海藻の美白効果について
ツイート海藻の美白効果は、主に化粧品に配合されるものと思っていらっしゃる方がほとんどです。アジアの人しか頻繁には食べないといわれる海藻ですが、実は大変美白に良い成分を含んでいます。
もちろん、海藻エキスは美容には大変良いもので、美白や美肌、また髪のためにも使われているエキスです。
ここでは、食べて美白になるための成分をご紹介します。
海藻はなぜ美白に効果があるの?
秘密は海藻の栄養分にあります。
日本人の食卓に一番上がっている「海苔」で見てみましょう。
海苔の栄養素
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンB2、B6
- カロテン
- ミネラル(鉄、亜鉛、銅、マンガン、マグネシウム、カルシウム、カリウムなど)
- ポリフェノール
- 食物繊維
- タウリン
肌と関係の深い栄養素が豊富
ビタミンA
肌が角質化するのを防ぐ働きがあります。生まれたての肌細胞は、コラーゲンも水分も豊富で軟らかくみずみずしいものです。
肌細胞の寿命は正常なターンオーバーの人で約28日です。28日で剥がれ落ち、剥がれ落ちた下からまた新しくみずみずしい細胞が出てくることによって、いつも美しい肌でいることができます。
ターンオーバーは加齢やストレスによってうまくいかなくなります。60歳の方では100日かかるという方も珍しくないようです。ターンオーバーに100日かかったとしても、細胞の寿命が延びるわけではありません。
下から新しい細胞ができてくれないと、古い細胞は剥がれ落ちることができません。こうして、寿命の尽きた肌細胞が延々と肌の上に居続けてしまいます。これが角質です。くすみの原因にもなります。
海苔に含まれているビタミンAは、代謝を上げ、肌が角質化してカサカサになったりくすんだりするのを防ぐ働きがあります。
ビタミンC
メラニン色素の沈澱を防ぐ成分です。加齢や紫外線の害によって減ったコラーゲンの生成を促し、肌にハリをもたらします。過酸化脂質という、排泄されないでたまってしまう脂質を除去するのにも役に立ちます。
海苔のビタミンCは熱に強いので、焼いても壊れません。
ビタミンB群
肌の炎症を抑えます。
カロテン
体内でレチノールに変わる物質です。強い抗酸化力があり、老化の原因といわれる活性酸素の害を取り除くことができます。
これらの栄養素の働きがあって、海藻は食べても美白に役立ってくれるのです。
海苔だけではありません。色白美人と言えば、「秋田美人」ですね。秋田で消費量の多いホンダワラ科の海藻に、アルブチン(肌の漂泊機能のあるハイドロキノンを安全にした物質です)に負けない効能があるとして、明治薬科大学が現在研究中です。
美白以外の海藻の効果
- 腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす効果
- 風邪予防
- 中性脂肪の値を低下させる効果
- 便秘改善
- 血栓ができるのを防ぐ効果
海藻の約3分の1は、食物繊維です。食物繊維は、便秘の改善だけではなく、腸内で体への有毒物質を吸着して一緒に排泄してくれる働きがあります。
美白と同時にデトックスもかなえてくれる海藻。明治薬科大学の研究結果も待たれるところです。
昆布で作るキッチンコスメ
海藻の中でも昆布は特に高い保湿効果があるので古くから化粧品として使われてきました。キッチンで手軽に作れるキッチンコスメをご紹介します。
昆布ローション
- 昆布(乾燥)4~5㎝
- 日本酒200ml
昆布を細かくキッチンばさみで切り、日本酒で漬け込んで冷蔵庫に一晩おきます。濾したらできあがり。
高い保湿効果と肌の引き締め効果があり、毛穴の垂れ下がりを予防するのにも役立ちます。
昆布パック
- 昆布(乾燥)10cm
- はちみつ 小さじ1
- 水 小さじ4
昆布を細かく切り、ミルでパウダーに粉砕します。
昆布パウダーとはちみつ、水とくわえてゆっくりと混ぜます。昆布が水分を含んでトロリとしてきたら出来上がりです。
はちみつは洗浄力や殺菌力に優れている食材です。肌に塗って5分ほど放置し、洗い流しましょう。
昆布リンス
- 昆布(みじん切り、大さじ2ほど)
- 熱湯200ml
- リンゴ酢 50ml
みじん切りにした昆布を魔法瓶に入れ、熱湯を注ぎます。
30分ほど置いて昆布の成分を良く出したら、昆布を取り除いてリンゴ酢を加え、出来上がりです。
乾物の中では、日本人になじみの深い昆布。手軽にできますので(切る手間はありますが)、一度お試しください。