自律神経を整えるミネラルはカルシウムとマグネシウム?

私は普段からイライラしてしまったり気分が落ち込むことがよくあります。生理前のPMSのせいかと思っていたのですが、生理期間に関わらず情緒不安定になってしまいがちです。そこで調べていたところ、自律神経の乱れが原因かもしれないということが分かりました。どうにかして自律神経を整えたいのですが、自律神経を整えるための栄養素があれば教えてください。

専門家からの回答
自律神経の乱れにはカルシウムとマグネシウムが欠かせません。
3行でまとめると?
  • 現代人に不足しているミネラルとは?
  • カルシウムが自律神経を整える
  • 洋食好きな方はマグネシウム不足かも?

現代人に不足しがちなミネラル

「自律神経の乱れ」とは?
イライラしやすい、気分が落ち込みやすいという症状が続く方は、自律神経が乱れているのかもしれません。

自律神経は、自分の意思と関係なく、体の機能を動かす神経のことです。例えば心臓や胃腸の動きなど、自分で止めたりすることのできないものを司っています。

自律神経には、活動する時に働く「交感神経」と、休んだり眠ったりする時に働く「副交感神経」の2つがあります。

心身の不調を引き起こす自律神経の乱れ
この2つの神経がバランスを保てなくなると、心身に様々な不調をもたらします。バランスが乱れる原因には、ストレスや生活習慣の乱れが考えられます。

自律神経が乱れると、抑うつ状態、不眠、耳鳴り、動悸、めまい、腸内環境の悪化など、様々な症状が現れます。心身の不調を長期にわたって感じているようなら、自律神経の乱れが原因になっているかもしれません。

自律神経の乱れによって起こる症状はこちらからチェックできます。

自律神経の乱れはミネラル不足のせい?
自律神経が乱れやすい方は栄養素が不足している可能性があります。その栄養素の中でも現代人が特に不足しがちな成分が「ミネラル」ということをご存知でしょうか?

ミネラルは私たちの生命活動に必須のもので、体の組織を作る原料となったり、体の様々な機能の調節をしています。神経の働きにも多く関わっているので、ミネラルを意識して摂ることが、自律神経を整えることにも役立ちます。

自律神経を整えるミネラルとは?

自律神経を整えるためにはバランスのよい食事が大切ですが、その中でも特に意識して欲しいミネラルが2つあります。

自律神経の調整にも関わるカルシウム
1つ目はカルシウムです。カルシウムというと骨を作るのに必要ということがよく知られていますが、実は神経の伝達にも関わっています。

1日のカルシムの摂取推奨量は成人男性で650~800mg、成人女性で650mgですが、実際には摂取推奨量より低く、不足気味という人が多いようです。

カルシウムを多く含む食品
カルシウムが多く含まれる食品というと牛乳を思い浮かべる方が多いかと思いますが、これは牛乳のカルシウムは吸収率が高く、効率的にカルシウムを吸収できるためです。

このように、カルシウムをはじめとするミネラルは、食品によって吸収率に差があるため、様々な食品から摂ることが基本となります。

カルシウム含有量
牛乳コップ1杯…227mg
プロセスチーズ1個…126mg
納豆1パック…45mg
ちりめんじゃこ 大さじ2…52mg
小松菜 1/4束…136mg
水菜 50g…105mg

カルシウムは吸収率が悪いため、毎食乳製品や大豆製品、小魚を意識していきましょう。

もう1つの自律神経を整えるミネラルとは?

自律神経を整えるマグネシウム
自律神経を整えるビタミンの2つ目は、マグネシウムです。マグネシウムは神経伝達を正常に保つために働いています。

マグネシウムの1日の推奨量は、成人男性で340~370mg、成人女性で270~290mgです。

マグネシウムを多く含む食品
マグネシウムは、ほうれん草や小松菜などの青菜や海藻類、大豆製品に多く含まれているので、和食をよく食べる方は不足しにくいのですが、食習慣の欧米化により、現代人は洋食に偏りがちなのもマグネシウムが不足している原因の1つです。

マグネシウム含有量
玄米ご飯 1膳…74mg
絹ごし豆腐 1/2丁…66mg
納豆 1パック…50mg
ほうれん草1/4束…55mg
アーモンド 8粒…27mg
ごま 大さじ1…22mg
わかめ(乾燥) 大さじ1…21mg

マグネシウムを意識した朝食で自律神経を整えよう
自分で用意しやすい朝食は、和食を意識して玄米ご飯や納豆、豆腐とわかめの味噌汁などを意識すると、自然とマグネシウムを摂り入れることができます。
間食にアーモンドを摂り入れるのもおすすめです。

現代人に不足しがちなカルシムとマグネシウムを意識して自律神経を整え、毎日活動的に過ごすことを目指していきましょう!

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私がお答えしました

管理栄養士 岡田明子
自身の悩みを食によって改善してきた経験を活かし、食の大切さの視点から、女性が健康でいるためのアドバイスをいたします。