第2回 腸を整えてデトックス力をアップ
最近、「腸」の役割が注目されています。腸は食べ物からの栄養素を吸収し、からだに溜まった老廃物を外に出すという、健康的な“巡り”をつくる大切な器官です。気温が上がり体調を崩しやすいこの時期。腸の環境を整えて、暑さに負けないタフなからだと健康的な美しさを手に入れましょう。
腸はからだの「入口と出口」
食べ物は胃で消化され、ほとんどが小腸で吸収されます。そのため、腸内が汚れていたり、正常に働いていなかったりすると、栄養素を十分に体内に吸収することができません。
もうひとつ、腸の役割として重要なのが老廃物を外に出すことです。食生活の乱れや運動不足などで腸が健康的に働かないと便が長時間溜まり、悪玉菌が便を腐らせ、有害な物質を発生させます。
腸の役目は栄養素が体内に入る“入口”と、老廃物であるゴミを外に出す“出口”といえます。約100兆個の腸内細菌の善し悪しによって、腸の環境は変わるもの。善玉菌が多いと「栄養素の吸収と老廃物の排出」がスムーズに行われますが、悪玉菌が増えると毒素が溜まってしまいます。
腸内環境が悪いとどうなる?
「毒素を外に出す」という意味のデトックスが腸内で行われないと、肌荒れやくすみ、吹き出物などのサインとなってあらわれてきます。また、便秘が続くと下腹がぽっこり出るだけでなく、新陳代謝が滞ることによって脚などにセルライトが出たり、むくみやすくなったりと、ボディラインを崩してしまいがちです。
また、腸は免疫力と深く関係している器官。腸内環境が悪いとアレルギー体質に結びついたり、風邪をひいたりと、さまざまな症状が出やすくなります。そこで、“キレイで元気な腸”を目指すため、毎日の生活で心がけてほしい「食事」「睡眠」「マッサージ」について紹介します。
【食事】
動物性のタンパク質や脂質を摂りすぎると、腸内に悪玉菌が溜まりやすくなります。野菜中心の食生活にシフトしましょう。
また、夏は暑いからといって冷たいものばかり摂っているとからだが冷え、腸の働きが鈍くなりがちに。
食事の最後にお湯や温かいお茶を飲むのがおすすめです。
【睡眠】
消化物を移動させる腸の蠕動(ぜんどう)運動は、副交感神経が優位に働くとスムーズに行われます。副交感神経はリラックスした状態に高まるもの。そのために良質な睡眠をとることが大切になります。
【マッサージ】
自宅でできる簡単なマッサージを紹介します。下のイラスト①~④を順番で行うと効果的です。寝る前や朝起きた時に行うのがおすすめ。極度の空腹時や食事の直後は避けるようにしましょう。
- 腸の巡りをよくするサラダのエステメニューです。お腹まわりや仙骨のあたりをリズミカルにハンドマッサージし、硬くなった腸をほぐしたあとミネラルパック。自律神経のバランスを整え、体内活性を促していきます。さらに腸を支える骨盤までしっかりケアすることで、健康的な腸の働きが戻ってきます。
私がアドバイスします!
- ビューティアドバイザー:堀内さゆり
- プレミア・ビューティ・アカデミー講師としてサラダのエステティシャンの育成にたずさわる。
南青山の邸宅型エステティックサロン「アユアラングレース」のトップエステティシャンでもあり、AEA認定講師、AEA認定インターナショナルエステティシャン、ICAM国際試験機構認定インストラクターの資格を持つ。
テレビ神奈川「ありがとッ!」にレギュラー出演するほか、女性誌でも活躍。
著書に『中半身に効く!「腸デトックス」ダイエット』(講談社)がある。