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説明すると長くなりますが…
一つのニキビは、
①毛穴が詰まる→
②皮脂がたまる→
③炎症を起こす→
④化膿する→
⑤排膿する
ここまでで、ファーストラウンドです。
(これ以降の悪化については略)
排膿するか、それ以前のどれかの段階で止まれば終わりです。
①毛穴が詰まる、②皮脂がたまる
の段階がなければ、ニキビは始まらないわけですから、この二つが揃わなければニキビは出来ません。
毛穴が詰まる原因は主に角質の異常です。これに、皮脂の過剰な分泌がな加わるとニキビが出来やすくなってしまいます。
皮脂の過剰な分泌は、実際にテカリやべたつきとして自覚される事が多いようですが、むしろ、角質の異常が問題です。
皮脂の過剰分泌を抑制するのはそれ程難しくはありません。
皮脂の過剰分泌は男性ホルモンのネガティブな作用としてあるので、思春期ニキビの年頃を過ぎ中年期にもニキビに悩まされる男性は少なくないと思います。これは、皮脂をコントロールする事である程度コントロールする事は可能です。根本的な解決ではなく、対処療法的にスキンケアで解決するという意味です。ところがこの方法は、思春期ニキビにはあまり効果がないようです。
肌の最表面は角層に覆われていますが、これは絶えず生まれ変わっていて、垢として剥がれ落ちます。
角層は毛穴の内側まで続いていて、内側に剥離した垢は皮脂と混ざり合って、乳化の原因となります(皮脂に粘度が生じて外へ出にくくなります)。入口(漏斗部)では角層が肥厚して毛穴を詰まらせるのです。
思春期ニキビの頃には角質の異常な亢進がみられます。つまり、皮脂をコントロールするだけで治すのは難しいのです。
つまり、年齢的に体の状態が変化して、「角質生成の亢進」と「皮脂の過剰分泌」が解消すると思春期ニキビは終わるわけです。
因みに、「大人ニキビ(私はこの言い方は嫌いですが…)」と俗に言われるもの、皮脂の過剰分泌もなく、本来は角質の過剰な生成もないはずなのに出来るニキビも、(化粧品メーカーの研究等で言われるところの)「異常角質」或いは、「角化異常」が原因している場合が多いと考えられるようです。私は、その原因の一つは、肌の状態を何も考えずに習慣にしている人の多い、「保湿」だと考えています。
或いは、洗浄力が弱く余計なものを肌に残す洗顔料も影響すると思います。
今は、角質生成の異常な亢進を抑制する塗り薬=ディフェリンが保険適用です。
又、炎症を緩和するのに抗生物質が使われます。抗生物質の塗り薬は市販薬にもありますが、抗生物質には「菌感受性」と言って、どう言う菌に効果があるかのスペクトラムがあって、皮膚科ではニキビについて相応しい抗生剤の塗り薬が処方されますし、内服薬も処方されます。ビタミンB2、6、ビタミンC等もニキビに効果があるとされますが、市販のサプリよりも皮膚科で処方されるものの方が効果があります。
…これらの理由から、私は皮膚科の治療をおすすめします。
思春期ニキビは慢性疾患です。
慢性疾患とは、治りにくい、治しにくい病気と言う意味です。
風邪を引いたら、医者に行きますよね?実は、現代医学では風邪を治すことはできません。あれは、症状を緩和して苦痛を和らげたり、こじらせて他の病気にならないように行っているのです。普通は医者にかからなくても、何日か寝ていれば自然に治ります。思春期ニキビはそう言う、放っておけば治る病気では無いという事を知るべきです。
…いいえ、放っておいても何時れは治るのでした。ただし、それは、5年先か10年先かわからないです。(ほとんどの人が25歳くらいには治るとされています。おそらく、17歳くらいに一つのピークがあります)
「ニキビは触ってはいけない」
についてですが、
顔の皮膚の角層は僅かに0.02mm、その下の表皮も0.2mmしかありません。ニキビが無くても肌の為には触らない方が良いのです。触れば、炎症が確実に悪化します。本来は炎症を起こしていない「白ニキビ」が炎症を起こしたり、何時れ炎症がおさまって治るはずの「赤ニキビ」が化膿してしまう可能性がありますし、排膿すれば終わるはずの「黄ニキビ」が毛穴がな破れ、患部が広がり、さらに悪化する可能性があります。又、二次的な感染の可能性もあります。(これらは、瘢痕や色素沈着が残る可能性を高めます。
つまり、「触らない」「弄らない」「物理的な刺激を加えない」事がとても大事なのです。
表皮から上は絶えず再生し続けています。しかし、その下の真皮の再生スピードははるかに遅いですし、一旦傷つくと完全には修復しません。
そして、毛穴の最深部は真皮の中にあります。
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