「角質培養」で丈夫なお肌を作る方法

2017年3月21日 20:10
 



顔に赤みやかゆみ、ピリピリとした痛みやニキビなどのトラブルが現れてきたら、それは肌が薄くなっているのかもしれません。

実は肌が薄くなってしまう原因は「お肌のお手入れのしすぎ」が多いのです。肌トラブルを防ごうと頻繁に洗顔したりピーリングや毛穴パックを多用する方がいますが、これが角質層を薄くする原因になり、逆に肌トラブルを招くことになるのです。

お手入れのしすぎで薄くなり角質層のバリア機能が落ちてしまったお肌の角質層を健全に育てるためには「角質培養」という考え方が重要になります。

「角質培養」の基本は、できるだけ何もしないこと

角質培養とは薄くなった角質細胞が成熟するまで育つように見守り、正常な角質層の厚みを取り戻させることで、肌のバリア機能を正常にすることを言います。

角質細胞が成熟するまで育てるためには、今まで与えていた刺激を与えないこと、つまり最低限のケアにとどめ、できるだけ肌に何もしないことが大切です。具体的には、化粧、洗顔(クレンジング)、保湿(スキンケア)、環境(紫外線や外気温など)で生じる刺激をできるだけ少なくし、角質が正常に育つまで見守るのです。

化粧、洗顔(クレンジング)
化粧はしないのが理想ですが、そうもいきませんので、目元などにポイントを置いた薄めの化粧にしてください。

洗顔は、手やスポンジ等でゴシゴシこすらないことはもちろんですが、使用する石鹸類も刺激物の入っていないものを選ぶようにしましょう。できれば合成界面活性剤を使っていないシンプルに作られた固形石鹸で顔を洗うことをオススメします。まちがってもスクラブ剤の入った洗顔料や、角質をこそぎ落とすピーリングは使用しないようにしましょう。

また値段の高い物である必要はなく、自分の肌に合うものを使いましょう。泡立てる時は洗顔ネットなどを使い、キメの細かい泡を立てます。手で皮膚を摩擦しないように注意しますが、泡を皮膚に乗せて流すだけでは不要な皮脂は落とせません。皮膚の上で泡を転がすように動かし、また指の腹を使ってやさしく洗い上げてください。強くこすってしまうとシミの原因になるので注意しましょう。

クレンジングも基本的にはNGです。石鹸で落ちる程度の化粧にし、どうしても油が気になる場合だけ部分的に使用するようにしましょう。角質培養で成熟した角質細胞が揃うと、ターンオーバー(新陳代謝)が正常になり油分や古い角質が肌に留まらなくなるため、ニキビ等の肌トラブルが減ります。

保湿(スキンケア)
肌のために唯一していいことで、しかも必ずしてほしいことがあります。それが、保湿ケアです。

保湿ケアには、保湿能力の高い成分が配合された化粧水や乳液を選ぶと良いでしょう。保湿成分はいろいろとありますが、その中でもセラミドは角質層で水分を保持する機能とバリア機能を担っている保湿成分です。角質培養には欠かせないものですのでオススメです。

環境(紫外線や外気温など)
紫外線対策は必ず行ってください。化粧をするのであれば、SPF(紫外線防御指数)やPA(UVA防御指数)表示のあるものを選んでみるのもいいでしょう。ただし日焼け止めやその機能のある化粧品であっても、厚塗りは肌への刺激が強いのでNGです。日傘を差したり帽子を被ったりすることで、対策するようにしてください。

また冬場は外気温と室内の温度の差が激しいので、衣服の着脱をマメにするなどして、できるだけ寒暖差を和らげる努力をしましょう。

根気よく待つことが大切

角質層培養は1〜2か月で完成するものではありません。そのため、この間に肌が気になることも多々あると思います。例えば、洗顔しても油分をある程度残しますので、角栓ができて気になるというものです。

しかし手洗いや殺菌をし過ぎると手の肌が荒れるように、角栓やいらない角質を取り切ろうとすると必要なものまではがしてしまい、肌にダメージを与えてしまいます。ケアで迷うことがあれば「できるだけ何もしない」という基本を思い出し、しばらく様子を見る習慣をつけてしまいましょう。

もちろん、明らかにおかしいと感じる症状でしたら皮膚科を受診し、医師の指示に従ってください。

角質培養の最中は理想の肌にはなれないかもしれませんが、健康な肌を手に入れるための大切な期間です。理想の肌を手に入れるためにも、根気よく取り組みましょう。

※皮膚が痛いときにすぐできるケア方法については、「顔の皮膚がヒリヒリ・ピリピリ痛い時の正しいケア方法 (http://www.skincare-univ.com/article/004723/)」をご覧ください。

また、その赤みや肌荒れの原因について詳しく知りたい方は、「菲薄化(ひはくか) (http://www.skincare-univ.com/article/004724/)」や「ビニール肌 (http://www.skincare-univ.com/article/004725/)」の記事をご参照ください。監修:尾山修一

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