私は北海道に住んでいますが、冬のランニングでもかなり汗はかきます。
ランニングで汗をかいた後のご飯はまた格別ですね。
そういえば、クロスカントリースキー(距離スキー競技)の選手は、汗と鼻水が顔の氷柱(つらら)になるくらいどっぷりと汗をかいています。
ランニング(有酸素運動)と汗の関係って意外と知らない人が多いのではないでしょうか。
汗はなぜ出るのか
汗の最も重要なき役割は体温の調節機能です。
気温の上昇や運動、風邪の発熱等で体温が高くなった時に発汗は起こります。
汗の水分が皮膚の上で蒸発するときに熱が奪われ、それによって体温を36.5℃前後に保つことができるのです。
いわば汗は、皮膚の表面で“打ち水”としての機能を果たしています。
ランニングで汗をかかなければ痩せない?
ランニング(有酸素運動)は、呼吸で酸素を取り込み、体脂肪を燃焼させてエネルギーに変えています。
このとき、発汗と脂肪燃焼は関係ありません。
脂肪を燃焼することで、体脂肪は減っていき、その結果体重も減っていくことになります。
ただし、体脂肪が燃焼し始めるのはランニング後20分を経過してからなので、ダイエットをする場合は、その時間以上のランニングが必要になります。
よくボクサーが厚着をして室温を上げながらトレーニングしており、汗=減量というイメージがあると思います。
ボクサーは日々のトレーニングですでに体脂肪が落ちた状態になっており、軽量をパスするため水分を抜いて一時的に体重を落としているのです。
ですから、かいた汗の量と脂肪燃焼(痩せること)に比例関係はありません。
また、夏はダイエットに効果的で、夏のランニングは脂肪が燃えやすいと思われている方もいます。
しかし、気温が低いほど人間は体温を保つのにエネルギーを使うため、基礎代謝が高くなる冬の方が、ダイエット効果があると言われています。身体が温まりにくく、けがや故障につながるのも冬なのでデメリットもありますが。
ランニングはスピードを上げないと効果はないのか
ランニングでスピードを上げていくと心拍数が上がっていきます。
心拍数は運動の強度を表しますが、最大心拍数の60%~70%の運動強度を目標にランニングをすることで、基本的な持久力が増し脂肪燃焼に最も効果があります。
60%~70%の運動強度のランニングは、周りの人と会話ができるようなスピードです。
最大心拍数の70%~80%の運動強度では、ランニングのスピードは増して行きますが、辛くなり長くランニングを続けることができず、脂肪燃焼効果は落ちることになります。
運動強度が90%を超えると瞬発力は向上しますが、脂肪燃焼効果はさらに悪くなってしまいます。
このように、ランニングを続けているとどうしてもスピードを上げたくなるときがありますが、ランニング効果を考えるとニコニコ笑いながら走るのが良いと思います。
ランニングで汗をかかなくなってきたら問題あるのか
スピードを上げるなど運動強度が高くなると、身体は体温を下げようと大量に汗をかきます。
しかし、あまり大量に汗をかくと汗は蒸発せずに流れてしまいます。
汗が流れるようになると熱は放出されず身体の中にこもり、さらに汗が出てきます。
発汗にはエネルギーが消費されるので、大量の汗は余分にエネルギーを使うことになり、疲労が蓄積されることになります。
普段、あまり運動をしていない方が急に走ったりすると、このような状態になります。
逆に、日常的にランニングしている方は、多少スピードをあげても、運動強度は丁度良い範囲で走っていることになります。
その状態では、体温上昇が少ないので、汗の量が少なくて済みます。
汗の量がすくないので、うっすらと汗をかく状態です。
一般的にランニングを続けていて、汗をかかなくなってくるというのはランニング効果が現れていると言えます。
しかし、体内の水分が不足している場合には汗をかきにくくなります。
脂肪燃焼のためにも水分は必要なので、ランニング前や途中には水分補給を心がけて下さい。
発汗という生理反応に狂いが生じているケースもあります。
いつもエアコンの快適さに身を委ね、運動もしないという生活環境では自律神経に狂いが生じ、汗腺も機能不全を起こしてしまいます。
体温の上昇とともに自然に汗をかく生活習慣が大切です。