角栓と呼ばれる鼻の頭などによくできる黒ずんだぶつぶつは、多くの女性にとって一刻も早く取り除いてしまいたいものの一つといわれています。今回は、その角栓の正体や原因、除去方法について解説します。
角栓とは
肌もほかの器官と同じく新陳代謝を繰り返しています。肌の古い細胞は表層に押し上げられ角質となり、さらに、時間が経過すると最終段階では、この角質は垢となってはがれ落ちるとされています。この肌の新陳代謝はターンオーバーと呼ばれ、1つのサイクルは約4週間といわれています。しかし、なんらかの原因でホルモンバランスが崩れるなど体調が思わしくない場合にターンオーバーの周期が乱れ、本来はがれ落ちるべき古い角質が、皮脂と混ざり合って毛穴などに残ることがあります。これが角栓と呼ばれるものの正体です。
たまに、角栓の主な成分を皮脂と勘違いし、蒸した熱いタオルなどで溶かして除去しようとする人がいますが、これは無駄であるばかりか肌を傷めてしまう可能性があるのでやめた方がよいでしょう。角栓は主に古い角質と皮脂が混ざり合ったものであるため、主成分はタンパク質(角質)と考えられています。
角栓の原因
角栓ができる直接的な原因は、古くなった角質が垢となってはがれ落ちないでいつまでも肌に留まることです。しかし、そもそもどうして古い角質が肌に留まってしまうのかというと、ターンオーバーの乱れが原因といわれています。そのように考えると、角栓ができる根本原因はターンオーバーの乱れということになります。
ターンオーバーは、生活習慣の乱れやストレス、加齢などが原因となって不安定になるとされています。そのうち、生活習慣については比較的コントロールしやすいといわれており、意識して正してゆく必要があります。そうすることでターンオーバーの乱れも改善され、ひいては角栓による肌トラブルも解消されることが期待できます。
角栓を除去するためには
すでにできてしまった角栓を除去するためには、角栓が取れやすくなるように肌を柔らかくすることが大切です。それと並行して、角栓の除去に効果的とされる洗顔料や化粧品をうまく使って穏やかに角栓を除去してゆきます。以下にそれぞれについて解説します。
肌を柔らかくして角栓を除去しやすくする
肌が柔軟性を失って毛穴周辺が硬くなってしまうと、できてしまった角栓は簡単には取り除くことができないといわれています。少しでも肌を柔らかくするためには、以下のようなエクササイズが効果的だとされています。
このエクササイズは、両手を使っておこないます。
1.中指と薬指を小鼻に添えて鼻を挟み込む
2.ゆっくりと鼻を左右に動かす
3.ゆっくりと鼻を上下に動かす
4.ゆっくりと鼻を回すように動かす
5.小鼻をつまんだまま、ゆっくりと軽く押し出す
このような運動を週に2~3回行うことによって鼻周辺の肌が柔軟になり、角栓も除去しやすくなると考えられます。
角栓除去に効果的な洗顔料と化粧品
洗顔料としては、酵素洗顔料に効果があるといわれ、刺激が強いメンソールなどは避けた方がよいといわれています。しかし、使用は週に2~3回程度にとどめ、できるだけ肌に負担がかからないようにすることが重要です。化粧品は、ピーリング化粧品を使用しますが、これも肌への負担軽減を考えて月に1、2回程度に限定して使用するのがコツだとされています。適切に使うことで肌が柔軟になりターンオーバーも安定化し、角栓の除去が容易になることが期待できるといわれています。
角栓のつまりの予防法
角栓が生成される直接的な原因は、肌表面に残る不要な角質とされています。ですから、角栓の予防のためには不要な角質を除去し、再び不要な角質が作り出されないようにすることだといわれています。以下にそれぞれについて解説します。
不要な角質の除去方法
タンパク質である角質は、脂汚れの除去を目的としたクレンジング剤などではうまく除去できないとされています。そこで、不要な角質を除去するためには、タンパク質を取り除くのに効果的とされる酵素洗顔料やピーリング洗顔料を使うことになります。その際には、あくまでもやさしく穏やかに角質を落としてゆくのがポイントになります。乱暴に扱うとターンオーバーが乱されて、余計に不要な角質が生成されることになり、ひいては角栓の生成にもつながるので、手荒いマッサージなどは避ける必要があります。
不要な角質生成の原因を取り除く方法
不要な角質を生成させないためのカギとなるのは、ターンオーバーを乱さないことです。ターンオーバーが乱されると、本来、垢となって落とされるはずの不要な角質が残留する原因になります。ターンオーバーを安定化するためには、バランスのとれた食事や十分な睡眠を心がけるなど、生活習慣を改善することが大切だと考えられます。