆い隠すことができ、他人への不快感を軽減させることができます。
しかし、選び方を一歩間違えると、より一層イヤな臭いを放つことになってしまう可能性も。つまり自分のワキガのニオイと相性のよい香水を選ぶことが重要と言えます。今回は香水の基本的な知識から、あなた自身の香りとの相性を踏まえた一歩先を行く香水選びまで、わかりやすくご案内します。
香水の基本とワキガとの相性
それでは香水の基礎知識を学んだうえで、ワキガの臭いの種類別に相性のよい香りを見ていきましょう。
香水の持続時間とは
香水には持続時間ごとに種類があり、それぞれに名前がついています。香りの持続時間が長いものから並べるとパルファン(パフューム)>オーデパルファン>オーデトワレ>オーデコロンとなります。それぞれの特徴を表にしてみました。
| 種類 | 持続時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| パルファン | 5~10時間 | 香り成分の濃度が高い。少量で長い時間香りが持続する。価格設定も高め。 |
| オーデパルファン | 5~10時間 | パルファンよりも低めの濃度だが、持続時間はほぼ同等。価格を抑えた製品が多い。 |
| オーデトワレ | 2~5時間 | 数時間の持続で適度に香る。日常使いしやすい。 |
| オーデコロン | 1~2時間 | 軽めの香水。持続時間も短く、就寝前に楽しむのに適している。ワキガの臭い対策には不向き。 |
また、香水は経過時間によりトップノート・ミドルノート・ラストノート(ベースノート)と香りが変化していきます。
フローラル系と相性の良いワキガ
フローラル系とはその名の通り、花を連想させる香りです。甘ったるいフローラル系の香水はワキガの臭いと相性が悪く、嫌な臭いを増幅させてしまう可能性もあるため、なるべく使うことを避けましょう。どうしても使いたい場合や、香りに含まれる場合はジャスミンやイランイランといった爽やかな香りや、オレンジブロッサムなどの柑橘系の花の香り選びましょう。
オリエンタル系と相性の良いワキガ
モワンと香る雑巾のような臭い、納豆のような臭い、生ゴミのような臭いのワキガにはオリエンタル系の香りがおすすめです。オリエンタル系の香りにはムスクと呼ばれる石鹸のような優しい香りが使われているものが多いです。ムスクは元々はジャコウジカの分泌物ら採取されていた香りで、セクシーさと清潔感が混在した香りです。
その他にシナモンなどのスパイスが使われた「オリエンタルスパイシー」や神秘的なアンバーの香りが使われた「オリエンタルアンバー」といった種類があります。
グリーン系と相性の良いワキガ
森を連想させるようなグリーン系の香水と相性が良いのは香辛料やスパイスのような臭いのワキガです。このタイプのワキガの方はクミンのようなスパイシーな感じや、スナック菓子のような臭いがします。グリーン系の香水にはサンダルウッド(白檀)やシダーウッド、パチュリといった心を落ち着かせる香りが使われています。
爽やかな香りは性別や年代を問わず好まれるため、取り入れやすい香りと言えるでしょう。
フゼア系と相性の良いワキガ
フゼアとは植物の「シダ」のことです。男性向けの香水に使われることの多い香りです。ラベンダーも一緒に使われることが多く、さっぱりとしたフゼア系の香りには鉛筆の芯系の臭いのワキガの人におすすめです。鉄のような臭い、10円玉のような臭いと言われたことがある方もこれに当たります。フゼア系は男性の方も使いやすい香りで、特に年齢を重ねた大人の男性にもおすすめです。
シトラス系と相性の良いワキガ
爽やかな海辺を連想させるシトラス系の香りはキムチのような酸っぱい臭いのワキガの人におすすめです。グレープフルーツやベルガモットなどの柑橘系が一緒に使われているものであれば、より華やかな印象になります。夏場に使うとより爽やかな気分にさせてくれるでしょう。
シプレー系と相性の良いワキガ
シプレーは1917年にフランスで発売された「CHYPRE」という香水がそのまま香りの名前になったものです。ベルガモットなどの柑橘系とムスクの優しい香りが特徴です。シトラス系同様、酸っぱい臭いのワキガの方や、オリエンタル系同様、雑巾臭いワキガの方におすすめです。女性が使うとサバサバした印象に、男性が使うと可憐な印象になる万能な香りです。
体臭に合う香水の相性診断
香水専門店の中には香水のプロがいて、香水との相性診断をしてくれるお店があります。性格に個性があるように、肌や体臭にも個人差があります。体質だけでなく、生活習慣や環境の変化でも体臭は変わります。そういった体臭を「嗅ぎ分け」、あなたに合った香水を診断してくれます。自分ではなかなか適した香りが選べない、はじめての香水選びでよくわからない…、と悩んでしまう方におおすすめです。
