セラミド保湿について徹底解説!
乾燥肌ケアに不可欠な保湿成分がセラミド
皮脂の分泌量が減っていたり、血行不良から肌のヒアルロン酸等の生成量が低下して肌が乾燥するということもありますが、基本的に「肌の水分量=セラミド量」ですから「乾燥肌=セラミド不足」と考えて間違いありません。
そのため、たいていの乾燥肌はセラミド配合の化粧品を使って保湿すれば解消されるはずです。もし、量をケチっているわけではないのにセラミドを補うスキンケアでも乾燥が解消されない場合は、化粧品選びに失敗している可能性があります。
※洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使っていることで、肌のセラミドが流出してしまっている可能性もあります。セラミドを守るためには落とすケアにも注意が必要。
特に注意したいのは、セラミドの種類。化粧品に含まれるセラミドには種類があり、ヒト型セラミドと非ヒト型セラミドの2種類に大きく分けられます。
ヒトの肌の組成に近いセラミドのほうが肌なじみがよく、低刺激で高い保湿力を期待できるので、成分表示をみて配合成分に「セラミド1」「セラミド2」というように数字がついているものがあるか確認しましょう。
| 名称 | 特徴 |
|---|---|
| ヒト型セラミド | ヒトの皮膚(細胞間脂質)にもともと含まれるセラミドと同じものを主に酵母の働きで製造。成分表示は「セラミド2(セラミドNS・セラミドNG)」「セラミド3(セラミドNP)」など。 |
| 動物性セラミド | 馬や豚などの動物由来のセラミド。ヒト型セラミドほどではないが同じ哺乳類のセラミドなので親和力は高い。成分表示は「ウマスフィンゴ脂質」「セレブロシド」「ミルクセラミド」など |
| 糖セラミド | セラミドに糖が結合した構造を持つセラミドの前駆体。米や麦、トウモロコシ野こんにゃくなどから抽出した植物由来。成分表示は「グルコシルセラミド」「コメヌカスフィンゴ糖脂質」など |
| 擬似セラミド | 形の異なる異性体の混合物を使って人工的に生成されたセラミド。原料価格が安価なので全身用の保湿クリームなどに配合されることが多い。成分表示は「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」など |
■セラミドを補給するものとセラミドの生成を助けるものがある!
■人の肌に近い組成のヒト型セラミドのほうが保湿効果が高い!
■濃度が低いと効果も期待薄。価格が安いものは疑似セラミド!
セラミド補給&セラミド強化が期待できる保湿化粧品一覧
補足:ヒト型セラミドの種類
- セラミド1/水分保持の働きがあり、外部刺激を防ぐ優れたバリア機能がある
- セラミド2/ヒトの肌に最も多く含まれ、保湿力に優れ、バリア機能を高める。
- セラミド3/水分保持とシワを抑制・減少させる。
- セラミド4・セラミド5/角質層のバリア機能を形成し、保持する。
- セラミド6・セラミド6Ⅱ/セラミド3つ同じ働きがあり、ターンオーバーを正常化する
- セラミド7/細胞の増殖分化をコントロールし、皮膚常在菌のバランスを整える
セラミドの保湿力を最大限に生かす化粧品の選び方
セラミド保湿で"乾燥"を撃退!
セラミドの保湿力を最大限に生かすのなら、ヒト型セラミド(数字のついたもの)、天然セラミドともいわれて、ヒトの肌との親和性が高い動物性のセラミドを配合しているものを選ぶことが大事です。
また、セラミド保湿には、セラミドをそのまま補うというアプローチ以外に肌のセラミドを作り出す作用を促進する成分を配合して、肌自らがうるおう力をサポートするというものもあります。
セラミドの産生を促進する保湿成分として有名なのが「ライスパワーNO.11エキス」です。
ライスパワーNO.11エキスは厚生労働省から「皮膚の水分保持力を改善」する効能が認められた成分ですからその実力はお墨付き。セラミドを生み出す力を助けて肌の水分保持力を高めるというアプローチも確実に肌のバリア機能を強化して水分量を増やすことができます。
セラミドは脂質でありながら親水基を持っているため水にも油にも溶ける性質がありますが、効果が期待できる濃度で配合されているのは基本的に美容液や乳液、クリームといったアイテムで、化粧水にはほとんど配合されていません。
セラミド配合化粧水もありますが、化粧水はそのほとんどが水分で構成されているので、セラミドの配合量はごく微量です。保湿効果はほぼ期待できません。
全成分表示は配合量の多い順に記載されているので「セラミド2」「セラミド3」といった成分名がなるべく早く登場する美容液やクリームに注目して選ぶのがコツです。