妊産婦の便秘解消にプーアール茶はNG?
基本的に妊産婦の方でもプーアール茶は飲んでも良いお茶に分類されます。
以下、飲んでも良い理由を説明しますが、その前に飲んではいけないお茶を把握しておきましょう。
妊婦にとって危険な健康茶とは?
便秘茶の中には妊娠中に飲んではいけないお茶があります。
それはセンナまたはキャンドルブッシュを含んだお茶です。
便秘茶の多くがこの成分を含んでいる為、基本的に妊産婦は飲むべきではありません。
センナ
センナは医薬品に指定される下剤成分です。食品や健康茶に使用するのは禁止されています。
ではセンナ茶はアウトなのでは、と思いますが、センナ茶はセンナの茎を使用しており、茎は医薬品としては指定されていません。
しかしもともと同じ植物ですから、センナの茎もセンナの葉同様の効能があり、便秘解消には効果があります。
センナが便秘薬に使われるのは、その主成分センノシドの効能によります。
センノシドは大腸を刺激する成分で、弛緩性便秘の解消には効果があり、即効性があることで知られていますが、医薬品ですから用法・容量に注意しなければなりません。
キャンドルブッシュ
センナと同属の植物であるキャンドルブッシュ(別名ゴールデンキャンドル・ハネセンナ・学名カッシア・アラタ)にもセンノシドは含まれています。
センナよりは効果がゆるく、ポリフェノールなども豊富に含まれている為、健康茶として人気のお茶です。
しかし、下剤としての作用を及ぼす可能性のある量のセンノシドを含んでいる商品がほとんどで、国民生活センターから注意勧告が出されています。
キャンドルブッシュ自体は確かにセンナよりも穏やかで、お茶として販売することにはなんら問題はないのですが、下剤としても使用されるセンノシドを継続的に飲むことになります。
下剤は大腸を刺激して排便を促しますが、子宮も刺激することになり、子宮を収縮させてしまう恐れがあります。
子宮の収縮が頻繁になると、早産あるいは流産のリスクが高くなってしまうので下剤を常用するのは控えるべきです。
カフェイン
カフェインも妊娠中には控えるべき成分とされています。
カフェインを過剰に摂取した場合、ママの血流量が減って胎児への酸素や栄養の供給が低下してしまいます。
すると赤ちゃんには発達障害のリスクが高まり、最悪流産にも繋がるのではないかと言われています。
また、妊婦さんにとってはカルシウム不足や鉄分不足に注意しなければなりませんが、カフェインはカルシウムを排出しやすくなり、鉄分も吸収しにくくなってしまうのです。
ただし、これらの弊害はあくまで過剰摂取した場合のものなので、1日2.3杯程度のコーヒーなら問題ありません。
今まで飲んでいた人は、それをやめることによるストレスのほうが母体には悪いので、あまり神経質になる必要はないでしょう。
プーアール茶の危険性は?
センノシドとカフェイン
基本的にプーアール茶にはセンナやキャンドルブッシュのようにセンノシドは含まれていません。
しかし商品によっては、プーアール茶葉100%でないものもあり、センナ茎またはキャンドルブッシュが入っているお茶もあるので、購入の際には成分表示を必ず確認しましょう。
いっぽう、プーアール茶にはカフェインが含まれています。
ただしコーヒーや紅茶に比べると含有率は低く、同じ量を飲んでもカフェイン摂取量は少なくて済みます。
がぶ飲みすれば過剰摂取になりますが、普段のお茶と同様の飲み方をするなら弊害の可能性は低いと言えるでしょう。
とはいえ、ノンカフェインではないのでお茶を制限されている人は控えるべきですし、できればかかりつけのお医者さんに相談されたほうが安心できると思われます。
カテキンも鉄分を阻害する効果が…
先ほどカフェインの説明の際に、鉄分を吸収しにくくなると述べましたが、じつはカフェインはカテキンと結びつくことによって鉄分の吸収を阻害しているのです。
ですのでカテキンも妊娠中にはあまり良い成分ではありません。
しかし、基本的にお茶にはカテキンが含まれているので、厳密に言えば妊婦はお茶を飲むべきではないことになってしまいます。
妊娠中はなにかと食事を制限されるものですが、あまり神経質になり過ぎるのもよくありません。
一番良いのは、かかりつけの医師と相談し、自分は何をどれくらい摂取しても良いかを把握しておくことでしょう。
まとめ
以上まとめますと、プーアール茶は基本的には妊娠中も飲んで良いお茶です。
しかし成分としては良くないとされるものも含まれている、と認識してください。
そのうえで、自分はどれくらい飲んでも大丈夫かを医師に相談し、ストレスなく飲めるようにするとよいでしょう。