女性向けおすすめ香水3選
それでは編集部おすすめの香水を性別で見ていきましょう。まずは女性向けです。
フェラガモ インカント シャイン
イタリアを代表するファッションブランド、サルバトーレフェラガモのフレグランスです。パイナップルやパッションフルーツなどのさっぱりしたフルーツの香りのトップノートに続き、フリージアやピーチといった女性らしいミドルノートの後、シダーウッドやアンバーといった爽やかでオリエンタルな香りへと変化します。どの種類のワキガ臭も爽やかかつ、華やかに覆ってくれます。
商品情報
| 商品名 | インカントシャイン |
| 販売元 | サルバトーレ・フェラガモ |
| 内容量 | 30ml/50ml/100ml |
| 参考価格 | 6,400円/9,600円/13,200円 |
| 種類 | オーデトワレ |
グリーンティー オードトワレ
自然な緑茶の香りが特徴の爽やかな香水です。レモンやペパーミントの清涼感の高い香りがブレンドされており、香辛料系の臭いのワキガやキムチのような酸っぱい系の臭いのワキガに特におすすめです。日本人に好まれるグリーンティの香りで、年代や場所を問わず使える点がポイントです。湿度の高い、暑い夏場は特に活躍してくれそうです。
商品情報
| 商品名 | グリーンティー オードトワレ |
| 販売元 | エリザベス・アーデン |
| 内容量 | 30ml/50ml/100ml |
| 参考価格 | 2,000円/4,536円/6,372円 |
| 種類 | オーデトワレ |
レイヤードフレグランス オレンジブロッサム
レイヤードフレグランスは「香りをレイヤードする」というコンセプトのもとうまれた香水ブランドです。オレンジブロッサムの香りは、その名の通りオレンジの花の香りではありますが、フローラル特有の甘ったるさがないので、ワキガの方も気兼ねなく使うことができます。同時にシトラス系の爽やかな香りもするので、ワキガのモワっと籠もる臭いを忘れさせてくれます。
商品情報
| 商品名 | レイヤードフレグランス オレンジブロッサム |
| 販売元 | セントネーションズ |
| 内容量 | 10ml |
| 価格 | 1,200円 |
| 種類 | スプレータイプ |
男性向けおすすめ香水3選
次は男性向けのおすすめ香水です。
サムライ オードトワレ
男性フレグランスと言えばまず思い浮かべる方も多いサムライの香水です。サムライはセミ・オリエンタルという種類の香りが特徴です。ジャスミンやローズといった爽やかな花の香りのあとにレッドペッパーやシダのスパイシーで新鮮な香りがします。ベースにあるサンダルウッドやバニラ、ムスクといったオリエンタルな香りが、全タイプのワキガの香りを緩和させてくれます。特に雑巾臭いタイプや鉛筆の芯臭いタイプのワキガの方におすすめです。サムライシリーズには女性向けのウーマンシリーズもあるので、男女問わず自分に合った香りを見つけられそうです。
商品情報
| 商品名 | サムライ オードトワレ |
| 販売元 | アランドロン |
| 内容量 | 30ml/50ml/100ml |
| 価格 | 5,145円/7,245円/10,260円 |
| 種類 | オーデトワレ |
ジャンヌ・アルテス セクシーボーイ
価格も低価格で気軽にデイリー使いできるセクシーボーイは学生の方にも大人気の一品です。気分を爽やかにさせてくれるシトラスやミントの香りをベースに石鹸のようなパウダリーで甘い香りも持続します。酸っぱいキムチ臭いタイプのワキガの方には特におすすめです。真夏の暑い、汗がモワンとする季節に活躍してくれる一本です。
商品情報
| 商品名 | セクシーボーイ |
| 販売元 | ジャンヌ・アルテス |
| 内容量 | 30ml/50ml/100ml |
| 価格 | 6,400円/9,600円/4,212円 |
| 種類 | オーデトワレ |
プレミアムパヒュームストーリア
楽天市場の香水ランキングで連続第一位を取得しているネット人気の高い、気になる一品です。トップノートはフレッシュで清々しいオレンジやグリーンティの香りです。その後、ジャスミンやイランイランといった優しい香りへ変化し、ベースとなるアンバーやムスクのオリエンタルな香りへと変化します。ライトなタイプので、いやらしさがなく、香水をはじめて使う男性にも大人気です。ボトルもスリムタイプなので、仕事先や旅先など、外出先でも気分転換に使えそうです。
商品情報
| 商品名 | プレミアムパフューム スートリア |
| 販売元 | &GINO |
| 内容量 | 25ml |
| 価格 | 4,104円 |
| 種類 | スプレータイプ |
日本で何故ワキガと香水は不評?
