2014年11月の抗がん剤治療のあと、副作用があまりにつらいので二度と抗がん剤はするまい、そのためには再発しない方法を考えたい…と思い詰め、にんじんジュース断食という方法に辿り着きました。実践のため、2015年の年が明けると早々に伊豆にあるヒポクラティック・サナトリウムに申し込み、5月の連休を利用し、向かいました。その体験についてご紹介します。
1. 石原先生の著書を読んで
抗がん剤治療をするかしないか、で激しく悩んでいたときに夫が買ってきてくれたいくつかの本のなかの一册だ。
身体を温め、免疫力を高めることでがんは治るという。
抗がん剤の治療をするかしないかで主治医ともさんざん話し合ったし、高校時代の友人(乳腺の専門医)にも聞いた。
いずれも勧められ、抗がん剤をしないと後がないような気がした。
だけど、なぜ、今元気なのに、そんな薬で「元気でなくなる」ようなことをしなければいけないのか、なかなか納得がいかなかった。
石原先生は、「もしやるのなら低用量にするよう医師に伝えたらいい」と書いていた。それが叶うかどうかわからなかったけど(初回の治療の副作用がきつくて結果的に用量は減った)。
「そうだ、抗がん剤に負けない身体を作ればいいのだ!!」と決意した。
自分は手術もおわって「今はない」はずのがんだけど、2014年10月から朝はしょうが紅茶と人参林檎レモンジュース、昼はとろろ蕎麦、夜は好きなものを好きなだけという生活に変えた。
おかげで長年の便秘は改善し、きわめて快「腸」な毎日になった。
そうした生活の仕上げとして、どうしてもこのサナトリウムには来たかったのだ。
2. 休暇をとる!
連休期間中は混んでいると思ったがまとまった休暇がとれるのはこの時期しかない。
実は、秋から冬にかけて仕事はてんてこ舞いだった。
抗がん剤で体調が悪い上に昨年、自分のチームのスタッフが2人やめてしまい、職場のイベント系の業務(企画、調整、現場手配の力仕事から食べ物の注文、稟議に会計処理)を単独でこなさなければならない状況に陥っていた。
職場の仲間は出来るだけの支援はしてくれるけど、人員削減でそれぞれみんな仕事を抱えていて、専属で業務を依頼することはできない。
何とか春には人員が配置されていることを期待し、正月開け早々に予約を入れた。
施設を利用するためには、現在の病状も書いて送らないといけない。部屋を使わせていただく前に受け入れていただけるかどうかの審査がある。
幸い「来ていいですよ」との返事をいただき、部屋はまだ空いていて手配をしてくれた。初回の断食は理想的には10日間というので、連休前後に有給休暇も入れて何とか確保した。
抗がん剤治療の間も、「これを乗り切ったら断食でデトックス!」と楽しみに待っていたのだ。
3. 断食初日
そうしてついに4月28日、断食初日を迎えた。
品川駅からスーパー踊り子号で12時56分伊豆高原に到着。
駅からは車で15分ぐらいと書いてあったけど、一人でタクシーに乗るのももったいないのでバスを使うことにした。
バスは1時間に1本しかないが、ちょうど1時40分のバスがあったので駅前の足湯に足を浸けて少しゆっくりし、バスを待った。サナトリウム近くの初島台駅まで約15分。ちょうどチェックインタイムの2時ごろにチェックインできた。
到着後は職員さんに館内案内を受け、荷物を紐解き、Wi-Fiを確認、早速温泉に入った。施設は家庭的で時間がゆっくり流れるような気がする。
中庭には東屋があり、うぐいすの声も聞こえてすごく癒される。
4. 食後もゆっくり自由気ままに
食後(食?)施設備え付けの談話室に行き、書庫から本を漁る。色々立ち読みした結果、コミック「動物のお医者さん」(なつかしい!)と渡辺淳一の「女優」を借りて部屋に戻った。
翌日のスケジュールをきちんと決めないとだらだら過ごしそうだったのでだいたい決めてノートに記載。
10時には寝るつもりで8時には再びお風呂。部屋風呂もあるけど、温泉のある浴場へ。歩いて数秒の建物なので気軽に行ける。
これで初日は終わり。覚悟していたせいか、人参林檎ジュースは意外とカロリーがあるのか、おなかが空いて寝付けないということはなさそうだ。こうして、何ヶ月も待ち望んでいた断食体験の初日が終わった。
後日談:この断食後の私の食生活は基本的に朝はにんじんリンゴレモンジュース、お昼はお蕎麦。夕食は主にご飯、お味噌汁、野菜、お魚という生活です。快調です。また、快腸です。
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