日本ではワキガの方が香水をつけることを嫌がる方も多いようです。それはなぜでしょうか。文化の違いから紐解いていきましょう。
海外との香り文化の違い
フランスをはじめとするヨーロッパでは入浴の習慣がありません。今でこそシャワーを毎日浴びることが当たり前のようですが、大昔は何日も水を浴びないことが一般的でした。そして体から発せられる臭いには香水をかけ、覆い隠していました。その文化的背景から、現在でも体臭を覆い隠す意味で香水が使われることが当たり前のようです。
街中で海外の方とすれ違う際、ワキガの臭いなのか香水の香りなのか、なんだかよくわからないけど、いろんな香りがしませんか。しかし日本では古く昔から入浴が当たり前で、臭いを綺麗に洗い流す文化があります。そのためワキガの方が香水をつけると余計に臭くなるのでは?といった印象が強いです。
しかし実際は、香水を上手に使うことでワキガの臭いを覆い隠すこともできるのです。
ワキガの匂い好きはいる
一般的にはあまり好まれないワキガの香りですが、中にはその香りがたまらない!という人もいるようです。
ワキガの臭いの元となるアポクリン汗腺という汗腺から出る成分がフェロモンとしての役割を担っているという一説もあります。そのため、動物的本能によりワキガの臭いに性的な興奮を感じる方がいてもおかしくないそうです。しかし明確なメカニズムは解明されておらず、嫌がる方も多い香りですので、なんとかしたいというのが本音ではないでしょうか。
体臭と混ざると不評な臭い
ワキガと相性の良い香りがあるように、相性の悪い香りの種類もあります。甘いフローラルをはじめ、ココナッツなどのミルキーな香りはワキガの臭いを引き立たせてしまいます。ベースに少し香る程度であれば問題ないですが、なるべく柑橘系などの爽やかな香りが前面にくるタイプを選びましょう。
そして香水にあまり慣れていない日本人にとって、強すぎる香水は嫌煙されます。ほんのり香る程度を意識し、手首裏や膝裏などにワンプッシュ、もしくはコットンなどに含ませた香水をトントンとつける程度がベストです。”スメルハラスメント”なんて言葉もある世の中ですから、臭いには細心の注意を払いたいところです。
強すぎるワキガには対策も必要
しかし強すぎる香りを放つワキガには根本的な対策が必要です。医療機関での治療も可能ですが、ここでは自分でできるお手入れを見ていきます。
こまめにワキをお手入れ
ワキガの原因はアポクリン汗腺から出るタンパク質です。それが皮脂と混ざり分解されニオイとなります。そのため汗をかいたらこまめに拭き取りましょう。
素早く・綺麗に拭き取ることがポイントです。汗が衣服につくと香り成分を付着してしまうので、脇汗パッドなどを使い、付着部を取り替えできるようにすることがベストです。拭き取った際にデオドランド剤を使い臭いを防ぎます。抑汗効果のあるデオドランド剤であれば尚良しです。
臭いがキツクならない食生活
ワキガは生まれつきの体質や遺伝が大きな要因ですが、食生活も臭いが強くなる原因のひとつです。脂肪分の多いお肉や牛乳やバター、チーズといった動物性蛋白質を多く摂取すると臭いが強くなる傾向にあります。その他にも脂肪分が多い食品は臭いを増幅させるため、ワキガが気になる方はなるべく控えるほうがよいでしょう。
対策グッズの活用で臭いを軽減
ワキガの方向けに対策グッズは多数販売されています。クリームやスプレータイプの直接ワキに使用するタイプの制汗グッズを選ぶ際にまずチェックしてほしいポイントは以下の3点を網羅しているかどうかです。
- 臭いを防ぐ、抑える
- 制汗、抑汗効果がある
- 使用感が良い、清涼感がある
これらの効果があることをチェックした上で、香りがするタイプや無香料タイプなどのオプションを選択します。香水をつけることが前提であれば香水の香りと喧嘩しないよう無香料タイプを選びましょう。
その他にもワキガ対策グッズとして消臭効果のある下着や靴下が販売されています。使用されている繊維の力を利用し、分子レベルで臭いの元を分解します。洗濯しても効果が持続するので、こまめに洗濯して清潔な状態で使用しましょう。
香水の選び方次第でワキガの香り改善
体臭に悩む人にとってほど香水選びは重要です。記事をご覧いただき、ワキガの香りと相性の良い香りと悪い香りが存在することをお分かりいただけたのではないでしょうか。
香りの種類を理解して、自分にあった系統の香水を選ぶことを心がけましょう。日常のお手入れや食生活を意識する、といったワキガそのものに対する対策を行いつつ上手に香水を活用してください。